本学在学生13名が佐藤淳教授監修のもと、フィールドワークで印刷技術、印刷表現の過去・現在を学び、そこからグラフィックデザインの未来を見つめ、新たな創造を試みます。

―以下、フライヤーより転載―

われわれはまったく新しい状況に直面すると、
つねに、もっとも近い過去の事物とか特色に執着しがちである。
われわれはバックミラーを通して現代を見ている。
われわれは未来に向かって、 後ろ向きに進んでゆく。
------マーシャル・マクルーハン

2016年度、京都造形芸術大学は公益財団法人DNP文化振興財団の協力ものと、
従来の印刷による技術や表現とは異なる発見を求め、創造するための連携プロジェクトを実施してきました。
これに参加した学生たちは、印刷や刻字にまつわる現在と過去を行き来し、
そこからグラフィックデザインの未来を見つめることで、新たな発見のきっかけを探り続けてきました。
未来について考えるためには、まだ見ぬ先端（post）よりも、
過ぎ去ったもの（past）について考えることの方が幾分可能性がある。
それは過去から未来へとバトンを渡す、 創造のチャレンジです。
過去と未来を同時にみつめる学生たちの眼差しとしての展覧会に、ご期待ください。

■オープニング・レセプション
スペシャル・トーク
ゲスト：藤本由紀夫（アーティスト、大学院芸術研究科 教授）
・日時：2016年12月14日（水） 17:00–19:00
・会場：京都dddギャラリー
・入場無料、予約不要

■監修：
佐藤淳 （グラフィックデザイナー、情報デザイン学科 教授）

■ディレクション：
八木良太 （アーティスト、情報デザイン学科 専任講師）
見増勇介 （デザイナー、情報デザイン学科 専任講師）
村松美賀子 （編集者、文芸表現学科 准教授）

■出品者：
市岡颯紀（情報デザイン学科 イラストレーションコース 3年）
稲田光佑（情報デザイン学科 情報デザインコース 3年）
酒井文子（情報デザイン学科 情報デザインコース 3年）
澤頭啓恵（情報デザイン学科 情報デザインコース 3年）
下坂菜摘（空間演出デザイン学科 空間デザインコース 3年）
中川ちほり（空間演出デザイン学科 空間デザインコース 3年）
橋本紗都美（空間演出デザイン学科 空間デザインコース 3年）
福留明莉（情報デザイン学科 情報デザインコース 3年）
牧野佐耶（文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース 2年）
溝邊尚紀（情報デザイン学科 情報デザインコース 4年）
村上沙絵（情報デザイン学科 イラストレーションコース 4年）
吉椿千紘 （情報デザイン学科 情報デザインコース 3年）
渡邉風子（文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース 2年）

■協力
有限会社佐々木活字店
国光オブラート株式会社