土蜘蛛の巻

5月 18日, 2011年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

16日、春秋座では公開講座「日本芸能史」5回目、
壬生大念仏講さんによる壬生狂言が行われました。

「せりふ」を用いない無言劇であることなどが特色とされる壬生狂言ですが、
迫力ある身振り手振りとお囃子によって物語に引き込んでいきます。

今回の演目は『土蜘蛛』。
なんと言っても見せ場は、蜘蛛が吐き出す糸!糸!糸!


とってもキレイで妖艶です。
客席の色んなところから「おぉ~」という歓声が上がっておりました。

この蜘蛛の糸、重石である鉛に薄い紙を巻きつけて、
キレイな放物線を描くように作られているんですが、
なんと全て壬生大念仏講の皆さんによる手作りだそうです。
しかもこの糸を拾ってお財布入れておくとご利益があるんだとか!

演者の方々は普段は自営業をされている方や学生さんで
本職のかたわら練習をし、公演をされています。
慣わしとして、演者の方が表に出てお話をされることや名前を名乗られることは
ほとんどないそうですが、今回は特別に少しお話もしてくださいました。

毎回新しい世界との出会いやサプライズがあるこの「日本芸能史」。
来週は上原まりさんをお迎えして、琵琶の実演を行っていただきます。
どうぞご期待ください。

※受講希望の方はコチラ

さて、本日のブログは私、西村が担当させていただきました。
はじめましてでございます。
それではまた。

西村

歌劇「ラ・ボエーム」始動

5月 15日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。
数日間の雨の後は、気持ちのいい日が続いております。
こんな気持ちにいい日もあと3週間もすれば梅雨になってしまうんですね…。梅雨前の晴れを有効利用しないと。とりあえず外に出ないともったいないですよね。

さて、HPに掲載が開始しました、歌劇「ラ・ボエーム」の情報をお届けいたします。
先週チラシが出来上がりまして、HPのTOPにもフラッシュが流れております。

チラシ表面の上の絵は、佐伯祐三「広告“ヴェルダン”」です。茶色を基調とした色彩で、趣があって、華美ではなく、少し憂いがあるけどただ単純に退廃的というわけでなく…。この絵を見るだけで、ラ・ボエームの舞台となった、ボヘミアンたちが集う19世紀パリの雰囲気が思い浮かびます。(実際にこの絵が書かれたのは1927年ごろのようです。)

今回のチラシはなんとA3サイズ2つ折。折った中身はというと…。

文字と写真がセピア色。
橘プロデューサーのコメントと、構成・演出の岩田氏、指揮の牧村氏、公演監督の松山氏他出演者の皆さんのプロフィールが載っています。

ミミ役(3日)の川越塔子さんは昨年に引き続きのご出演です。また、日本を代表する若手テノール歌手の村上敏明さん(ロドルフォ・3日)や、関西を代表するソリストの方々が続々と出演です。

この公演の演出に関して、岩田さん曰く「劇場の機構を生かして、オーケストラピットもあるけど…花道もある、他で中々出来ないことをやってみたい…」とのこと。これ、要注目ですよ。私も今からワクワクしてます。
岩田さんとは、後日HP等でインタビューの模様をお届けする予定です。

歌劇「ラ・ボエーム」は5月25日劇場友の会先行発売、5月26日一般発売開始です。

大嶋

徒然week!vol-7~May Fair

5月 13日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは。劇場・管理のくらはしです。
ご無沙汰しておりました。
GWが明けたら、この雨続き…。くせっ毛の私は、トホホです。

GW中私は、ほぼin東京でした。
向うに住む友人に久々に会え、積もる話をインドのカレー屋さんで何時間も繰り広げていました。友達と過ごす時間は、本当にあっという間です。
社会に出て思うのは、友人との時間は励みにもなり、刺激にもなり、癒しにもなります。

そして、GWを締めくくる、打ち上げ花火のようなイベントがありました!
日頃からお世話になっている大学時代からの先輩の結婚式です。

何でしょうか・・・。しあわせしかないあの場所。みんな笑って、楽しそうで。
もっといっぱいやってよ、みんなあ~!

お式も披露宴も先輩らしくシンプルででもゲストの友人のこと、家族のことを思ってくださっているのが伝わってきました。
挙式は、新郎(先輩)入場から笑いが起こるというミラクル。愛されている先輩で、みんなが祝福しているのが伝わってきて、あたたかかったです。

もっと、お祝いを言いたいのだけれど、言葉にならず。
おめでたい時もそうだし、うれしい時、感謝した時、もっともっと伝えたいのに、言葉にできなくて歯がゆく思います。こんなにも心が溢れそうなのに。
踊って表現する国に修業へ行こうかしら・・・。
っと、また脱線しそうな感じなので、そろそろ。

これは、さっきのケーキのどの部分でしょうか??

くらはし

徒然week!vol.6~東京・美術館探訪

5月 12日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

徒然バトン6番手ご指名頂きました劇場管理:井川です。

連休中は東京の祖母宅にプチ居候し、美術館などを巡ってきました。幾つかオススメをご紹介させて頂きます!

