2017.01.10
- 展覧会
- 近畿圏
【ARTZONE】渡邉朋也個展「信頼と実績」
2017. 01/07 (土)
2017. 01/29 (日)
平日 13:00-20:00/土日祝 12:30-20:00 会期中無休
ARTZONE
無意味な行為の膨大な反復
ARTZONEにて、渡邉朋也の関西初となる個展「信頼と実績」を開催いたします。渡邉朋也(1984〜)は、最先端技術などにより無意味な行為を膨大に反復し、荒唐無稽な与太をなすことで、現代の技術革新における合理性や簡便さに疑問を投げかける作家です。フライヤーのメインビジュアルとなっている《荒んだ食卓を極力直そう》は、3Dプリンタによって、なくした割り箸の片割れを手元に残った割り箸から作りあげたものです。本作で渡邉は、荒んだ世界を目の前の食卓から少しでも直そうとしており、高度なデジタルファブリケーション技術によって非合理的に割り箸の秩序を回復しています。
タイトルとなる「信頼と実績」は、行為の積み重ねによって信頼を勝ち得てきたことを表す常套句ですが、転じて、「信頼を得たいときの宣伝文句」ともなってきました。渡邉の作品は一見寡黙で、何の情報も観賞者に与えないように思えます。しかし彼の作品は、途方もない反復行為やたゆまぬ技術修練によって、偶然の出来事を再現するという奇跡の実現でもあり、常態化しつつある様相を創造的に反復することで達成される批評行為でもあります。
本展は、これまで断片的に紹介されてきた、立体や映像、平面など約130点を豊富に取り揃え展示しております。渡邉自身が出展作について今回キャプションを制作しており、これまでの実績を直に精査していただける貴重な機会となっております。ぜひご覧ください。
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企画:きりとりめでる
企画補佐:藤村南帆(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)
企画協力:松谷容作、増田展大
スタッフ:市下純子、河野彩子、呉屋直、中川恵理子(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)
タイトルとなる「信頼と実績」は、行為の積み重ねによって信頼を勝ち得てきたことを表す常套句ですが、転じて、「信頼を得たいときの宣伝文句」ともなってきました。渡邉の作品は一見寡黙で、何の情報も観賞者に与えないように思えます。しかし彼の作品は、途方もない反復行為やたゆまぬ技術修練によって、偶然の出来事を再現するという奇跡の実現でもあり、常態化しつつある様相を創造的に反復することで達成される批評行為でもあります。
本展は、これまで断片的に紹介されてきた、立体や映像、平面など約130点を豊富に取り揃え展示しております。渡邉自身が出展作について今回キャプションを制作しており、これまでの実績を直に精査していただける貴重な機会となっております。ぜひご覧ください。
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企画:きりとりめでる
企画補佐:藤村南帆(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)
企画協力:松谷容作、増田展大
スタッフ:市下純子、河野彩子、呉屋直、中川恵理子(京都造形芸術大学アートプロデュース学科)
費用 | 入場無料 |
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定員 | - |
申込方法 | - |
主催 | 科学研究費助成事業研究課題名「ポストインターネットにおける視聴覚表現の作者性にかんする批判的考察」(課題番号15K02203)、京都造形芸術大学アートプロデュース学科、ARTZONE |
お問合せ | 075-212-9676 info@artzone.jp |
URL | http://artzone.jp/?p=2773 |