情報デザイン学科 クロステックデザインコース

2018年4月、クロステックデザインコース始まる。

クロステックデザインコース、始動。

さまざまな分野・領域を横断したテクノロジー(Technology)に、デザイン的価値を交差(クロス)させることによって、
日常生活におけるサービスや、ビジネスシーンにおいてイノベーションを起こす人材を育てていく。
「X-tech」という新しい価値を生み出す、クロステックデザインコース。すべてがネットにつながる時代へ向けて、
2018年4月、まったく新しいデザイン教育がはじまります。

  • こころを動かすのは、技術ではなく、デザイン。

    1.
    こころを動かすのは、技術ではなく、デザイン。

    人は、新しい技術にワクワクするのではなく、それを使って暮らしが良くなるときに驚きと喜びを感じます。本コースでは、「世の中をどんな風に変えたいか」というコンセプトからデザインできる力を育みます。

  • もっと、人に寄り添うデザインを。

    2.
    もっと、人に寄り添うデザインを。

    モノよりも先にコトを、技術よりも先に人を見つめ、「どんな人にどんな価値を届けたいか」「どう世の中に広げていくか」までデザインしたうえで、ものをつくる。共感とともに人に受け入れられるデザインを学びます。

  • テクノロジーの力も、味方にできる人へ。

    3.
    テクノロジーの力も、味方にできる人へ。

    本コースでは、材料や工学の基礎知識を学び、自分の手で工作機械や3Dプリンターを操りながら、ものづくりを経験していきます。試作品ではなく使ってもらえる“完成品”まで仕上げ切る力を身につけます。

  • 製品・サービスを、4年で社会に出す。

    4.
    製品・サービスを、4年で社会に出す。

    3年生からチームで製品・サービスの開発に取り組み、できあがった完成品を、在学中に社会に向けて発売します。実学の先をいく「社会実装教育」という考えのもと、世の中に新しい価値を提案できる人材を輩出します。

  • 文系・理系、不問。一から学べる、デザイン教育。

    5.
    文系・理系、不問。一から学べる、デザイン教育。

    高校で美術やデザインを学んだ人だけでなく、工業系の学校や普通科出身者など、幅広い学生にチャンスが広がっています。デザインやコミュニケーションの基本から、素材や技術の専門知識まで、総合的な力を養います。

Internet of Things IoTの世界が、はじまる。インターネットとつながるって?

IoT(Internet of Things)とは、身の周りのあらゆるモノや情報、そして人間がインターネットでつながる社会。世界では、インターネットの普及により、さまざまな製品・サービスの世代交代が進んでいます。そんな中、これまでの働き方や固定概念にとらわれず、「どれだけ人々の暮らしを便利に、面白く、ゆたかにできるか」を柔軟にデザインできる力が求められています。

  • 医療 × IoT × デザイン

    HACKberry ハックベリー

    HACKberry ハックベリー
    もっと気軽に、もっと楽しく。世界の人に、筋電義手を届けたい。

    3人のデザイナー、エンジニアが自前の機材や3Dプリンターでつくった筋電義手。今では、海外のエンジニアやデザイナーが義手をカスタマイズしたり、自分で義手をつくる工程を映像にしてWebで公開したりしています。

  • 音楽 × IoT × デザイン

    Orphe オルフェ

    Orphe オルフェ
    音楽という表現を自由に広げて、誰かの毎日を彩っていく。

    特別な演奏を覚えなくても、音楽を日常の中で楽しむことのできるシューズ「Orphe」。音と光と動きによるパフォーマンスを“ファッション”として楽しむことができます。

  • 健康×IoT×デザイン

    INUPATHY イヌパシー

    INUPATHY イヌパシー
    犬と人間の関係性をより一歩前に進めたい。

    愛犬が何にストレスを感じて、どうすればリラックスしてくれるのか知りたい。飼い主の気持ちから生まれた世界初の“共感デバイス”。心拍の変動を測る技術によって、色と光で犬の気持ちを教えてくれます。

カリキュラム

4年後、あなたの製品を、

発売します。

製品開発も、サービスのリリースも、起業も。
ここでは遠い未来の話じゃない。
在学中に、あなたの仕事を世に問います。

1年生

製品やサービスを「社会実装」するための仕組みを理解する。

現在ある製品やサービスの構造を分解することを通じて、モノやコトの仕組みを学びます。新しい物事を理解したり、つくり出すためには自分の手でふれて検証することが有効なアプローチとなります。本コースが目指す、モノやコトによって「どれだけ便利で人々の生活が面白くゆたかになるのか」というコンセプトのデザインの基本を手にします。