【「21_21DESIGN SIGHT」@六本木・東京ミッドタウン内】

印象的な建物は安藤忠雄氏設計によるものです。

現在開催中の「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展。たっぷりと詩的な世界に浸れる珠玉の展示作品群。2人の楽しげな創作雰囲気も感じることが出来ます。

倉俣氏の作品「ミス・ブランチ」を見る事は学生時代からの夢で、今回それが叶ったことは、何より嬉しい経験でした。椅子という形状、封じ込められたバラ、透明な世界・・・。会期は7月18日まで

そして、2009年10月に春秋座で公演して下さった「江戸糸あやつり人形・結城座」さんが経営されているカフェへも行ってきました!

【「COFFEE HALL くぐつ草」吉祥寺】

入口から、すでに素敵な雰囲気漂うカフェで、どきどきしながら階段を降りると、洞窟の

ような店内には沢山のお客様。昭和54年から営業をされているということで、周囲を見渡すと皆さん、寛いだご様子。新参者の私はドキドキしながら「ラムレーズン・アイスクリーム」を

堪能。こだわりのコーヒーとカレーが有名だそうですが、次回の楽しみにさせていただきます。

高校生時分、美術へ興味を持つきっかけとなった雑誌「yaso(夜想)」を編集・出版している「ぺヨトル工房」さんが運営されているアートスペース。いつも新しい発見や驚きがあり、作家を目指す方は是非お立ち寄り頂きたい場所です。
【「パラボリカ・ビス」浅草橋】
少し怖いけれど、美しく儚いもので溢れた空間に浸ることが出来ます。今井キラ個展「月行少女」&LIENS PUNKY★MONSTER初個展「~Seabedtuberosa~」を5/16(月)まで開催中。

つらつらと書かせて頂きましたが、皆さまの心の琴線に触れるものがあれば幸いです!
また、以前ご紹介しました、春秋座ホワイエ外の緑達が随分賑やかになってきました。開花の様子なども、また次回のブログでご報告させて頂きたいと思います。

井川

徒然week!vol.5~TOKIO

5月 11日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは。上田でございます。

皆様GWはどの様に過ごされましたか??

私は2日から東京に出向き、某ギタリストのメモリアルフィルムライブに参加いたしました。

音楽に合わせて手を振り手を振り手を振り(略)…

最近涙もろい私は、某ギタリストの勇姿(映像)に涙目。彼がファンを思い、また彼がファンからとても愛されている事を実感し、さらに涙目。

笑いあり涙ありのいいライブでした。感動をありがとう!!

翌日は別のイベントに参加するため有明まで行ってきました。某夢の国をスルーして…。

その会場で仙台と福島在住の友達と再会しました。まさか会えるとは思ってもいなかったので驚きのあまり涙目になりました。

彼女たちから地震のこと、避難所のこと、ライフラインのこと、色んな話を聞きました。

でも彼女たちは「もっと辛い思いをされている人がいるから…でも自分の出来ることはできるだけ協力したい!」と言っていました。

自分も被災されているのに…と思いました。関西に居ながら日々のニュースを見るだけで辛く落ち込みそうな自分が逆に励まされたような気がしました。

イベント後は、カラオケで歌も歌わず、ずっとくだらない話で盛り上がっていました。

でも、そんな会話が出来る幸せを実感しました。

私にとって、本当に貴重なGWとなりました。

次に彼女たちに会えるのは夏かな…?

上田

徒然week!vol.4~家にいながらジャングルを、、、。

5月 10日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、制作助手ツカモトです。
蒸しますね~~~!
寒くてちぢこまる癖がついている私は
この暑さにどう対応したらいいかわかりません、、、。

さて、徒然week続いております。

今回のGW、実は私はずっと自宅にて、
異国のジャングルを探索する人の日記を翻訳する、
というお仕事をしていました。
なので、翻訳作業に苦闘しつつ、家にいながら海外放浪気分でしたが、
どこか実際に行きたかったなーーー。
でも、正月ハワイいったからヨシとします!!

そんな中、一日お休みして息抜きに大阪にfaifaiの公演を見に行って、
帰りは遠回りして大阪南港のモノレールに乗ってきました。
faifaiは本当にワイルドで、非日常で、とても楽しくて、
黄砂まじりの港はアメリカ映画のように
黄色いベールがかかってるようでかっこよかったです!

仕事がようやく終わったのはGW最終日前日、
このままで終われない、と思い、テレビを買いに走りました!!

そして、ついに我が家が地デジ化!
(なぜかうまくBSが見られませんが、、、)
いままでが小さすぎただけに画面の大きさにびっくりですが、
これで大画面で映画が見られる!と思うとうれしいです。

こんな地味~~~、な私のGW徒然、いかがでしたでしょうか?

え?家にずっといてもツカモトさんには
カワイイ子達がいるからいいじゃなーい、って?

