女は腹でグッとこらえる…

10月 15日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

こんにちは皆様。ツチヤです。

実は学生の頃、祗園のとあるお店でアルバイトをしていたことがありました。

そこの女将さんは私の中では第二の母と勝手に思っているのですが、最近とあるCMに出演していて(別に女優さんとかではないのですが!)驚きです。

女将さんは、まだお若いころに旦那様を亡くされて女手ひとつで二人の息子さんを育て上げました。さらに、祗園でバーとお茶屋さんの両方を切盛りされているキャリアウーマンなのです。

そんな女将さんから聞いた言葉でずっと心に残っているのがこの言葉。

「女は腹でグッとこらえるんや」

私は本当によく言えば素直(?)、悪く言うと暑苦しい(?)、すぐ感情的になってしまうタイプなのですが、世の中うまくいかないことも多い中でいちいちそんなでは駄目だとそのとき教えられた気がします。

そんな女将さん、実は山口瞳さんの本にも登場するようで、お店でサインを求められることもありました。山口瞳さんの「行きつけの店」。そこにも女将さんのお話が登場します。

女将さんのもとでお世話になっているとき、山口瞳さんのお話も何度か伺いました。

競馬好きとかご自宅のお話など…

そしてやっぱりサントリーの角。

角のハイボールのおいしさを知ったのはそのお店で働いたお陰ですね。

12月17日(土)に春秋座で開催します

原作 山口 瞳<エッセイ・ミュージカル>監修 山口正介
「江分利満氏の優雅な生活」―昭和の日本人―

山口瞳さんが描いた世界を演出の竹邑類さんやジェームス小野田さんがさらに舞台にとその世界を広げられていくように、人の輪も縁も繋がっていきます。

そして次はご覧になるお客様に繋がっていく…

これを京都の劇場でやるのも、私がそこにスタッフとして参加させていただけるのも

何かの縁を感じてしまいます。

劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

さあ次はどんな出会いがあるでしょうか???

あと、女将さんのマティーニ。

こちらも是非飲んでいただきたいな。

観劇後にお時間のある方は、祗園サンボアへどうぞ。

ツチヤ

ポストパフォーマンストークはシモーヌさん。

10月 14日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

こんにちは。
先日の笠井叡さんの公演にあまりの衝撃をうけて、
軽い興奮状態で寝不足気味のツカモトです。

さて、こちらで何回かご紹介している、
『アディシャッツ・アデュー』の公演の
ポストパフォーマンストーク開催が決定いたしました!

ゲストはシモーヌ深雪さん。

前回のブログでもご紹介させていただきましたが、
シャンソン歌手であり、ドラァグクイーンでもあり、
当大学でもジェンダー論などの講義をしてくださったこともある方です。

トークの司会は当センター長の渡邊守章、
公演のパフォーマーであるジョナタンも参加します。

違う世代、ヨーロッパや日本のジェンダーに関する話が
聞けるのではないかと私も楽しみにしています。

さて、パフォーマンス自体について私が思ったことをひとつ。

前半にモノマネをするシーンがあるのですが、
憧れの歌手やアイドルの真似を
自分の部屋でただひたすらしてしまう。
憧れの対象に自分を重ねる。
それってきっと誰でも通る道だと思い、親しみがわいてきました。

前もちょっと似たようなこと書きましたが、
このパフォーマンス、ゲイ、ストレート関係なく
共感していただける所が
実はとっても多いと思います。

そして、切なくなったり、
懐かしくなったりしていただければなー、と思います。

近々劇場HPに動画をアップする予定です。
乞うご期待!

それでは、劇場でお待ちしています。

ツカモト

<おまけ>

最近アディシャッツ・アデューの中で歌われる
マドンナと(特に)レディーガガの歌が頭から離れず、
いつも聞いています!
私のオススメはザ・モンスター(英語版はThe Fame Monster)
にはいっている”Bad Romance”ですが
これっぽい曲が作品中にでてきます。
そんな楽しみかたもありかも!?

素晴らしきサークル・オブ・ライフ!

10月 12日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

ご無沙汰しております。

先日、宮城の友人から宮城の物産品・お土産が送られてきて元気にやっているとの手紙と写真が届き、負けちゃいられないわ!と意気込む土屋でございます。

秋も本番、夏に花を咲かせた朝顔からはたくさんの種がとれて、また、おいしい秋の味覚のお陰で、ぷよぷよと皮下脂肪も寒さ対策を始めました。そして、どんな状況でも花は咲き、種は蒔かれ、発芽してまた花が咲いて…どんな天変地異にも負けないそのサイクルは、ただ素直に「生きる」ためにあって、人間にも同じその強さを感じた今年の秋です。

さて、ホームーページでもインタビュー掲載中の音楽劇『詩人の恋』。
インタビュー後編もアップされて、本番まで楽しみでなりません!

