源氏物語ゆかりの地を訪ねて②

4月 30日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
気がついたらもう4月も終盤。ついこの間まで桜が咲いていましたが、今はきれいな藤が咲いていますね~

さて、先日大嶋さんがブログで源氏物語の作者 紫式部のお墓を紹介されていました。
地獄に落ちた紫式部を冥界を行き来していた小野篁(おののたかむら)が救った。という伝説はとても興味深かったです。
源氏物語ゆかりの地を訪ねて第二弾、今回は、宇治市源氏物語ミュージアムに行ってきました♪
 
宇治市といえば、源氏物語終盤の宇治十帖の舞台。
 
ミュージアムの入り口(端には大嶋さんが…)

現代的な建物でしたが、ミュージアム内の窓には御簾が下がっていたり、蔀戸(しとみど)が設置されていたり、所々平安時代の雰囲気が漂っていました。
※ 蔀戸(しとみど)とは、細かく格子を組み、裏に板を貼った板戸で、上部を金具で吊り、外あるいは内に押し上げて開き、金具に引っかけて止めるもの。

展示ゾーンには、寝殿造の中に装束や調度品などが、実物大で展示されていました。また平安貴族が親しんでいた香りを紹介されていたりしてとても優雅な時間を満喫しました。
機会がございましたら、是非皆様も行ってみてください~♪
さてさて、ミュージアムを後にして、宇治の街を少しだけふらりと散策。
京阪の宇治駅を降りればすぐ横には宇治川、近くには歴史のあるお店がありとても素敵な所でした。
 
宇治川の袂に紫式部が鎮座。
この宇治川を見て何を思い、宇治十帖を執筆したのでしょうか…?
最後に京阪宇治線の電車内
 
黄緑色を基調にした車内はとても鮮やかで、天井には宇治市の観光名所の写真が掲示されていました。宇治から中書島までの道のりが楽しく過ごすことが出来ました。

上田は、宇治に行くのが十数年ぶりだったので、街の雰囲気がすっかり変わっていて、「あんなところに銅像があるよ!」「宇治川の流れ早い!」(この日はダムが放流されていて川の流れが早かったのです。)「お茶欲しいな~」と、始終テンションが上っておりました。いや~、宇治の良さを再確認しました。また行きたい!
上田

舞台裏からコンニチハ!vol.49

4月 29日, 2012年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

こんにちは!くらはしです。
いよいよGWに突入ですが、皆様いかが過ごされますでしょうか。
最近は晴れると初夏の陽気ですが、GWもお天気だといいですね。

さて、本日は『騙り。』公演でした。
昼夜2回公演で、特に1回目はお天気いい昼間に暗いところにこもって観るという、何だかもったいないような・・・。でもここへ集まる方は本当に演劇が好きなんだなと思いました。
でもそんなどっぷり演劇に浸るにはもってこいの濃厚な作品でした!
詩的な世界は、日常のふとした時に思い起こさせられます。ご覧になった方も、きっとこの先に、何かの折に。

今回のような密なお芝居はやはり、客席がきゅっとなっていて、ちょっと動くと隣の人に少し気を遣うような距離感で観る空間がふさわしいといいましょうか。ゆったりと心地よく観るより、いろんな緊張感をはらんでいる中観るのがふさわしいように思います。
そんな意図という訳ではないですが、客席は舞台上に舞台と一緒に仮設客席を作りました。
春秋座はまれにこう言った客席を作ります。
ただ、慣れていない方にとっては、少し心配もあるかもしれません。
「え?!舞台上には照明がつられているやん!地震で何か落ちてきたらどうするの?」
っということも考え、今回よりお席に座布団をご用意するようになりました。

「もしもの時はこれを頭にかぶせてください。」ということです。

そして、もちろん当劇場ではこう言った特殊な公演の際はもちろん普段から必ず非常口や経路の確認を徹底しております!

いつ何が起こるかわからないですが、常日頃より、劇場スタッフ皆で、お客様の安全をお守りするように工夫させていただいております。

次回も実は舞台上へ客席を作らせていただき、そこから作品を観ていただく予定ですが、なにやらこちらはさらに新しい形での客席になるようです。来られます方はお楽しみに!そして、ご興味が沸かれた方は是非お越しくださいませ!
次回春秋座公演は、『伊藤キムダンスプロジェクト「go on~からだの森をゆく~」』でございます!