ニャー、おっしゃるとおりです!!

ツカモト

徒然week!vol.3~九州の鉄道

5月 09日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、川原です。
今日は松尾塾子供歌舞伎の先行(友の会)販売の日です。
が、徒然week!をつづけさせていただきます。

このGWは珍しく劇場スタッフ全員で休みをもらえましたので、
私は実家のある九州に帰りました。
帰るたびに新幹線効果か、街がどんどん変わっていて
おどろくことばかり。また今回の鹿児島中央駅の賑わいはすごかった・・・

今回はその全線開通した九州新幹線に初めて乗りました。
   
んー、かっこいい!

大変便利になりましたが、これまで博多~新八代を走っていた
あの真っ黒な重厚感ある“リレーつばめ”がもうないと思うと少し寂しい気が。
とくに、グリーン車じゃないのになぜか一つだけ広々としたつくりの
4号車が好きだったのにな・・・ 

と思っていたら、鹿児島ローカル線を走っているのを発見!
“リレーつばめ”は廃止されたけど、使われていた車両は日豊本線・鹿児島本線で
使用されるそう、嬉しい!

ちなみにこどもの日の鹿児島市は火山灰がふっていまして、
ニュー新幹線もさっそく灰をかぶって桜島の洗礼をうけていました。

川原

徒然week!vol.2~赤目の旅

5月 07日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

こんにちは、土屋です。
みなさん、連休はどう過ごされましたか?
いや、まだどう過ごされていますか?の方もいらっしゃいましたね。
そう、徒然うぃーく!ということで、ここからしばし私の徒然にお付き合いくださいませ~

わたくしがかねてより行きたくてしょうがなかった「赤目四十八滝」に行ってまいりました!わーい。
“四十八”といっても48個滝があるわけではなくて滝が“いっぱい”あるということなんです。

布曳滝

骸骨滝

琴滝

巌窟滝

皆さんもマナーを守って気持ちの良いハイキングを!!
私は完璧なハイキングの装備で挑んだにもかかわらず2回ほどコケつつも
マイナスイオンをいっぱい浴びてリフレッシュしました~

最後におススメの滝。
荷担滝(にないだき)
高さが8mから二つに分かれて流れ落ちる様が人が荷を担っているようだということでその名がついたそう…「赤目四十八瀧心中未遂」という映画の中でクライマックスに登場しました!わお!

今回赤目滝では、自然の雄大さと力を感じました!安直ですが…
夏頃また行きたい!!

あ、それから昨日はちゃんと藤の花を観に平等院に行ってきたのでした!!

藤の花の香りはとっても高尚で心地の良い香りでしたよ。
皆様も来週頭までは見ごろなようなので余裕のある方は是非、足を運んでみてくださいね。

ツチヤ

徒然week!vol.1~結局近場でボヤボヤ

5月 06日, 2011年
カテゴリー : 特集week! 

大嶋です。
今日のお題は「徒然」。要は何でも書いてよし、と言うわけですが、そう言われると何を書いていいやら・・・。
おそらくここはGWに何をしたかを書けばいいのでしょう。

色々妄想で旅をしてきましたが、現実には近場をうろうろしていただけで…。京都・亀岡市と南丹市の境目に「るり渓温泉」というところがありまして、そこにいってきました。一風呂浴びて近場をウロウロしていたら釣堀がありまして、実に20年以上ぶりに釣りをしました。といっても、釣堀での釣りなんて『釣りもどき』だと思いますが。
一般的に釣堀には2種類あるのではないかと思います。一つはえさを入れた瞬間に魚が食いつくような「入れ食い」状態の釣堀(小さい頃行った鮎釣りの釣堀はまさにそんな感じでした)と、1時間に1匹釣れるかどうかの釣堀(鯉や鮒など大きめの魚の釣れる釣堀)。
私の行った釣堀は後者のほうで、他のお客さんも含めじっと待っている姿がとても印象的でした。
初心者の私は、最初のうちは牧歌的に構えていたのですが、釣っている人が駆け引きをしながら釣っているのを見て、浮きのわずかな動きに集中し始めました。自然の中、静かに神経を研ぎ澄ます・・・とても心地よかったです。釣り、少しはまるかも。

GWに後何をしたのか・・・天皇賞を観戦(@淀)、橘プロデューサーの影響で(笑)、以前以上に競馬に興味を持つようになっていたのですが、縁がありまして、友人と行ってきました。
ギャンブルの極意は、「負けない」こと。儲けようとすると足元すくわれるので、トントンに持っていき楽しめた分をプラスとする、というのが僕の信条です。もちろんこの日もトントンでした。
観劇も観戦も1箇所に人を集めて行なわれるものなのですが、この日の入場者およそ数万人、競馬はギャンブルですし、また入場料の高低の差はもちろんあると思いますが、筋書きのないドラマへの興奮というものには勝てないなあと改めて実感した次第です。

さてみなさんのGWはいかがでしたしょうか?

大嶋