さて、インタビュー後編で畠中さんがお話されている“ダッハウ”について、少しご紹介したいと思います。

“ダッハウ”はドイツ・ミュンヘンにある都市で、ナチスの作ったなかで最も古い「強制収容所」がありました。ユダヤ人の悲しい歴史。この物語の中で畠中さん演じるスティーブンはその過去に向き合うべく、“ダッハウ”を訪れるのですがそこには、そのことがなかったかのように美しく舗装されておりスティーブンは怒りに震えるのです。

この“ダッハウ強制収容所”には、1933年の開設からナチスの政敵や売春婦、同性愛者など「非社会的」と判断された人々が収容されたのだそうです。食事や水も与えられないまま収容所に連れてこられ、名前も奪われた上、衛生状態はもちろんよくなく、チフスが蔓延し、またドイツ軍のための人体実験も頻繁に行われ多くの命が奪われた場所。

そのダッハウ強制収容所を訪れた畠中さんは、その場所の現在が、ご自身の演じるスティーブンが話すことそのままであったと語られました。

どうであったかは劇場でお確かめください。

過去のどんな悲惨な歴史も向き合って私たちは忘れてはいけない…その上に、新しい歴史を紡いでいくのだと思います。

人間はただ「生きる」こと以外にも、人を傷つけること人を感動させることもできてしまいます。

加藤健一さんは、インタビュー前編で、「自分が感動した作品を舞台にあげたい」と語られました。そのために加藤さんは年間200本の戯曲を読まれるそうです。

ぜひ、その加藤さんのパワーを劇場で受け止めてください。

お待ちしています。

次回は、何をご紹介するのかな…お楽しみに!!

土屋

舞台裏からコンニチハ!vol.38

10月 11日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは!

秋の夜風に漂うキンモクセイの香りに、少しほろ酔いしている、劇場管理のくらはしです。

さて、昨日の公演はKYOTO EXPERIMENT・笠井叡新作『血は特別のジュースだ。』でした。

ダンサーさんの体の線や息遣いに引き込まれました。皆さんの肉体美はまぶしくて、皆さんの前を歩くのがちょっとはばかられました。

作品はシーンが様々に変わって、70分で見ごたえたっぷりでした。そして最後の最後はびっくりする仕掛けに、笑いと拍手喝采で、お客様のピカピカの笑顔をお見送りいたしました。私もゲネプロを見せていただいた時に、思わず声が出てしまいました!

その笑顔のタネが準備されている様子をパシャリ☆

皆さん、何を準備されているかわかりますか~??

よく見たら・・・、

ふふふ、これがラストの鍵を握るんですが、とてつもないんですね・・・これが。

そして、こうしてみると何かの取引で大金を準備している一味に見えます。

 このお札のようなものがですね、色合いとかがすごくきれいで、たまたま拾ったものを後で返そうと一旦自分のデスクへ置いておいて、何かで席をはずして戻ってきた時に、「はっ!!」っとして、がっかりするくらいにきれいな出来でした。細部にこだわりがあるんですよ!これが!!

 っと、何故人は、お金の事になるとこうも盛り上がってしまうのでしょうか・・・。

はてさて、KYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭は今週末16日までです。

春秋座の次なる公演はその1作品の創生座番外公演『伝統芸能バリアブル』です!

こちらもどんな公演になるのでしょう、皆様どうぞお楽しみに~☆

くらはし

本日の京都芸術劇場は…

10月 10日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2011

笠井叡新作
『血は特別のジュースだ。』

がございます。

開演は14時、開場は13時30分です。
上演時間は、1時間10分程度を予定しております。

当日券もご用意しております。
劇場でお待ちしております。

舞台芸術研究センター

感謝!

10月 08日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ 

こんにちは
制作担当イデです。

しばらくの間、ブログに登場しませんでしたが、
実は半年間研修で京都を離れておりました。
とある大阪の劇場で勉強させていただいたのですが、
いや~さすがは大阪。商都。くいだおれの街。
色んな意味でひと回り大きくなって帰ってきました!
不在の間、劇場を守ってくれていたスタッフみんなに感謝!
研修先の皆様にも感謝!感謝!

そして帰ってきてからの初仕事がなんと!
いつもお世話になっている友の会の会員様に感謝をこめて毎年開催している
「友の会懇親会」でした。

今年は10月1日に開催。
前半は芸術監督・市川猿之助丈の秘蔵映像や今後の公演の出演者インタビューなどを、
友の会の会員様だけに春秋座の大スクリーンでお見せする特別企画。
後半は場所を舞台裏に移し、劇場スタッフの紹介、プレゼント抽選会、舞台機構見学など。
盛りだくさん。
抽選会では春秋座に出演した、あるいはこれから出演する方々から頂いた色々なグッズが参加者全員に当たりました!

そして私、その会の中で研修から帰ってきました、ということを報告させていただいたわけです。

友の会の皆さんを前に気づけば20分くらいしゃべっていたでしょうか。
後ろにならぶ他のスタッフから「話長いよ」と聞こえてきたような。

ともかく、友の会の皆さんにはどうやら大喜びしていただけたようで
その笑顔を見ていると、さらに劇場を面白くしていこう!
と改めて身の引き締まる思いがした復帰初日でした。

イデ

「ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ」とは?