くらはし

本日の京都芸術劇場は…

4月 28日, 2012年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

P.P.Pasolini’s AFFABULAZIONE
騙り。(かたり)

14:00開演/18:00開演

がございます。
(14:00開演の部は終演後にトークを行います。)
各回開演30分前よりホワイエ開場
開演10分前より整理番号順にてご入場頂きます。

上演は1時間40分を予定しております。

各回ともに当日券をご用意しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

宇野亜喜良さんのデザイン画をゲキシャ☆

4月 25日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

もうなんだか暑いですね。
花粉症でまだまだ鼻声のツチヤです。
もしセンターに問い合わせの電話をして、鼻声だったら100%私でしょう…

さて、川原さんとわたくし、ひと足お先に座・高円寺にて
P.P.Pasolini’s AFFABULAZIONE『騙り。』
の東京公演を観てまいりました!!


昨年の『豚小屋』に引き続き『騙り。』の主演・手塚とおるさんの台詞はとても膨大!
さらに脈絡のない難解なパゾリーニの台詞が手塚さんから発せられると奇妙に言葉が繋がって、劣等感なのか疑念なのか“父親”の感情なのか、観ているこちらに投げ込まれて来るようにさえ感じ、世界へと引き込まれてしまいました…すごい俳優さんです!
さらに、宇野亜喜良さんの衣裳・美粧でそれぞれのキャラクターと世界感がさらに怪しく広がります。
そして、今年も春秋座での京都公演では宇野さんのデザイン画を展示しますよ!
皆さんにも少しだけお見せしましょう~

そうそう!4月12日の関連トークにお越しくださった方々、ありがとうございました。
トークの模様は劇場HP映像アーカイブからご覧いただけます。そして同じ日に、先日放映されたKBS京都TV「kyo biz」のコーナー“8ミニッツ”の撮影を行いました。

おちゃめな手塚さんですが、舞台では…!

では、4月28日(土)をお楽しみに。
劇場でお会いしましょう!

ツチヤ

今日はニャンの日 パート⑫ Everyday life of cats.

4月 22日, 2012年
カテゴリー : 今日はニャンの日 

制作助手のツカモトです。

急にあたたかくなりましたね!
体温調節にはお気をつけください。

ツカモト目下5/12,13にせまる「go-on~からだの森をゆく」
制作活動中のためネコの手も借りたいほど。

なので、我が家のネコ達に手を借りて…
コメントをお願いしました!

きれいな桜だにゃ~。
僕はいつもここから鳥を眺めるのが大好きなのです。

あれれ、これは食べられるのかにゃ~。
おや?甘い!?
何?ドーナツ?

ついに我が家にネコタワーがきたにゃ~~。
ぶらさがっているネズミに夢チュウ!
これで運動不足解消、僕も少し痩せられるかにゃ~?

おや、今日も稽古だね!
いってらっしゃ~~~い。

いかがでしたでしょうか?

また次回はツカモトがお送りいたします!

どうぞ、お楽しみに!

ツカモト

月の影 制作記者会見を行いました。

4月 21日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
大学内にいる猫がニャーコニャーコと鳴いております。春ですね~
最近は昼間が暑いくらいで着る服に困っています。

さて、そんな京都では暑いくらい晴天だった19日に、オペラ「月の影」の制作記者会見を造形大内で行いました。
記者会見には「月の影」作曲の尾上和彦先生、演出の茂山あきら先生、出演者の北村敏則さん(光源氏役・27日)、小濱妙美さん(藤壺役・26日)、船元泰子さん(六条御息所役・26日)、竹内直紀さん(紫式部役・26日)が出席されました。
尾上先生始め、茂山先生、出演者の皆様が、「月の影」に対する思いを熱く語ってくださいました。
 


演出の茂山あきら先生(写真左)と「月の影」作曲の尾上和彦先生(写真右)

