卒業生紹介

森田 修平

SHUHEI MORITA

森田 修平〈 アニメーション監督・演出家 〉

九十九のスケッチ画と絵コンテ
九十九のスケッチ画と絵コンテ

アニメも、人生も。
迷ったらいつも、チャレンジに賭ける。

これまでの人生は、判断の連続でした。学生の頃、アニメーションという先のわからない業界に飛び込むときも、不安や親の反対がありました。安定したサラリーマンになるか、クリエイティブで食べていくか。未来を天秤にかけ、チャレンジすることを選んだから、僕は今ここにいます。監督の仕事でも、いちばん大切なのは「判断」。スタッフたちの作画やキャラクターに、一言「OK」と言ってしまえば仕事は終わりだけど、よりクオリティを上げる道があるならそっちに賭けてみたい。例えば『九十九』でアニメーションの質感表現に和紙を使ったのもチャレンジでした。和紙を一枚一枚スキャンして大変な作業でしたが、作品の世界観がさらに深まったと思っています。ただ、どの作品においても満足はしていません。つくり終えると必ず「ここが足りなかった」と気づいて、「次はもっとこうしよう」と奮起するんです。ゴールがないことが、この仕事のおもしろさですね。

アニメーション監督・演出家
情報デザイン学科 2000年度卒業

森田修平

第86回米国アカデミー賞 短編アニメーション部門にノミネートされた『九十九(つくも)』、TVアニメ『東京喰種』『東京喰種√A』など、数多くの作品の監督・演出を手がける。アニメーション制作会社「YAMATOWORKS」代表。

土村 芳

KAHO TSUCHIMURA

土村 芳〈 女優 〉

大学で初出演したあのときの、
新鮮な気持ちを忘れない。

オープンキャンパスに来るまでは、ごく普通の女子高生。自分が映画に出るなんて、想像もしていませんでした。大学での一番の思い出は、在学当時、先生でもあった林海象監督の『弥勒』という作品に出演できたことです。プロが撮る映画に出演するのは、初めての経験。しかも、永瀬正敏さんの少年時代という男の子役。撮影の一つひとつを今も鮮明に覚えているし、その新鮮な感覚をずっと大事にしたいと考えています。さらに、映画学科では、演技以外にも美術、照明、音声、監督をひと通り授業で体験することができました。おかげで今の撮影現場でも、それぞれのスタッフさんがワンシーン、ワンショットをすごく大事にしているのを、身にしみて感じられます。そんな現場がすごく好きで、私も精一杯ついていきたいと考え、演技と向き合ってきました。もちろん、はじめから自信があったわけではなくて、大卒からプロをめざすなんて遅いのではないかという不安もありました。でも、先生から「ここの経験は実績と同じぐらい役立つ」と励まされて、女優への道を歩むことを決断。2016年には、NHK連続テレビ小説や全国ロードショーの映画への出演の機会をいただくこともできました。「世界中の映画に出演する!」という気持ちで、これからもがんばっていきたいです。

女優
映画学科 2012年度卒業

土村 芳

ドラマ│NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』田坂君枝役 2016年10月3日~、TBS『コウノドリ』第5話明美役 映画│『何者』 2016年10月15日公開、『劇場霊』 2015年11月21日公開 PV│浜崎あゆみ『Step by step』(2015年)

能條雅由

MASAYOSHI NOJO

能條 雅由〈 アーティスト 〉

PIGMONT TOKYOで画材のエキスパートも務める
PIGMONT TOKYOで画材のエキスパートも務める

アーティストとしての自分を、
つくりあげる。

絵が上手いことと、アーティストとして食べていくことは違う。大学に入って、そう痛感しました。いろいろな日本画を見て、自分が描かなくても誰かが同じ絵を描くのではないかと悩んだ時期もありました。自分の作品にどう価値を持たせ、アーティストとしての自分をつくりあげていくか。その答えを求めて大学院に進学しました。現代美術の先生たちと意見を交わし、海外にも足を運んでトップアーティストの作品にふれるなか、これまでの常識に囚われず、どういう考え方で作品をつくるのか、自分自身をマネジメントしていくことを学びました。たどり着いたのが、慣れ親しんだ絵筆を捨て、描くことからも離れた、「銀箔」を使った表現。高校の頃、思っていた作家イメージとは違います。僕は天才肌ではないから、どういうスタンスで描くのか、ずっと考え続けてきました。自分にしか生み出せない価値を社会に届けていくことが、僕たちの生きる術だと考えています。

アーティスト
美術工芸学科 日本画コース 2012年度卒業

能條 雅由

大学院修了後、東京都内にアトリエでアーティストとして活動。「アートアワードトーキョー丸の内2015」「アートフェア東京2016」、能條雅由展「Mirage」など、20代にしてギャラリーやアートフェアに次々と出展。活躍の場を広げている。

羽渕梨捺

RINA HABUCHI

羽渕 梨捺〈(株)アマナデザイン│コンテンツプランナー 〉

2016年 冬、公開されたHäagen-Dazs 商品Webサイト
2016年 冬、公開されたHäagen-Dazs 商品Webサイト

世の中と商品との関わりを、
とことん考え抜く。

手を動かすことだけが、デザインじゃない。考えることそのものがデザイン。大学での4年間は、私のデザインに対する考え方を大きく広げてくれました。きっかけは、1年生のときに参加した「京造ねぶた」の制作。一人ひとりの発想やアプローチが全然違って、普通科出身の私にはそれだけで驚きだったし、そのアイデアをひとつにまとめ上げていく過程を体験して、ものづくりの先にはすごくたくさん考えることがあるって学べたんです。そこから、先生のアシスタントとして学内外の活動に参加したり、自分の好きな漫才をテーマに作品を発信したり、デザインと社会との関わりを見つめるようになりました。広告も、考えれば考えるほど相手の喜びにつながる仕事。ただ依頼されたものをつくるのではなく、商品のためにもっと良い方法はないか、今、世の中が本当に求めているのはどんなことなのか、とことん考え抜く姿勢を貫いています。