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クロステックデザイン演習 Ⅰ
新しいモノを理解したり、つくり出すためには、自分の手でふれて検証することが有効なアプローチとなります。身近にある製品を分解して、ソフトウェアとハードウェアの構造を理解。コンセプトからデザインへの基本を修得します。
スタートアップ概論 Ⅰ
今までにないイノベーションやビジネスモデルを通して、人々の生活と社会を変えるスタートアップ。実例にふれてその意義や姿勢を学び、自分でも仮説と検証を素早く繰り返すことで、早期発見と実践の大切さを理解します。
2年生

「人の心が動く」ポイントを理解し、製品やサービスのアイデアを創出する。

人の心を動かす今までにないイノベーションを通じて、新しいビジネスモデルを開発することで、人々の生活と社会を変えることの意義を学びます。実際にスタートアップ企業の事例を学ぶことにより、スタートアップ(会社をつくること)が困難なものではなく、そこに必要な視点は何かを手にします。

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ブランドデザイン概論 Ⅰ
ブランディングの基本プロセスを学びます。ブランディングとは、ある製品・サービスの価値をユーザーに伝え、市場でのポジションを築くマーケティング理論。あらゆる領域に求められるその要素を、実例をもとに分析します。
広報PR概論
さまざまな媒体(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなど)の広告を実見・検証し、伝達の速度やプロセス、効果について学びます。また、広報・PRも実見し、その差異や特性を明確に理解したうえで活用法を学びます。
3年生

各自の特技を結集して、チームで製品・サービスを生み出し社会に発信する。

各自が2年間学んできたことの中から、自身の得意技を見つけます。社会の仕組みと同様にさまざまな特技を持ったチームで製品・サービスを創出します。自分(たち)が欲しいモノやサービスを自分(たち)の手で生み出すことを通じて、同じモノやサービスを欲する人に向けた事業モデルの創出につなげます。

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クロステックデザイン発展 Ⅰ・Ⅱ
チームで製品・サービスを創出します。これまでの学びを活かし、自分(たち)が欲しいモノやサービスを考えたり、さらには、企業から提供された技術やデータの活用、リサーチなどをもとに製品やサービスの創出を行います。
UI(ユーザーインターフェイス)/UX(ユーザーエクスペリエンス)論
UIは、ユーザーにふれる全ての「情報」を意味し、UXはユーザーが製品・サービスを通じて得られる「体験」を指します。UI/UXの重要性とその活用法を理解し、ユーザーの体験をゆたかなものにするために必要な理論を修得します。
4年生

「完成された」製品・サービスを使って、社会に新しい価値を創出する。

完成された新しい製品・サービスの社会実装・スタートアップの創出を通じて、日常生活におけるサービスや、ビジネスシーンにおいてイノベーションを創出し、新たな社会的価値や経済的価値を生み出す卒業制作を実現します。

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スタートアップ実践 Ⅱ
自分たちがつくる製品やサービスを社会実装する(実際に人に使ってもらう)方法を実践の中で学びます。スタートアップの可能性を分析・シミュレーションし、クラウドファンディングを活用した資金調達を目標とします。
卒業研究・制作
さまざまな分野・領域を横断したテクノロジーにデザイン的価値を交差(クロス)させることによって、新しい製品やサービス、スタートアップを創出。新たな社会的価値や経済的価値をも生み出せる研究・制作を実現します。

こんな製品・サービスが作れる 自分のアイデアを、社会に実装しよう。

「4年で製品を世に出すなんて、自分にできるの?」
安心してください。本コースには、人の心を動かすプロジェクトや製品・サービスを、次々と生み出している人が集まっています。
くまモンから、3Dプリンター製の自転車まで、ここに並んでいるのは、本コースの教員が実際に関わった仕事たち。
豊富な経験にもとづいた指導とカリキュラムで、あなたの成長を加速させます。

