展示・イベント

2016.09.05

  • 映像・舞台
  • 近畿圏

繻子の靴

四日間のスペイン芝居

2016. 12/10 (土)

2016. 12/11 (日)

11:00

20:30

瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座

MAP

「禁じられた恋」の壮大な四部作日本初演!上演時間8時間をこえる超大作 フランス演劇研究の重鎮で演出家の渡邊守章 マルチメディアアーティスト・高谷史郎 出演に剣幸ら豪華キャスト・スタッフが集結!!

『繻子の靴』は、フランスの前衛劇詩人であり、世界各地で活躍した外交官でもあったポール・クローデルが生涯の集大成と考えた壮大な作品で、全曲上演すればゆうに半日はかかる超大作です。16世紀のスペインを中心に、新旧両大陸に展開される若く美しき人妻ドニャ・プルエーズと新大陸の征服者ドン・ロドリッグとの地上では叶わぬ恋を主軸に、プルエーズに地上における不可能な政治的使命を託す夫ドン・ペラージュ、彼女に邪な恋を抱く背教者ドン・カミーユという悲劇的な四角関係と対をなすように、ドニャ・ミュジークとナポリの副王の幻想的な恋物語が展開します。これら主筋にからむ道化芝居の千変万化と異空間の世界。西洋と東洋の、古典と前衛の演劇言語が絢爛たる火花を撒き散らします。

出演には元・宝塚トップの剣幸をはじめ、吉見一豊、石井英明、阿部一徳、小田豊、瑞木健太郎の実力俳優、狂言・茂山家より七五三、宗彦、逸平らが揃い、関東・関西で活躍する京都造形芸術大学舞台芸術学科卒業生・在校生も出演。能楽師・藤田六郎兵衛の笛のライブ演奏に、野村萬斎が映像出演いたします。

スタッフに、フランス文学研究・翻訳者にして演出家でもある渡邊守章、京都を拠点に世界的に活躍するマルチメディアアーティストの高谷史郎、照明デザインに第一線で様々な舞台を手がける服部基をはじめ、豪華注目スタッフが集結いたしました。

********************************

神は、曲がりくねった線で、真っ直ぐに書く――(ポルトガルの諺)
『繻子の靴』――フランスの前衛劇詩人であり、世界各地で活躍した外交官でもあったポール・クローデルが、大正年間に日本滞在中に書き上げた、大航海時代を舞台に繰り広げられるこの〈世界大演劇〉は、かつて本国では徹夜上演も行なわれたほどの、まさに現代演劇史に燦然と輝く金字塔です。しかし、そのスケールのあまりの大きさに、日本では長い間、もっとも上演困難な作品のひとつとされてきました。
その超大作がいま、クローデルにも縁のあるこの京都で、最高の演出家=翻訳者が、世界的に活躍するメディアアーティスト高谷史郎と最強のタッグを組み、豪華スタッフ・俳優陣とともに、いよいよ「全曲版」の、歴史的な本邦初演をむかえようとしています。

舞台は、16世紀末のスペイン。「新大陸」の征服者(コンキスタドール)である若き騎士ドン・ロドリッグと、若く美しき人妻ドニャ・プルエーズの、地上ではかなうことのない激しい恋。プルエーズの夫、老大審問官ドン・ペラージュと、はるか大西洋をみわたすアフリカ・モガドール要塞にあって、キリスト教を否定しようとする背教者ドン・カミーユを巻き込んでの、壮大な〈すれ違い〉の物語が、地球を舞台に繰り広げられます。
四部構成から成る全体は、スペイン・バロック演劇の慣習にしがたい、それぞれ「一日目」「二日目」「三日目」「四日目」と題されています。

******************
​『繻子の靴』公演概要

【日程】2016年 12月10日(土) ・11日(日) 各日11:00開演
*両日とも通し上演 *終演20:30頃(途中約30分の休憩が3回入ります)
【会場】京都芸術劇場 春秋座 (京都造形芸術大学内)

【作】ポール・クローデル『繻子の靴』(岩波文庫版)
【翻訳・構成・演出】渡邊守章  【映像・美術】高谷史郎  【照明】服部基

【出演】剣幸/吉見一豊、石井英明、阿部一徳、小田豊、瑞木健太郎/
茂山七五三、茂山宗彦、茂山逸平、島田洋海、鈴木実/
岩澤侑生子、岩﨑小枝子、鶴坂奈央、千代花奈、田中沙依、片山将磨、山本善之、磯貝優志、谷田真緒/
藤田六郎兵衛(能管)/野村萬斎(映像出演)

【演出助手】木ノ下裕一、岩﨑小枝子  【映像プログラミング】濱哲史、古舘健、白木良
【映像技術】三谷正  【音楽】原摩利彦 【音響操作】宮田充規  【舞台監督】夏目雅也、大鹿展明  【衣装】萩野緑

【入場料】(全席指定)
一般 6500円/シニア6000円/京都芸術劇場友の会5500円/学生&ユース3000円 

【チケット発売日】友の会先行発売 9月27日(火)/一般発売 9月28日(水)

【主催・製作】京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター



≪関連企画≫明倫ワークショップ  『繻子の靴』をめぐる対談

 【『繻子の靴』について――翻訳の”足取り”】渡辺保(演劇批評)、渡邊守章
10月23日(日)14:00~15:30

 【『繻子の靴』――テクストと演出】渡邊守章、木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
10月30日(日)16:00~17:30

​会場:京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)
定員40名
無料・要事前申込み
お申込み先:京都芸術センターTEL075-213-1000
費用 一般6500円/シニア6000円/友の会5500円/学生&ユース3000円
定員 各500名
申込方法 京都芸術劇場チケットセンター電話・窓口・オンラインチケットストアほか
主催 舞台芸術研究センター
お問合せ 京都芸術劇場チケットセンター075-791-8240
関連在学生 磯貝優志
URL http://www.syusunokutu.com/special
http://k-pac.org/?p=1269
関連卒業生 茂山宗彦、岩澤侑生子、岩﨑小枝子、鶴坂奈央、千代花奈、田中沙依、片山将磨、山本善之、磯貝優志
関連教員 渡邊守章
  1. Home
  2. 展示・イベント
  3. 繻子の靴|展示・イベント情報

毎日更新! 公式SNS

公式SNS紹介