組踊 お二人の人間国宝。
カテゴリー : 過去の公演
こんにちは。
最近、遠回りして白川疎水沿いを通って通勤している川原です。
お目当ては、そう、桜! ここの桜並木は本当に美しく、現在蕾がパンパンで、
数日後の開花が待ち遠しいです。
さて、今週発売となりました「琉球王朝の華 組踊 春秋座公演」。
昨年、日本芸能史にご登場いただきました、宮城能鳳先生と西江喜春先生が再び春秋座の舞台に立ちます。今回はこのお二人について簡単にご紹介したいと思います。
まず、宮城能鳳さん。組踊女方の第一人者で、美しく、品があって、それでいて内に秘めた強さを感じさせる、まさに舞台の華です。
先日、国立劇場おきなわで行われた西江喜春さんの人間国宝認定記念公演で
『手水の縁』の玉津を演じていましたが、その初々しさ、健気さといったら!恋一筋に生きる少女がそこにいました。春秋座公演では、一転、当たり役といわれる『女物狂』の母を演じます。わが子を失い失意のうちに気がふれる母親、そして訪れる再会の場面。楽しみです。
そして、西江喜春さん。歌・三線奏者で、昨年人間国宝に認定されました。
飴色と称される艶のあるのびやかな歌声をぜひ春秋座で体験ください。
なお、60歳をすぎてから声がでるようになったとご本人はおっしゃっていました・・・
西江さんは6月9日(土)の公演だけでなく、5/14(月)の関連レクチャーにも登場されます。
なお、このお二人が参加された「組踊」CDが販売されており、以下のAmazonのサイトで視聴もできます。
公演当日は字幕がつきますので、ご安心ください。
川原