2017.02.23
- 展覧会
- 首都圏
築山有城 個展 roundabout / ラウンダバウト
2017. 02/17 (金)
2017. 03/18 (土)
11:00
19:00
日祝月は休廊
LOKO GALLERY
〒150-0032 東京都 渋谷区 鶯谷町 12-6
MAP
卒業生 築山有城さんがドバイで製作した大型コラージュ作品を含む個展が 渋谷 LOKO GALLERYにおいて行われます。
―以下、LOKO GALLERY HPより転載―
彫刻家 築山有城は4カ国から14名のアーティストやリサーチャーが参加したレジデンスプログラム See Saw Seeds の一員として 2016年の3ヶ月間、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しました。本展はその成果として現地で制作発表された大型のコラージュ作品の日本における初公開となります。
本展のタイトルであるラウンダバウトとは欧州や中東でよく見られる信号のない環状の交差点を指します。築山は4メートル超の支持体に、現地の新聞や雑誌から切り取ったアラビア語のテキストで巨大なラウンダバウトのイメージを描き出しました。
車が流れ込みそして出て行くラウンダバウトは中東地域のハブとして繁栄するドバイの街やその活発な交流の様子と重なりますが、作品イメージを構成する数千枚の紙片に記されたテキストはアラビア語を解さない者にとっては意味を成さず、情報を読み取ることはできません。それは、相互理解を伴わないグローバリゼーションの急激な進行が民族や宗教間の深刻な対立を生む世界の現状を我々に想像させますが、同時に、地道な手仕事によって積み重ねられた圧倒的な大画面、明るい色調からは、ディスコミュニケーションが我々にもたらす絶望感を打ち消すかのようなポジティブなエネルギーをも感じることができます。
ドバイで慣れないアラビア語に囲まれ、ラウンダバウトで立ち往生した経験は、異文化、異なるルールの中に存在するということを築山に強く意識させました。ハサミなどの道具を使わずに、自らの手指のみで作品に対峙することは彼がドバイで感じた疎外感や無力感を克服するために必要な、祈りにも似た行為であったのかもしれません。
―以下、LOKO GALLERY HPより転載―
彫刻家 築山有城は4カ国から14名のアーティストやリサーチャーが参加したレジデンスプログラム See Saw Seeds の一員として 2016年の3ヶ月間、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しました。本展はその成果として現地で制作発表された大型のコラージュ作品の日本における初公開となります。
本展のタイトルであるラウンダバウトとは欧州や中東でよく見られる信号のない環状の交差点を指します。築山は4メートル超の支持体に、現地の新聞や雑誌から切り取ったアラビア語のテキストで巨大なラウンダバウトのイメージを描き出しました。
車が流れ込みそして出て行くラウンダバウトは中東地域のハブとして繁栄するドバイの街やその活発な交流の様子と重なりますが、作品イメージを構成する数千枚の紙片に記されたテキストはアラビア語を解さない者にとっては意味を成さず、情報を読み取ることはできません。それは、相互理解を伴わないグローバリゼーションの急激な進行が民族や宗教間の深刻な対立を生む世界の現状を我々に想像させますが、同時に、地道な手仕事によって積み重ねられた圧倒的な大画面、明るい色調からは、ディスコミュニケーションが我々にもたらす絶望感を打ち消すかのようなポジティブなエネルギーをも感じることができます。
ドバイで慣れないアラビア語に囲まれ、ラウンダバウトで立ち往生した経験は、異文化、異なるルールの中に存在するということを築山に強く意識させました。ハサミなどの道具を使わずに、自らの手指のみで作品に対峙することは彼がドバイで感じた疎外感や無力感を克服するために必要な、祈りにも似た行為であったのかもしれません。
費用 | - |
---|---|
定員 | - |
申込方法 | - |
主催 | - |
お問合せ | 03 6455 1376 |
URL | http://lokogallery.com/exihibition/roundabout/ |
関連卒業生 | 築山有城(美術科彫刻コース ’99年度卒) |