春秋座 能と狂言まもなくですね。

1月 30日, 2013年
カテゴリー : 過去の公演 

みなさまこんにちは、ツチヤです。

前売完売いただいております2月2日(土)「春秋座 能と狂言」ですが、当日券は2階の補助席を販売する予定です。

少し見にくいお席ですので一般・シニア(60歳以上)5,000円となっております。

学生&ユース(25歳以下)は2,500円でご覧いただけます。

また、2階席までは階段しかございませんので車椅子やお足元の悪い方は事前にチケットセンター(平日10時~17時)までご連絡くださいね。

当日は混雑が予想されます。時間に余裕を持ってお出かけください!

また、お帰りの際にはタクシー乗り場もヤサカタクシーさんにご協力いただき特設しておりますので、ぜひご利用ください。(場所に関しては当日劇場スタッフにお聞きくださいませ。)

さて、元旦の渡邊守章プロデューサーのブログにもありましたように、今年は世阿弥の生誕650周年と相成ります!春秋座では5月24日(金)18時30分から観世流宗家・観世清和師による『翁』を上演いたします。また狂言は茂山千五郎師による『末広かり』、観世銕之丞師の能『高砂 祝言之式』の豪華3本立て!!

公演前には、学内ギャルリ・オーブにて『翁とその起源について』をテーマに天野文雄氏と松岡心平氏が渡邊守章氏の司会進行でお話いたします。

チケットは、友の会先行発売が3月5日(火)、一般発売が3月6日(水)からとなります。こちらもお楽しみに!!

では劇場でお会いしましょうね~

ツチヤ

本日の京都芸術劇場は・・・

1月 27日, 2013年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

高校演劇コンクール近畿大会優秀校 第12回「春秋座」招待公演
演じる高校生

がございます。

開演は14時、開場は13時30分からとなっております。

上演時間は途中休憩を含みまして3時間ほどを予定しております。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

今日はニャンの日パート(21) 猫づくし

1月 22日, 2013年
カテゴリー : 今日はニャンの日 

皆様こんにちは。上田でございます。

寒さも増して我が家の猫ミミはコタツからまったく出てきません。
家族みんながミミに甘いせいか、日に日にふてぶてしくなってきているような気がします…(-_-;)

最早、どうなっているのかわからない寝相…

このまま30分は動じません。

さて、皆様そろそろ我が家の猫に見飽きてきた頃だと思い、今日は打って変わって違う「猫」をご紹介します。

まずはこちら!↓

大の猫好きとして有名な浮世絵師・歌川国芳の作品『其のまま地口猫飼好五十三疋(そのまま-ぢぐち・みやうかいこう-ごじうさんひき)』に登場する猫たちのワッペンです。

東海道五十三次の宿の名前を地口(語呂あわせ)で猫の仕草として描かれています。

お世辞にもかわいいとは言いがたいこの猫たちにすっかり魅了されてしまい、ついつい手が出てしまいました(^_^;)

私は、大磯がお気に入りです♪

興味のある方は探してみてください。

 次は、こちら↓

河原町通り四条から五条間の街路灯にねこの写真が!

寒風吹いてとても寒かったのですが、上を見ながらプラプラと散歩するのもいい気分転換になりました。明かりに照らされたモノクロ写真はどこか幻想的でいい味が出ていました。

※時々電信柱や自転車にぶつかりそうになったので注意してごらんください。

これから別の猫もご紹介したいと思います。皆様の猫スポットがありましたらぜひとも教えてください~

上田 

本日の京都芸術劇場は・・・

1月 19日, 2013年
カテゴリー : KPACへようこそ, 過去の公演 

春秋座にて

第二回 淡路人形浄瑠璃 春秋座公演

がございます。

開演は15時、開場は14時30分からとなっております。

上演時間は1時間40分を予定しております。
途中休憩はございません。

当日券もご用意しております。

皆様のご来場をお待ちしております。

舞台芸術研究センター

明日は淡路人形浄瑠璃公演です。

1月 18日, 2013年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。

連日寒くて、温かい布団が恋しくてしかたがない上田でございます。

さて、いよいよ明日1月19日(土)は、第二回 淡路人形浄瑠璃 春秋座公演です。

以前、淡路人形座さんにインタビューをさせていただいた際、地元・淡路島の若い世代に人形ワークショップや郷土芸能部など淡路人形浄瑠璃の普及のための活動について熱く思いを語られていました。(※詳細は、こちらのインタビューをご覧下さい。)

なんと明日の公演には、淡路島の三原高校で郷土芸能部に所属している高校生が参加します!

今回は少しだけの出演になりますが、将来活躍している姿が見られるかもしれないですね~。いや~楽しみです(^o^)

学生だけの公演とは違って初めてのプロの現場だそうで、奮闘している彼女達も是非応援してあげてください!

また上演前には、大阪市立大学 大学院文学研究科 久堀裕朗准教授による作品のあらすじ解説をします。

作品内容がより判りやすくいっそう楽しんでいただけると思います。

様々な点に注目していただき、淡路人形浄瑠璃をお楽しみください。

当日券もございます。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

上田

復活するエネルギー

1月 09日, 2013年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。本年も京都芸術劇場をよろしくお願い申し上げます。
新年はサッカーの天皇杯を見に行ったり、箱根駅伝を沿道で応援したりと例年実家でジト~としている私的にはかなりミーハーな新年を迎えました。皆様はいかがでしたでしょうか?

