展示・イベント

2014.09.04

  • 映像・舞台
  • 近畿圏

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2014

木ノ下歌舞伎『三人吉三』

2014. 10/11 (土)

2014. 10/12 (日)

10月11日 (土)16:00開演/12日 (日) 13:00開演

瓜生山キャンパス 京都芸術劇場 春秋座

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変貌する時代の足音を聞きながら 運命と強大な社会の中で抗う人々——

京都を拠点に、歌舞伎の演目を現代の視点で捉え直してきた木ノ下歌舞伎。主宰・木ノ下裕一の指針に基づいて、演目ごとにさまざまな演出家を起用し上演を重ねている。昨年のKYOTO EXPERIMENTでは、架空の「木ノ下歌舞伎ミュージアム」を開館し、開館式典の祝賀の舞として狂言『三番三』と木ノ下歌舞伎『三番叟』を同時上演。演目の歴史がわかる展示や式典など、観客がツアー形式で体感できる場を提供し、形式的な日本の式典そのものをパロディにしながら、演目の持つ祝祭感覚を現代によみがえらせた。
そして今回、近代歌舞伎の基礎をつくった大劇作家・河竹黙阿弥に満を持して挑む。選ばれた演目は、リズミカルで詩情豊かな七五調の台詞や、華やかな様式美など、まさに歌舞伎の魅力が詰まった『三人吉三』。
木ノ下歌舞伎版『三人吉三』は、同じ吉三郎という名を持つアウトロー三人の、単なる不遇な物語にとどまらない。近年の上演形式ではカットされる、三人を取りまく2つのコミュニティの物語を復活させ、複雑に絡み合った人間ドラマと戯曲が内包する同時代性に迫る。
演出は、昨年の『三番叟』をはじめ数々の木ノ下歌舞伎作品を手がけてきた杉原邦生。木ノ下の綿密な調査と戯曲の丹念な読み込みが『三人吉三』を新たに見出し、批評性と祝祭性を兼ね備えた杉原の手腕が鮮やかに空間化する。黙阿弥を、歌舞伎を、ひいては日本の現代演劇の源流を改めて問いなおす。


≪ポストパフォーマンストーク≫
10月 11日 (土) 16:00-、12日 (日) 13:00-
出演:木ノ下裕一、杉原邦生


※ユースは25歳以下、シニアは65歳以上
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
10月 11日 (土) 16:00、12日 (日) 13:00は託児サービスあり(有料・要予約)
http://kyoto-ex.jp/2014/info/15638/
費用 <全席指定>一般 前売 ¥3,500/当日 ¥4,000、ユース・学生 前売 ¥3,000/当日 ¥3,500、シニア 前売 ¥3,000/当日 ¥3,500、高校生以下 前売 ¥1,000/当日 ¥1,000
定員 -
申込方法 KYOTO EXPERIMENTチケットセンターhttp://kyoto-ex.jp/2014/ticket/buyersguide/
主催 京都国際舞台芸術祭実行委員会(京都市、京都芸術センター、公益財団法人京都市芸術文化協会、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団 )
お問合せ KYOTO EXPERIMENT事務局 Tel:075-213-5839(平日11:00~19:00)
関連在学生 田中祐気(舞台芸術学科4回生)〔出演〕
URL http://www.k-pac.org/performance.html#p20141011
関連卒業生 木ノ下裕一(大学院修了)〔主宰〕、杉原邦生(舞台芸術学科卒業)〔演出〕
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