過去を見なおし、現代を知る時代!?

1月 12日, 2012年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

制作助手のツカモトです。

遅くなりましたが新年のご挨拶を申しあげます。

劇場ではさまざまな企画準備がちゃくちゃくと
進んでおります!どうぞお楽しみ。

さて、本年最初の企画は1/17(火)開催の『劇場の記憶』最終回です!
テーマは「舞台芸術の50年――オペラとバレエを中心とした」。

さっそくどのような内容の話をされるのか
難しいことをいつもわかりやすく説明してくれる
司会の森山先生にお話をうかがってきました!!

今回テーマにあげている時代20世紀、特に1960-70年代は
それまでオペラはオペラ、バレエはバレエと
ジャンルによってわかれていた舞台芸術が、
その枠を超えて観られる作品が(ヨーロッパで)増えてきた時代。

例えば、演劇の演出家であったパトリス・シェローが若干32歳で
ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指環』の演出に抜擢されたり、
ピナ・バウシュがタンツシアター(ダンスシアター)という
演劇とダンスを融合させたものを立ち上げたり、
ロバート・ウィルソンがマルチメディア技術の発達に伴い、
スペクタクルな舞台を演出したりしたのがこの時代です。

またこの時代は「演出家の時代」ともよばれ、
古典をいかに読みなおすか、ということがなされました。

先ほどあげた、オペラなどもそれにあてはまりますし、
バレエでは白鳥の湖を読みなおし、
それに描かれている精神論が再考されました。

以上のような事柄を取り上げお話していく予定です。

文面はツカモトの解釈でまとめたものなので、
いたらないところがあるかもしれませんがあしからず、、、。

盛りだくさんの内容になりそうな予感ですね!

60年代以降ヨーロッパで現場を見てきた、
京都造形芸術大学教授、舞台芸術研究センター所長の渡邊守章先生と
と同大学大学院長の浅田彰先生が
当時の代表的な振付家や演出家を取り上げ縦横無尽に語ります!

このテーマについて、お二人が語るのは放送大学で
ともに教鞭をとって以来十数年ぶりのこと!
そちらもご注目ください。
劇場でお待ちしております。

ツカモト

本日の京都芸術劇場は…

1月 12日, 2012年
カテゴリー : KPACへようこそ 

春秋座にて
公開レクチャー・シリーズ
劇場の記憶 ―舞台芸術の半世紀 後期

第二回 「《語り》の普遍性について――フランス古典主義悲劇の場合」
がございます。

開演は18時、開場・受付開始は17時30分からです。
終演は20時頃を予定しております。

当日お越しいただいてもお入りいただけます。
皆様のご来場お待ちしております。

舞台芸術研究センター