 
光源氏役(27日)の北村敏則さんと六条御息所役(26日)の船元泰子さん
船元さんの着物姿がとても華やかです


長年海外で活躍をされていた小濱さん(藤壺役・26日/写真中央)は英語の発音がとてもきれいでした。
紫式部役(26日)の竹内さんの声がとても素敵で思わず胸キュン(写真左)

記者会見の最後に、船元さんがアリアのレチタティーヴォ(旋律付き語り)を披露されました。六条御息所の愛憎の苦悩を表現された美しくも悲しい歌声に鳥肌が立ちました。生で聞くソリストさんの歌声はやっぱり心に響きますね。
 
六条御息所の苦悩が伝わってきます…

新聞掲載日やTVの放映日が決まりましたら、ツイッター等で皆様にお知らせします。是非チェックしてみてください~。

また春秋座HPには「オペラ「月の影」―源氏物語―作曲家・尾上和彦さんに伺いました」を掲載しています。尾上先生の熱い思いが伝わる内容となっております。こちらも是非ご覧下さいませ!
上田

志の輔らくごへの熱いメッセージ!

4月 18日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

もうポカポカですね。ツチヤです。
春ですから、なにか始めないといけません。

ということで!

ということで…

ということですが、実は何も始めていない私です。トホホー
皆さんは何か始めていることがありますか?
気が向いたら、私にもおススメを教えてください。

さて、5月19日(土)、20日(日)『立川志の輔 独演会』の公演ですが、完売間近となっております。
まだご予約、チケットのお引き換えがお済でない方はお急ぎください!!

さて、私たちの劇場では公演や企画の参考のため、公演毎にアンケートをお配りしております。
ご協力くださったことのある皆様、ありがとうございます。今後も宜しくお願いします!
ご回答いただいたものは、スタッフも全て読ませていただいております。
温かい感想を下さる方や厳しいご意見を下さる方、色々とありますが、どんな意見も、書いてくださるという事は、劇場の事を考えてくださってのことですので、そんな皆さんに感謝、感謝と思っております。

ということで!

今日は、昨年の『立川志の輔 独演会』でそのアンケートにお寄せいただいた熱い感想をご紹介したいと思います。

師匠がノリノリでした
次回は師匠の「高瀬舟」、どうでしょうか!?!
<40代 女性>

⇒確かにノリノリでしたよね。それに演目のご提案まで!ありがとうございます。
プロデューサーの橘さん、ご検討を~

中村仲蔵 はなしも演出も迫力がありました!!
<60代 男性>

⇒前回は名作「中村仲蔵」をおおくりしましたね。
会場は笑いと感動の涙でいっぱいになったことが思い出されます…

花道に定九郎が見えました。
<40代 男性>

⇒花道のある春秋座ならではの演出がありましたね。
お客様の想像力を引き出して実物を見せてしまう志の輔さんの技でしょうか。さすが!

志の輔はやっぱり良いよネエー!!
<60代 女性>

⇒よね~!お若い!笑いや感動で皆様が若返っていらっしゃるのを感じます!

富山から来たかいがありました 富山のスターです!!!
<40代 男性>

⇒富山から!?ありがとうございます。富山のスターそしていまや世界のスターですね!

どんな役もがんばって務めたいと思います!
<50代 女性>

⇒中村仲蔵はそれまでは人気のなかった「定九郎」のお役を新演出で見事に務め、感動させました。私たちもどんな逆境もチャンスに変えられるかもしれないですよね!

すごくおもしろかったです。
七福神やハンドタオルなどが私は好きなのですが、記録こうしんです。
<10代 女性>

⇒「七福神」も「ハンドタオル」も志の輔らくごの演目ですね。
春秋座での「中村仲蔵」が彼女の中でその二つを抜いて好きなもののトップになったようです!やった~。10代の若い方にも人気があるのは志の輔らくごの魅力のひとつなのでしょう。

毎年楽しく観に来てます。
また来年もよろしくです。
<40代 女性>

⇒今回のチケットはもうお取りいただけましたでしょうか。
今年もお待ちしております。

この他にもこちらでご紹介しきれないほど、沢山アンケートをいただきました。ありがとうございました!!用紙の裏面まで書ききれないくらい書いてくださった方、「すばらしかった」と大きく書いてくださる方、皆様の感動が強く伝わってまいりました。