さて、新年第一弾、淡路人形浄瑠璃 春秋座公演が来週末公演です。
先日大阪でのプロモーションで淡路人形座さんとお話したのですが(これらの内容は近日ホームページでUPされます。)、淡路人形の歴史は現代の風潮であり、且つ将来への指標の一つでもあると私は個人的に感じています。

娯楽・興味の多様化により戦後(特に高度経済成長期以降)衰退の一途を辿った淡路人形は、完全ではないにしろ継承が途絶えています。
継承が途絶えた伝統芸能が復活するということは、並々ならないエネルギーが必要なのではないかと思います。

先日お話聞いたところ、この復活には「絶えさせてはならない」と強く願う方がいらっしゃって、その方の活動が現在の淡路人形座の方々に大きな影響を与えているそうです。

『地方の時代』と言われて久しいですが、実際文化に関して言えば、圧倒的に東京を中心とした都市に集中依存しています。
淡路人形のような地方の伝統芸能・工芸が継承・発展していくことが、大袈裟ではありますが、この国の文化の独自性や振り幅の大きさになってくると思うのです。

ぜひ劇場で、ユニーク(唯一性という意味で)な芸能と、復活するエネルギーに触れてみてください。

大嶋

2013年年京都芸術劇場――新しい《ステージ》を目指して!

1月 01日, 2013年
カテゴリー : プロデューサー目線, 過去の公演 

 京都芸術劇場・舞台芸術研究センター関係者一同になりかわり、新春の御慶を申し上げます。今年も昨年以上に,ご期待の添えるような企画・演目を御覧頂けるよう、一同「初心」を忘れずに頑張る覚悟でございますので、宜しくお引き立てのほどをお願い申し上げます。
 さて、2013年は、能の大成者世阿弥の生誕六百五十年記念の年に当たりますので、能狂言の企画に、従来以上の力を入れる予定です。
 まず2月2日(土)には、既に「春秋座-能と狂言-」においておなじみの観世銕之丞氏のシテで、京都に縁の深い『融』によって、「六条河原院」の廃墟を舞台に展開される、世阿弥の代表作の一つに数えられる宇宙的な広がりをもつ《風流(ふりゅう)》によって、世阿弥の「詩劇」に浸って頂くと共に、野村万作・萬斎両氏による『磁石』によって、「騙そうとする者が、反対に騙される」喜劇の典型を見て頂きます。
 「春秋座-能と狂言-」は,幸いにも、能狂言の最も「生きのよい」演者のご出演を得ていますが、この際、強調しておきたいのは、能は「音楽劇」であり、地謡は言うまでもありませんが、囃子方が良くなければ、良い舞台は成立しません。この点でも、幸い、笛の藤田流宗家六郎兵衛氏、小鼓大倉流宗家源次郎氏、大鼓葛野流の最も優れた若手演奏家である広忠氏を常連としてお迎えしていますから、音楽劇としての能の、現在望みうる最高のメンバーによる演能が可能になっています。暮にも、広忠君の主催する会で、このメンバーに片山九郎右衛門氏の『道成寺』を見ましたが、近年の最高の出来であったことを申し添えます。
 その広忠君の会では、観世宗家の清和氏が、「老女物」の大曲『鸚鵡小町』に挑まれて、位の高い舞台を見せて下さいましたが、5月24日(金)には、観世宗家清和氏に、世阿弥生誕六百五十周年記念として、『翁』を舞って頂きます。能の始原的な芸態とも言える『翁』を、春秋座の歌舞伎舞台を活かして舞って頂くのは、はじめての企画ですから、茂山七五三氏の三番叟とともに、ご期待下さい。この日には、ほかに茂山家による狂言一番と,観世銕之丞氏による半能『高砂』が「祝言」の感動を高める事でしょう。
 更に7月12日(金)には、一昨年に萬斎・逸平両君の『三番叟』の競演でご好評を博しました「東西狂言立ち合い」を、東の野村家と西の茂山家の出演という形で行います。主な演目は『髭櫓(ひげやぐら)』で、大髭の夫の髭が嫌だと言って、それを抜こうとする女房と、髭に「櫓」を備え付けて防御しようとする夫との合戦が、女房側の「立ち衆」と、地謡に囃子も入るという大掛かりな展開を見せる作品で、萬斎君の大髭と逸平君の女房の戦いが見物です。他に,人間国宝万作師の得意とされる「那須の語り」によって、狂言の「語りの芸」としての面を、堪能して頂きます。
 来年度という事で言えば、2014年2月には、恒例「春秋座-能と狂言-」を、能『船弁慶』と狂言『棒縛り』といった初心者にも分かり易い演目で催す予定になっております。
 なお、これはセンター企画ではありませんが、本学舞台芸術学科の卒業生でもある井上安寿子君——観世銕之丞師と京舞の井上八千代先生の令嬢——の「第一回舞踊公演」が、来る2月9日(土)に、春秋座で催されます。本学卒業生が京都芸術劇場の舞台に立つ事は、学科としてもセンターとしても応援したい事業であり、今後も、「大学における劇場」の意味付けの上でも、よいきっかけになる事と考え、ここに併せてお知らせ致します。

渡邊守章
(舞台芸術研究センター所長・演出家)