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浅田彰大学院長 『アサダ・アキラ・アカデミア』開催!

本学大学院院長:浅田彰教授と比較藝術学研究センターによる先鋭的な公開講座『アサダ・アキラ・アカデミア』を開催いたします。
今回は、小原真史氏と平倉圭氏をお迎えしての講座です。

■アサダ・アキラ・アカデミア ―この人を見よ この映像を見よ―

○小原真史

『カメラになった男 写真家 中平卓馬』
上映とトーク

モデレーター 浅田彰
・日時:2011年5月10日(火) 18:00-(20:00)
・場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 望天館B‐11(情報デザイン プロジェクトホール)
※入場無料 定員120名(当日先着順)

○平倉圭
『ゴダール・ソシアリスム』分析

モデレーター 浅田彰
・日時:2011年5月21日(土) 15:00-(17:00)
・場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス 望天館B‐11(情報デザイン プロジェクトホール)
※入場無料 定員120名(当日先着順)

【内容】
○小原真史 『カメラになった男 写真家 中平卓馬』
1960年代から写真界の最先端を走るとともに、ゴダール評なども含む鋭い評論活動を展開してきた中平卓馬(1938年-)は、1977年9月11日に酔いつぶれて昏睡状態に陥り、意識は回復したものの言語と記憶に深刻な障害を抱えることとなる。それでも彼は写真を撮り続けた――というより、写真を撮ることで辛うじて生きてきたのだ。安易な意味づけや感情移入を削ぎ落とされたその写真は、不穏なまでの輝きで見る者を不意打ちするだろう。「キリカエ」展(大阪、Six)で近作が展示されるのを機に、小原真史が写真家にぴったり寄り添って撮った奇跡的ドキュメンタリー(2003年)を上映し、ますますアクチュアリティを増す中平卓馬という事件について語る。写真だけではない、およそアートに関心のあるすべての人間が体験すべき、これは決定的な事件である。

○平倉圭『ゴダール・ソシアリスム』分析
ジャン=リュック・ゴダール(1930-)は、1960年の『勝手にしやがれ』以来、映画界の最先端を走ってきた。1970年に入ってその疾走は中断したかに見えたが、とくにパレスチナ映画の失敗をめぐる省察を通じ、映画についてヴィデオで考察するといった新たな道が切り開かれ、それは20世紀末に『映画史』という巨大なモニュメントにまで到達する。その彼の最新作『ゴダール・ソシアリスム』は、全篇の早回し版がネット上にトレーラーとして公開されて上映前から話題となったが、いよいよこの映画が5月14日から京都シネマで上映され、先立って5月7日からゴダール映画祭が開催されるのを機に、ディジタル・ディヴァイスを駆使した映像の解析で新たな道を切り開きつつある平倉圭が、話題作『ゴダール的方法』の延長上で『ゴダール・ソシアリスム』を徹底分析する(フロイトの「徹底操作」という言葉にならって言えば)。映画のみならずアートやメディアに関心のあるすべての人へ。まずは映画館に駆けつけて圧倒的な音と映像の洪水に身をさらしたあと、この講座でそれがディジタル時代の鋭利なメスで徹底分析されるのを目撃していただきたい。

【ゲストプロフィール】
小原真史(こはら・まさし)
1978年生。IZU PHOTO MUSEUM研究員(現在「富士幻景 富士から見た近代日本」展を準備中)。著書に共著『時の宙づり 生・写真・死 』(IZU PHOTO MUSEUM、2010年)。

平倉圭(ひらくら・けい)
1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術論、知覚論。現在、横浜国立大学教育人間学部人間文化課程准教授。著書に博士論文を元にした『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年)。

学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学