ぜひ、今年もご覧いただきその感動をアンケート用紙に沢山ぶつけてくださいね。

ツチヤ

源氏物語ゆかりの地を訪れて

4月 17日, 2012年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。
散りかけの桜の木が名残惜しい今日この頃です。桜の下には一面に花びらが散って落ちてピンク色の絨毯が敷き詰められているようでした。
道を歩いていましたら、ピンク色の車に、散った桜の花びらがビッシリ付いている車を発見。なんとなく趣があります。

先日源氏物語の作者である紫式部のことを色々調べておりましたら彼女のお墓が存在すると言うことを知り、「紫式部の墓」に行ってまいりました。

あるんですよ。紫式部のお墓。
まさかこんなところに!と言うところにあります。

お墓は京都市内、堀川通りと北大路通りの交差点、少し南に行ったところを・・・
北向いて

南向いて

西向いて
ここ!

「紫式部墓所」の隣に「小野篁卿墓」とあります。
紫式部は小野篁の隣に眠っていると言われています。


小野篁のお墓。


紫式部のお墓。どちらもきれいにお供え物・お花が飾ってあります。

小野篁はどんな人かといいますと、紫式部の旦那さん…ではありません。小野篁は西暦800年代前半・平安時代前期に活躍した官人・歌人で、紫式部より170~180年前に生まれた方です。旦那さんのわけありませんね。

ではなぜ縁がない小野篁のお墓が隣にあるのか。
紫式部は源氏物語において、尾上さんがおっしゃっていた通り、煩悩の世界を描いたことで、死後地獄に落ちたと言われていました。
一方で小野篁は閻魔大王のもとで裁判の補助をしていたと言われ、あの世とこの世を行き来していたという伝説があります。まあ…実際そんなわけないと思いますが(笑)
地獄に落ちた紫式部を小野篁が閻魔大王に取り次いで彼女を地獄から解放した、というのが彼女のお墓が小野篁の隣にある理由だそうです。

お時間ありましたら一度訪れてみてはいかがでしょうか。

大嶋

舞台裏からコンニチハ!vol.48

4月 15日, 2012年
カテゴリー : 舞台裏レポート, 過去の公演 

京都の春も、淡い夢のようにピンクから新緑へ。着実に夏へ移り変わってきております。

土曜の夜は、そんな季節にぴったりの甘い夢のようなひと時が春秋座で行われました。

そう「島田歌穂&島健DUOコンサート」です!

あらゆる役柄・ジャンルを歌いこなす島田歌穂さんと、作曲からアレンジまでを幅広くこなされ、ピアニストとしても超一流の島健さんのDUOコンサート。

公演は、皆さんが知っている名曲。例えば「On My Own」から地元ファンを喜ばせる「京都慕情」も織り交ぜる以外な選曲をたっぷりと。お馴染みのミュージカル「CATS」の「Memory」は、舞台に満天の星空が浮かび上がっているような最高の歌声とピアノの共演でした。

終演後、物販コーナーでCDをお買い上げ下さった皆さまに、お2人がその場でサイン!という嬉しいサプライズも。渾身のステージ後で疲れているはずのお2人ですが、満面の笑顔でお客様お一人づつとお話しを弾ませられていました。

未婚女子としては、お2人の織り成す音楽の世界も勿論ながら、人生においても最高のパートナーであるということに、うっとりと羨望の眼差しを向けずにはいられません。

ぜひ、また「いい夫婦の日(11月22日)」に因んだお2人の企画など、制作職員の皆さん如何でしょう?

次回は、昨年からお待ちかねの方も多い京都造形芸術大学・舞台芸術学科が誇る奇才の演出家・川村毅先生によりますP.P.Pasolini’s AFFABULAZIONE『騙り。(かたり)』」
公演が控えております。お座席にも嗜好をこらしており、通常より販売席数が少なくなっておりますので、ご来場を予定の皆さまはチケットご購入を早めにお済ませになることをおススメ致します!!

井川

本日の京都芸術劇場は…

4月 14日, 2012年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

春秋座 デュオシリーズ④ 
島田歌穂&島健 DUOコンサート

がございます。

開演は17時、開場は16時30分からとなっております。

終了時刻は18時40分頃を予定しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

次ページへ »