【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.2

1月 28日, 2014年
カテゴリー : 学生目線 

はじめまして!
学生参加の田渕詩乃です。
前回のブログで河井朗くんも言っていましたが、
本当にシニアの方々熱量がすごいです!
『やったるで!!!!』のエネルギーがものすごくて、私はそのエネルギーに負けないようにするので必死です!

今回は1/25と26の二日間、山田せつ子さんのダンスのワークショップを受けました。

dance01

身体をほぐしながら、ストレッチをしながら自分の身体と会話をする。
息を吸って、吐いて、ほんの少し動かすだけで身体がポカポカしてきます。
忙しくてバタバタしてる毎日でも、ふと立ち止まって自分の身体に耳を傾けてみるとスッと心が落ち着くような気がしました。

 

ストレッチのあとは、いよいよワークショップをしていきます。

 

音楽が流れる中歩いたり、
簡単な振りをひたすら繰り返していったり、
言葉を使わないで表情で会話してみたり。

“ダンス”と聞くと、『上手に踊らなくてはいけない』『お手本通りにやらなくてはいけない』と、あるルールの中で動いていくという印象が少なからずあるかと思いますが、今回のワークショップはそれと全く逆のことをします。

 

『ルールを見つけていく』
はじめから『こうしなければならない』というものはなく、やりながら『これはいい』『これはやりすぎ』『もっとやっていい』を決めていく。

 

なかなか普段使う思考と違うので戸惑いもありましたが、みなさんそこに向かって試行錯誤をしていらっしゃるようでした。

 

助詞だけ使って6人で会話をする、というワークショップがありました。
何をしてもよし、ただ発して良いのは助詞のみ!というルールです。
これを、男性チーム、女性チームに分かれてやってみました。
男性と女性でこんなに違うのか!というくらい違いました。
男性は戸惑いつつ、沈黙があったり、ちょっと叫んでみたり…
女性は勢いがすごくて常に動いていてワチャワチャした感じ。
どちらもそれぞれ違ったおもしろさがありました。
違いを見ることは自分を見つめ直すこともできるし、私はとても楽しかったです。
dance02
この二日間のワークショップの最後みなさんで円になってお話をしました。
そこで、
『男女の違いかもしれないけれど、どうやったら自由になれるのか』というような質問が男性から。
『かっこよく』『スマートに』『男らしく』みたいな意識が邪魔をするのかもしれない、という意見もありました。
どこかで、冷静な自分が邪魔をしてしまう…
これは私もそうです!
女性のシニアのみなさんも、また他の男性のシニアのみなさんも、そして学生参加のみんなも同じことを思いながらやっていたのだと思います。
そしてこれから本番に向けて稽古をしていく上でぶつかる最も大きな壁でもあるような気がしました。

その質問に対し、『馬鹿になればいい!』との意見。
本当にそうだと思いました。
そしてそれは本番まで毎回自分に言い聞かせる言葉になるのだろうなと思いました。
きっとシニアのみなさんもそうなのだと思います。
dance03
そう考えると、年齢こそ違えどシニアの方々も学生の私たちもやっぱり作品をつくる仲間なんだなあと改めて感じて、なんだか安心しました。
学生だから、といってひるむことなく、ガツガツ向かって行きたいなあと思います!
2月から稽古が始まりますが、ワクワクしてきました!

どんな舞台になるのか…!
乞うご期待!

田渕詩乃
舞台芸術学科 演技演出コース

★公演詳細★
演じるシニア企画2013
春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』