文芸創作・出版編集・書物学

文芸表現領域

文芸の役割を理解し、ことばの表現のプロフェッショナルを目指す

19世紀の英語圏において、文学を創作者の観点から実践的に学ぶ場として生まれた「クリエイティブ・ライティング(文芸創作)コース」は、20世紀に入ると、英米諸国を中心に、大学院修士課程や博士課程にも設置され、これまでに数多くの作家を輩出してきました。こうした教育手法を取り入れつつ、日本における独自かつ新しい文芸教育の仕組みを構築して、豊かな知と新鮮な視野を持つ作家や編集者を養成することが、本領域の目指すところです。また、印刷出版の世界も過渡期にあります。従来のように新人賞を獲って作家となる道だけではなく、新しいメディアを自ら創造し、柔軟な表現活動を行うことのできる人材が、今後は求められます。
本領域では、ストーリーテリング、文芸理論、また雑誌や書籍の編集から出版デザインまで、多様化する時代の変化を先取りする「ことばの表現のプロフェッショナル」を育成します。

領域の特長

物語を生み出すのに、出身学科は関係ない

いつの時代、どの場所にも、物語は普遍的に存在し、人々に必要とされてきました。今後、たとえ紙やペンが消え、本が電子メディアにとってかわられたとしても、物語るという営みそのものは不滅です。そして、物語を書くために前もって必要となるような条件はありません。きわめて広く門戸が開かれていて、各自が持つ知識や経験をいかようにも生かせるのが、本領域の最大の特長です。

パブリッシングアートとしての書物学

文字組や装丁の美しさ、そして、書物に書かれた内容まで含めて、一冊の本を総合的な芸術作品として評価する動きが広がりつつあります。本領域では、執筆や編集作業にとどまらず、出版メディアを芸術文化として位置づけ、デザインやビジュアルクリエーションなどの他領域とも連携しながら、パブリッシングアートとしての書物学を追求していきます。

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