事実は小説より気になる。

10月 19日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

グリュースゴット!ツチヤです。
↑これはドイツ語で「こんにちは」だそうです。

さて、皆さんはどんな「恋」をしてきましたか?
ちなみに私の初恋は小学生のときでした…いひひ
そんなどーでもよい話はさておき、
今回は、音楽劇『詩人の恋』の作品の要・連作歌曲『詩人の恋』について少しご紹介します。
連作歌曲「詩人の恋」は、ハインリヒ・ハイネが自らの恋愛体験を美しく哀しく書き上げた作品「歌の本」の中から、1840年にシューマン自身が選び、詩に曲をつけたものです。
16編あるその詩のタイトルは

1、美しい五月には
2、僕のあふれる涙から
3、薔薇に百合に鳩に太陽
4、君の瞳に見入る時
5、心を潜めよう
6、ラインの聖なる流れに
7、恨みはしない
8、小さな花がわかってくれたら
9、あれはフルートとヴァイオリン
10、あの歌を聞くと
11、若者が娘を恋し
12、まばゆい夏の朝に
13、僕は夢の中で泣いた
14、毎夜君の夢を
15、昔話の中から
16、古い忌わしい歌

恋をした若者がやがて失恋し、その青春時代を回想するという物語で、ドイツ・リートの最高峰なのだそうです。愛への喜びから一転、失恋したことの苦しみや悲しみ、そして最後はそれらを振り返って歌われると。
そして今回劇中で歌われる詞は、加山雄三さんの「君といつまでも」や「恋のバカンス」を作詞した岩谷時子さんのオリジナルなんです。岩谷さんはドイツ語を日本語にするのがあまりに大変で一度はあきらめかけたそうですが、加藤健一さんの熱意に押され、挑戦したのだそうです!!
ぜひ、皆様にも劇場で聞いていただきたい!!

それにしても、一体、ハインリヒ・ハイネはどんな恋愛をしてきたのか…
気になるところですね。

Ciao!!

ツチヤ