  • OTTO

    OTTO

    コンセントをスマートに収納。インターネットでON/OFFの操作が可能

  • BEAMS TEAM JAPAN

    BEAMS TEAM JAPAN

    40周年を迎えたBEAMSが日本の名品や文化を紹介するプロジェクト

  • Tipron

    Tipron

    投影場所に自動で移動してくれるホームロボット型のプロジェクター

  • ORBITREC

    ORBITREC

    3Dプリンターを利用して、ユニークな形状とカスタマイズを実現した自転車

  • DOMINATOR

    DOMINATOR

    人気アニメの武器を精巧に再現。アプリと連携して遊べるスマートトイ

教員インタビュー

人に使ってもらえる“完成品” まで、踏み込んだデザインを。
教授(予定) 小笠原 治(左)
20代の頃、国内最大手のデータセンター「さくらインターネット」の設立に、共同創業者として参加。現在は(株)ABBALab、(株)nomadの代表取締役。DMM.make AKIBAプロデューサーを務め、若い世代の起業や交流、ものづくりを支える。経済産業省新ものづくり研究会委員及びフロンティアメーカーズ育成事業PMなども歴任
4年後のあなたを、私たちが一番、楽しみにしている。
教授(予定) 軽部 政治(右)
2006年、脚本家の小山薫堂氏とともに(株)オレンジ・アンド・パートナーズを設立。「くまモン」や「BEAMS TEAM JAPAN」プロジェクトなど、コンテンツと広告・ブランディング、PRなど様々な要素をMIXしたマーケティングメソッドを構築しコミュニケーションクリエイターとして活動中。東北芸術工科大学 デザイン工学部 企画構想学科教授。
Q. 新しいコースでできること、学生たちに何を学んで ほしいですか?
インタビューを読む

小笠原:

これまでのデザイン教育では、アイデアを人に見てもらうためのカタチにしても、実際に製品・サービスとして“人に使ってもらう”ところまでは至っていませんでした。本コースの工房では、3Dプリンターをはじめモノづくりに必要な設備と道具を整え、自分たちでそれを使って、試作品ではなく完成品をつくり、社会にリリースすることができます。
さらに、実際に20代で起業をして新しいプロダクトを生み出している若者たちを講師として招いたり、彼らのもとへインターンシップに出向いたりすることで、自分の関わったモノやコトを社会に実装していく過程を、早くから経験してもらいたいと考えています。

軽部:

私は、さまざまな自治体や企業の仕事を手がけてきました。そのときに大切にしているのが、伝えたい相手にメッセージを受け入れてもらえる環境を先につくること。正しいことをそのまま正しいと言っても、受け入れてもらえるとは限りません。相手が聞きたい情報に変換してから伝えてあげることが必要なのです。
モノづくりも同じで、いくら素晴らしい技術があっても、人の心がそれを拒めば意味がありません。本コースでは、製品をつくる前の段階から、人のコミュニケーションとは何なのか、人の共感をつくるとはどういうことなのかを学生たちに伝えていきます。

Q. この学科で学ぶと、どんな人になれますか?
インタビューを読む

小笠原:

在学中から製品やサービスをリリースする経験をし、デザインだけでなくマーケティングや経営についても学ぶことで、起業家やこれからの時代にふさわしいリーダーを育むことができると考えています。世界に新しい価値を届けられる人、新しい喜びを届けられる人は、大企業でもスタートアップでも求められていく人材。本コースで、デザインを通して社会にイノベーションを起こせる人が巣立っていくことを願っています。

軽部:

4年後、どういう人材が育っているか。正直、私たちにも分かりません。なぜなら、時代が変わるからです。クロステックというまったく新しい領域で、これからを担う新しい人材を育むコース。同じような教育を受けた人なんて、今の大人にはいないのです。だからこそ、おもしろい。ここからどんな人が社会に出ていくのか。私たち自身が、誰よりも楽しみにしています。

Q. 未来の学生に向けて、メッセージをお願いします。
インタビューを読む

小笠原:

みなさんのまわりには、さまざまな情報があふれていて、夢や目標をあきらめる理由だって簡単に見つかってしまうかもしれません。だけど、インターネットで人とモノと世界がつながれる社会は、若い人にとって大きなチャンスです。自分のやりたいことって、やろうと思えばできるんです。僕のまわりには、20代の若者がわずか1・2年で製品を世に出したり、会社をつくったりということが、もう当たり前のように起こっています。そのことをみなさんに知ってもらえる場を、つくっていきたいです。

軽部:

製品やサービスをつくる前に、やるべきことがあります。人の心が動くポイントは、どこにあるのか。そのコミュニケーションをどのように組み立てたらいいのか。そのベースを理解した人がデザイン力や技術を身につけてプロダクトをつくれば、きっと人に寄り添ったモノとコトをつくれると思うのです。まずは、人の心を動かすこと、人を喜ばせることから考え始めましょう。

将来の進路

将来の進路

自分の未来だって、デザインできる

IoT社会に向けた
新しいデザインを学べば、
製品も、サービスも、
会社だって自分でつくれる。
つまり、どこでだって活躍できる。

起業家、
スタートアップ

インターネットを通して、事業を立ち上げるためのパートナーや出資者と出会い、開発した製品・サービスもネットで世界に発信していく。IoT社会は、自分で何かを始めたい人にとってチャンスの時代だと言えます。

企業のデザイン部門・商品開発部門

メーカーなどに在籍して、ものづくりの一翼を担う人材。海外メーカーとの競争も厳しさを増す中、商品のカタチや性能だけでなく、ものづくりの仕組み自体をつくり変えていけるデザイナーが待望されています。