10月 07日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
ウィンドウショッピングをしていると冬物が並び始め、あれも欲しいこれも欲しいと色々と目移りしている今日この頃。
10年以上着ているコートとそろそろお別れをして、新しいコートをお出迎えしたいです…。

さて、本日皆様にご紹介するのは
10/22開催「ロミオとジュリエット」を上演するロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエについて!
サンク、ト、ペ、テ… と舌を噛んでしまいそうですね(^_^;)
1966年、ロシアの文化芸術の都サンクトペテルブルクにて、サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエが設立。マリインスキー劇場バレエ(キーロフ・バレエ)【※】と並び称されています。
設立当初は「レニングラード・コリオグラフィック・ミニアチュール」という名前で、キーロフ・バレエの若手ダンサーを中心に組織されていました。
ロシア・バレエの歴史上重要な活躍をしたレオニード・ヤコブソンが中心となり、新しい創作バレエや埋もれていた作品の復活など、意欲的な作品を上演することで有名になりました。

2001年、マールイ劇場バレエ(レニングラード国立バレエ)のソリストとして長年活躍し、度々の来日で日本にもファンの多いユーリー・ペトゥホフが芸術監督に就任。
「古きロシアの伝統である正統のクラシック・バレエを守ること」、ヤコブソンの伝統を受け継ぎ、その「作品を紹介すること」、「新しい振付によるバレエを作っていくこと」、の3つを目指し実践。
2011年3月、更なるバレエ団の発展のため、マリインスキー劇場のプリンシパルとしても活躍するアンドリアン・ファジェーエフが芸術監督に任命され、あらたな道を歩み始めました。

古典から現代作品まで多彩なレパートリーを持つ同バレエ団は、これまで約80カ国で公演を行い世界中で高い評価を得ています。優雅さが特徴の「サンクトペテルブルク様式」を守りながら新しい振り付けも取り入れ、洗練された舞台をつくり続けています。

( ..)φメモメモ…
バレエ団の歴史を知ると上演時も楽しくなりますね。
古典作品でありながら、現代作品の要素も含む「ロミオとジュリエット」は、まさにサンクトペテルブルク・アカデミー・バレエの真骨頂。
このバレエ団の良さを十二分に引き出し、皆様を魅了することは間違いありません!
本公演では上演前にファジェーエフ氏のプレトークを行います。この公演に込める熱い想いや作品の見どころなど、芸術監督の視点からの話が聞ける絶好のチャンスです。
どうぞこの機会をお見逃しなく!
※マリインスキー劇場バレエ:ロシアのサンクトペテルブルクにあるオペラとバレエ専用の劇場、マリインスキー劇場のバレエ団。ソビエト連邦時代にキーロフ・バレエ(1935 – 1991年)と改称された。
世界的にも長い歴史をもち、バレエの歴史に多大な影響を残したバレエ団と言われている。

上田

【急告】オンライン予約について

10月 05日, 2011年
カテゴリー : チケットセンター営業情報 

10月5日現在、京都芸術劇場チケットオンライン予約は、システム・トラブルのため、ご利用いただけません。

ご迷惑をおかけしますが、チケットをご予約のお客様は、京都芸術劇場チケットセンター窓口、もしくは電話075-791-8240(平日10時~17時)にて承ります。

舞台芸術研究センター

舞台裏からコンニチハ!vol.37

10月 03日, 2011年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

「生命の煌き」

朝夕の冷え込みが厳しい時節となりました。

北白川周辺を散歩してみると、金木犀の良い香に思わず足を止めてしまいます。

皆さま、いつも春秋座を可愛がって頂き有難うございます。

今回は、劇場管理の井川がつとめさせて頂きます!

先日、春秋座をご贔屓に頂いています皆様には、日本芸能史でお馴染みの本学・田口章子先生によります「京都のくるわと芸能研究会」第二回シンポジウムが開催されました。

パネリストに、諏訪春雄先生・崔吉城先生・田中優子先生・鎌田東二先生をお迎えし、田口先生がモデレーターをつとめられたのですが・・・今回のテーマは「日本文化と<性>」ということで、色っぽいお話しに心がざわざわ。

当日実際のお話しを伺ってみると、現在に至るまでの宗教との関係や、春画に見る様々な要素が、あまり知識の無い私のような者でも良く理解出来る、とても素晴らしいシンポジウムでした。

来場された皆さま。次回は・・・と考えて下さっている皆さま。

次回の開催、どうぞお楽しみになさって下さい!!

井川

本日の京都芸術劇場は…

10月 02日, 2011年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

シンポジウム「日本文化と〈性〉」

がございます。

開演は14時、開場は13時30分です。
上演時間は、2時間程度を予定しております。

当日券もご用意しております。
劇場でお待ちしております。

舞台芸術研究センター

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