D&DEPARTMENT PROJECT

D&DEPARTMENT PROJECT

売り場で学ぶ
デザイン教室、
本日もオープン。

D&DEPARTMENT PROJECTって何?

よくある産学連携との違いは、店舗運営そのものが授業であること。参加する学生は、店に並べる商品探しから製造元との交渉、店頭での接客やイベント企画まで自分たちの手で行い、売り場からデザインを学びます。

D&Dが目指すこと

実社会でも多くのデザイナーが、自分の商品が売られる現場を知りません。けれどいくら良いモノでも、売り方が悪ければすぐゴミにされます。学生が売場に立ち、一般のお客さまの声や反応にふれることで、「長く愛されるモノとは」「いい売り場とは」を本気で考え実践できるデザイン教育をめざします。

D&DEPARTMENT PROJECTの流れ

「京都らしさ」を伝えられる商品を見つけ出す。
学生自身が直接製造元と交渉して販売許可を得る。
商品の魅力を伝える接客やイベント企画を店頭で実施。

Interview with

キャラクターデザイン学科 キャラクターデザインコース / 4年生
山﨑 修平 さん

ひとに語ってもらえるものを、いつかこの手でつくりたい。

プロジェクト1期生として、立ち上げから参加。D&D大阪の店舗を見学させてもらったとき、店員さんと商品の距離が近いことに感心しました。「この商品をつくっているのは、こんな人」とか「この地域は、こういう風土だから質がいい」とか、まるで自分のことを語るように説明できるんです。僕らもそんな風になろう!と、商品の勉強に取り組んでいましたが、僕自身の中ではもうひとつ別の想いが芽生えました。それは、いつか自分でも、こんな風に誰かに熱く語ってもらえるものをつくりたい、という気持ちです。ナガオカケンメイ先生は「つくらないデザイン」という。でもそれは一度つくる手を止めて、周りにあるものを深く見よう、という意味かも。ものを通して地域を見直し、人を見直した先で、またつくりだせるものがある、と感じています。

D&DEPARTMENT PROJECT プロジェクト紹介

商品セレクト

京都らしい
長く愛されている商品を探す

「ロングライフデザインであること」、「地域らしさを伝えられるものであること」。まずは、店舗全体のコンセプトにふさわしい商品探しからスタート。なぜそれが京都で生まれ、愛されてきたのか。「もの」と「京都」のつながりを自分のなかで組み立てることができたら、次は、どんなメーカーがその「もの」をつくっているかを調査し、実際に店頭で紹介したい「商品」をセレクトします。

交渉・商品研究

各メーカーには学生が直接交渉。
同時に商品を学ぶ。

選んだ商品を店舗で取り扱わせてもらえるよう、学生自身が各メーカーと直接交渉。自ら作成した企画書を持参し、説得にあたります。老舗だけに難航する場合もありますが、乗りこえた先には、大変さを上回る価値ある関係を築けます。また、それぞれの商品について自分がお客さまに語れるよう、職人や会社への取材を行い、生きた知識を深めます。

店頭での接客

ショップやカフェで一般のお客さまに、商品の魅力を紹介。

学生がショップの売り場やカフェに立ち、自分たちで選んだ商品を自らお客さまに紹介。その魅力を伝えることで販売につなげます。一般のお客さまからの声や反応を直に知ることで、「世の中でなにが求められているか」「人々がどこに魅力を感じるのか」といったものづくりにおける考え方を体得。長く愛され、使われ続けるものをつくる、というロングライフデザインの新たな担い手としての素養も養えます。

イベント・展覧会

ものを「売る」難しさを
イベント企画で実感。

商品のなかには、説明だけでは魅力が伝わりにくい商品もあります。そこでショップに併設されたギャラリーを活用。一般の人々に商品を理解し、購入意欲を高めてもらうためのイベントや展覧会を、学生の手で企画・実施しています。どんなに美しい展示でも、売上げに結びつかなければ意味がない。反省会などを通して店舗運営の現実的な難しさと向きあい、ビジネスとしてのものづくりに対する考え方を深めます。

学生がセレクトした商品例

鳴海屋(ナルミのあられ)

京都のぶぶ漬け、つまりお茶漬け用の「ぶぶあられ」を製造。国産のもち米を原料に、昔ながらの製法でつくられた素朴な味わい。

大石天狗堂(花札)

1800年創業のかるた老舗で、全国に出回っている百人一首のほぼ100%を製造。かるたや花札を通して、京の雅や遊びを現代に伝える。

山田製油(胡麻油)

添加物・保存料を一切使用せず、手間ひまかけて完成させる「一番搾り」の胡麻油が自慢。胡麻栽培を通して海外教育支援にも協力。

山田繊維株式会社(ふろしき)

昭和12年に創業した、今では数少ない「ふろしき専門メーカー」。伝統的な商品のほか、現代に適した素材や柄のふろしきも手がける。

尾上製作所 バケツ防火用

ロングライフ歴約40年の赤いバケツ。京都の街並みを作り上げるものの一つとして存在している。