広告代理店

クロステックデザインコースが伝える、人に寄り添ったものづくりや企画力、マーケティングの知識は、広告、プロモーション、ブランドづくりなど、人の心を動かすコミュニケーションを考えるうえでも役立ちます。

企業の企画部門

社会が急激に変化している今、ものづくり企業に限らず、接客サービスや金融、IT、公務員など、あらゆる仕事で企画の重要性が高まっています。取引先や生活者との新しい関係を生み出せる人が必要とされています。

新産業・新サービスの
創出、PR

近年は、企業や学校、自治体などが一緒になって新しい産業やサービスをつくるケースも増えています。そんなプロジェクトの一員として企画やPR活動に携わることができれば、活躍の幅はさらに広がるはずです。

Q & A

入学試験は、どんな選考がありますか?
夏と秋に体験授業型AO入試を実施します。2日間大学に来て、クロステックデザインコースの体験授業を受け、課題に取り組んでもらいます。大学の教育方針を理解するとともに、時間をかけて総合的に評価を受けられる入試です。また国語・英語、小論文、鉛筆デッサンで受ける入試や面接型、センター試験利用型もあります。
私は文系です。物理や数学を選択していませんが、興味があります。授業についていけますか?
大歓迎です。本コースは、技術やデザインを一から学べるカリキュラムを組んでいます。今まで工学に関わっていない人ならではのアイデアが、きっとあります。「何かつくりたいものがある」「やりたいことがある」。まずは、その気持ちが大切。どんどん好きなことにチャレンジしてください。
工業高校に通っています。大学ではどんな授業からスタートするのですか?
アイデアと技術をどうクロスさせるかという、総合的な視点を身につけていくことが本コースの目的です。工業高校で技術を培ったメンバーとアイデアを得意とするメンバーがチームをつくり、新しい製品・サービスの創出を目指します。
就職先は、具体的にどんな企業のどんな部門になりますか?
世の中に製品やサービスがあふれている今、多くの企業が、企画やデザインの力を必要としています。メーカーや広告代理店といった直接デザインに関わる仕事はもちろん、IT、観光、サービス業、行政、教育機関など、さまざまな組織において、これまでの仕事の枠にとらわれず活躍できる人を輩出していきます。
スタートアップ(会社をつくること)は簡単ではなさそうです。私にも可能性はありますか?
その考え方から変えてもらうことが、本コースの役割だと考えています。いま現実に、20代の若者がわずか1,2年で製品を世に出したり、会社をつくったりということが当たり前に起こっています。「テクノロジー」と「デザイン思考」を理解することで次々と新しいスタートアップが実現する。それを実践する場を用意しています。
工業大学と迷っています。工業大学でデザインを学ぶこととの違いは何ですか?
本コースでは、芸術大学として培ってきたデザイン教育を、さらに進化させていきます。技術を基礎から積み上げていく工学系のアプローチとは異なり、まず「暮らしや社会をこんな風に良くしたい」というアイデアがあり、そのために技術をどう生かすか、つくったものをどうPRするかまで含めて“デザイン”していきます。

施設・設備

アイデアをカタチにする。

そのスピードを、どこよりも早く。

2017年、ULTRA新工房、始動。

クロステックデザインコースのものづくりの拠点となり、
「在学中の製品発売」を本気でバックアップする場所。
それが、ULTRA新工房です。設備もサポートも、
集まる人たちも第一線。
ここから、どこにも無かったモノが生まれていきます。

3Dプリンターや最新機材が、ものづくりを加速する。
3Dスキャナーやデジタルデータ加工ソフト、3Dプリンター、その他さまざまな工作機械を揃えたULTRA新工房。試作品ではなく、スマートフォンのような実際の製品を、ここでつくり上げることができます。「①アイデアを出す②すぐカタチにする③発信する④実際に使った人からフィードバックを受ける⑤それをもとに改善のアイデアを出す」こうしたプロセスを高速でくり返すことで、世の中に本当に必要とされるものを届けられる力を鍛え上げます。技術を指導・サポートしてくれるスタッフも増員し、一人ひとりのチャレンジを支えていきます。
自由なつながりが、ものづくりの可能性を広げていく。
第一線の企業や、世界で活躍するトップアーティストやデザイナー、近隣の大学など、たくさんの人が集まるULTRA工房は、さまざまなかたちでコラボレーションや化学反応が起こりやすい環境です。ほかの分野のアイデアや表現に刺激を受けたり、最新のテクノロジーにふれて、できることを広げたり、製品化に向けて企業のサポートを受けたり。ここでの出会いは、あなたが世に送り出そうとしている製品やサービスをさらに面白いものに磨き上げ、あなた自身の可能性も、大きく育んでいきます。