KEX2011の全貌…

7月 26日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

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さて、暑い暑い7月某日。
これまた熱い京都の舞台芸術フェスティバル、その名も
“京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT 2011”!!
その記者会見が行われました!!

今年で2度目の開催となる国際的なフェスティバルである“KYOTO EXPERIMENT”は私たちの間では“KEX(ケックス)”という愛称で親しまれていますが(皆さんも是非、呼んでみてくださいね。)、昨年KPACでは、そう!渡邊先生演出の『アガタ』を春秋座で上演。その他に、海外から2作品を上演しました。
今年は、10月10日(月・祝)に、世界に舞踏の名を知らしめ、67歳の現在も第一線で活躍する笠井叡の新作『血は特別のジュースだ。』を春秋座で上演します!!
そして、そのKEXの記者発表に私は個人的にも、そしてKPACの一員としても参加させていただいたわけですが、ここで記者会見の模様を少しですが、ご紹介したいと思います。

まずは、京都国際舞台芸術祭実行委員長の太田耕人氏が、今回のフェスティバルには舞台芸術における身体性と視覚性という二つの側面があること、また昨年の功績と反省そして新たな目標の上に今年の開催があるというお話をされました。

続いてプログラムディレクターの橋本裕介氏よりコンセプトと今年の参加アーティストの紹介が…

各アーティストが作品について語ります。
さて、笠井叡さん。

8年前、春秋座で『花粉革命』という作品を上演され、その際の日本舞踊の本格的な衣装を纏い踊る映像を見ながらお話をされました。
笠井さんの今回の作品『血は特別のジュースだ。』は「言葉が血肉となり、その身体こそが作品になる。」というダンスの始源に迫る衝撃作。
50年もの間トップランナーとして走り続ける笠井さんは「“作品がカラダである”“カラダが作品である”このメビウスの輪を紡ぎ続けている。」と。
また、本作品は「古事記」の黄泉の国がモチーフになっています。「古事記」に登場する神イザナミは1000人の人を殺すと言い、夫のイザナギは、ならば1500戸の産屋を建てると言い放ったといいます。
このイザナミを言葉の吸血姫という笠井さんの『血は特別のジュースだ。』は一体どう春秋座の舞台にあらわれるのか…

最後に、私が印象に残ったのは、笠井さんが次のようなお話をされていたこと。

3月11日のあの日の次の日、雪の降りつもる被災地の映像を見て心が動かされた。
そのことに向かって作品を作るような気がしている。

ますます、10月10日の目の日から目が離せません!おっと…

そして、KYOTO EXPERIMENT 2011その他の作品もお楽しみ下さい。
秋の京都、満喫していってくださいませ。


左から杉原邦生さん、ご存知白井剛さん、きたまりさん、そして我らが笠井叡さん三浦基さん。

少々長いブログとなりました。
最後までご拝読いただきありがとうございます~
ではまた劇場でお会いしましょうね!

ツチヤ