雪の音

12月 22日, 2010年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

こんにちは!
先日、こちらで「亀治郎の会」の
レビューを書いた江川です。
今回は、公開連続講座「日本芸能史」、
略して日芸史についてお伝えします!

日芸史は、毎年行われている講座で
今年でなんと9年目。

今年度のテーマは「聖と俗」です。

昨日行われた「鳴り物」の
授業の様子を見ていきましょう。

ひとつひとつの楽器の説明をしているところです。
「鳴り物」とは、日本の伝統打楽器と笛による音楽のことです。
手前にある大太鼓では、「雪の音」を
演奏していただきました。

本来は、雪が降るときに音はしませんが、
ふわふわのボンボンがついたバチで
大太鼓をたたいて
しんしんと降り積もる雪深い風景を
表現されていました。


講師の先生は藤舎呂船(とうしゃ・ろせん)先生です!(画面中央)
先生自らも演奏のご披露をしていただきました!
写真のように、「鳴り物」は
主に三味線音楽と一緒に演奏します。

それから、この授業では、
小皷(こつづみ)が、湿度に大変敏感だということを
実際に聞かせていただきました。
適度な湿度を保っていないときと
息を吹きかけて湿度を調整したときの音が
全く違い、客席から
「おー」という声が漏れました。

おしまいに、

コーディネーターの田口章子先生と

会場の受講生たちと一緒に

「鳴り物」体験として

手拍子で、独特のリズムを教えていただきました。

会場が一体となって

とても感動しました!

今年度の日芸史はあと2回。

1月17日、諏訪春雄先生による「大道芸」

1月24日、丸一仙扇社中による「江戸太神楽」

来年度の日芸史は、いよいよ10周年!

日本の伝統について楽しく学べる日芸史に

ぜひご参加ください! 

江川久子