(株)アマナデザイン│コンテンツプランナー
情報デザイン学科 2012年度卒業

羽渕 梨捺

企画は自分の半径5mに引き寄せて考えるという羽渕さん。代官山に夏季限定ショップをオープンしたHäagen-Dazs「SUMMER TERRACE」や、“混ぜて食べる”という新しい食べ方を提案した「Decorations」など、次々と反響を呼び起こしている。

富永 省吾

ICHI

市(市川允也)〈 グラフィックアーティスト 〉

ももいろクローバーZ『Z』の誓いCDジャケットアートワーク
ももいろクローバーZ『Z』の誓いCDジャケットアートワーク

日本発の新しい文化で、
世界のファンを魅了する。

自分たちの好きな作品の世界を、もっとリアルに再現したい。人気アニメが次々と実写化されるなか、使命感にも似た想いから、アニメのなかの登場人物をCGや特殊メイクを用いてリアルにビジュアル化する「ANIMAREAL」というプロジェクトを立ち上げました。はじめは、自費での制作。大きな投資ではありましたが、クオリティに妥協することなくファンとして心から満足できる作品を創り上げました。それから、わずか3年から4年の間に大手出版社から仕事として“公式”の作品の依頼がくるようになり、2014年にはフランス・パリで開かれた「JAPAN EXPO」に招待。2万人の動員を記録し、立ち見が出るほどの会場の熱気に驚くとともに、作品への想いが海外にも届いているという手応えを感じました。今ではファンの90パーセントが海外の方々。これからも、世界のファンを魅了できる作品を追求し、日本発の新しいカルチャーを生み出していきたいです。

グラフィックアーティスト
美術工芸学科 油画コース 2003年度卒業

市(市川允也)

アニメとリアルを組合わせたビジュアルデザインプロジェクト「ANIMAREAL(アニマリアル)」代表。『いくさの子』『テンプリズム』『フェアリーテイル』など多くの公式作品を制作。「ももいろクローバーZ」のジャケットデザインも手がける。

有本ゆみこ

YUMIKO ARIMOTO

有本 ゆみこ〈 SINA SUIEN│ファッションデザイナー・作家 〉

2016年4月に行われた展示“睡園”で発表。キョンシーをモチーフにしたウェア。
2016年4月に行われた展示“睡園”で発表。キョンシーをモチーフにしたウェア。

いま世の中にない、自分の見たい景色、
欲しいものをつくる。

1つひとつ作品をつくる気持ちで服づくりをしています。色合いを楽しみながら、ああでもないこうでもないと、布に囲まれながら服をつくるのも、仕上げに刺繍を施すのも楽しい。中でも、ショーをやるのは自分の中でとても大切なこと。2014年の東京コレクションから2シーズンおきに出させていただいています。本番数十分間のために1年間準備して、当日その一瞬のショーを経験すると、もう中毒のようにはまってしまう。特別な時間ですごく神聖な時間です。学生さんもお手伝いに来てくれるのですが、ぜひ経験してほしいですね。私が学生の頃は、いろんな先生に出会って、出版社のお手伝いなんかもしました。出会いで自分が変わっていくので、いろんな経験が積めたことがよかったと思います。今もどんなに小さな仕事でも受けたからには、納得できるようにベストつくすようにしています。そんな中で、やっぱり自分にしかできない世界観を追求していきたいです。

有限会社神風動画代表取締役・演出
空間演出デザイン学科 2007年度卒業

有本 ゆみこ

2014年春夏コレクションで東京コレクション初参加。展覧会、コレクションの発表、ワークショップ、マンガ執筆などの活動中。きゃりーぱみゅぱみゅがCMで衣装を着用するなどメディアでも作品が起用されている。

髙橋洋介

YOSUKE TAKAHASHI

髙橋 洋介〈 金沢21世紀美術館│学芸員 〉

BCL《Ghost in the Cell》2015 展示風景
BCL《Ghost in the Cell》2015 展示風景

写真提供:金沢21世紀美術館

僕らの時代の、
新しい展覧会をつくる。

大学附属の高校に通っていたので、はじめは親や教師や友人に芸大進学を強く反対されました。でも、自身の直感と信義を信じて活動するうちに周囲も理解を示してくれるようになりました。アートプロデュース学科では、1年生から展覧会を任せてもらい、理論と実践を両輪に、キュレーターとしての素養を身につけました。美術館で展覧会の企画・運営を手がけるようになった今、追求しているテーマの一つは、「今の日本でしか生まれないものは何か」ということです。例えば、アイドルやマンガ、アニメ。海外から見ると奇妙で、ほかの伝統的文化と比べると軽く見られがちな現代日本のポップカルチャー。そこに隠された歴史の深みと創造性を、どんな作品を、どんな空間、どんな順序で見せていくか。展覧会には、人生や時代を丸ごと込められる奥行きがあります。同じ時代を生きる人とともに、今自分たちの世代がいる意味を考え、新しい価値を生み出していきたいです。

金沢21世紀美術館│学芸員
アートプロデュース学科 2009年度卒業

髙橋 洋介

金沢21世紀美術館で、23万人を超える来場を記録した展覧会《Ghost in the Cell(細胞の中の幽霊)》を担当。「iPS細胞」と「初音ミク」、日本が生んだアートとバイオテクノロジーの融合により、生命とは何かという問いを投げかけた。

卒業生のいるお店
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