【大学選びのウソ・ホント】正解がない時代を生き抜くために、進化する芸術大学

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vol1 就職・進路決定に強みを発揮する芸術教育

vol1 就職・進路決定に強みを発揮する芸術教育

これから選択すべき大学の条件とは?

2009年からほぼ横ばいで推移している18歳人口は、2018年から再び減少に転じると予測されています。いまや高校生の大学進学率は50%を超え、すでに頭打ちの状態。4年制の私立大学では、ほぼ2校に1校が定員割れを起こしている現実があり、美大・芸大においても「定員割れ」を起こしている大学が数多くあることも事実です。
これから大学は本格的に淘汰される時代へと突入しますが、そんな時代だからこそ受験生に対して、誠実に向き合っていく覚悟が必要です。あいまいな情報ではなく、きちんと裏づけの取れたデータや教育成果を公開しているかどうか。情報公開は、その大学が誠実であるかどうかを測る大きな指標になります。

「就職率」についてのウソ・ホント

これから受験を検討している大学を正しく理解するためには、先入観やあいまいな情報に振り回されず、ご自身の目で確かめることが大切です。例えば、保護者の皆さまが普段、目にする「就職内定率」という言葉。「就職者数」を「卒業生数」ではなく、「就職希望者数」という大学側で操作できる数字を使うことによって、一見すると良さそうに見えるデータを作ることもできるのです。

■就職内定率とは

就職内定率=就職をした学生数/就職を希望した学生数

※つまり、「希望した」という条件を各大学が自由に変更すれば、就職内定率は限りなく100%に近づけることができるのです。
就職実績は、できる限り高く見せたいですからね。

根拠となる計算式や具体的な調査方法が記されていない、よく分からないデータが、残念ながら世の中にたくさん…。では、京都造形芸術大学の就職率はどうでしょうか?「教育プログラム」を改革し続ける芸術大学だからこそ、出せる結果があります。

就職・進路決定に強みを発揮する京都造形

[他美大・芸大と比べて高い就職率]どんな仕事に就いても活躍できるよう就職活動に向けたプログラムを1年次より開始。進路支援の窓口である「キャリアデザインセンター」では、正課外キャリア講座受講、求人斡旋、スカウト制度利用、適職診断テスト、キャリアカウンセリングなど、さまざまな支援を受けることができます。

■東洋経済オンライン『最新!「大学就職率ランキング」トップ300』

東洋経済オンライン『最新!「大学就職率ランキング」トップ300』(卒業生数の多い順(大学院進学・修了者含み450人以上)で上位300大学のランキングを紹介、その最新版(今回は同441人以上)を掲載) 2016年3月3日より

東洋経済ONLINEの記事へ

進路決定に強い京造生

[進路決定率83.0%][進路決定率とは]
就職、進学、起業等、進路が決定した学生数を卒業生数で割ったもの。※作家希望者、パートなどは含みません。

2015年3月卒業生の進路決定率は83.0%。本学過去最高の結果となりました。

なぜ、京都造形はここまで結果を出せるのか?

では、なぜ京都造形芸術大学がこれほど結果を出せているのでしょうか。その答えは「社会が求める能力の変化」と「本学独自の教育プログラム」に秘密があります。かつて日本が高度経済成長にあった時代には、「あらかじめ用意された正解に効率的にたどりつく能力」が必要とされてきました。しかし、これからの社会はコンピュータやAI(人工知能)の進化によって「知識量」や「情報処理能力」といった力は、急速にコンピュータに取って代わられていきます。そして、これから迎える「たった一つの正解がない時代」には、芸術を学び、「新しい選択肢を創り出す能力」を持った人材が求められるのです。
また、就職活動のプロセスでは、学生生活で何に真剣に取り組み、何に気づき、どのような力を身につけたかが具体的に問われます。しかし、それを理解すれば芸大生が不利とは言えません。4年間の学生生活で、積極的にさまざまな機会に取り組み、そこで具体的な気づきや結果が得られると、逆に芸大生にしか出せない強みが生まれるのです。例えば本学の代表的な教育プログラム「リアルワークプロジェクト(産学連携)」や「ULTRA FACTORY(第一線のクリエイターと共同制作を行う世界基準の工房)」も学生たちの意識を変え、社会に通用する具体的な気づきを得るための取り組みの一つ。文部科学省や企業、自治体から高く評価されているプログラムに参加することで、4年後に就職に強い芸大生になることができるのです。

vol2 未来を生き抜く力を身に付ける芸術教育

vol2 未来を生き抜く力を身に付ける芸術教育

これから選択すべき大学の条件とは?

これまでの日本の大学入試はマークシート方式が代表するように、「たった一つの正解」あるいは「あらかじめ用意された正解に効率的にたどりつく能力」を試験によって測定する方法が重視されてきました。しかし現在、文部科学省が推進する教育改革の方向性は「何を教えるか(知識)」から、「どのような力を身につけさせるのか(資質・能力)」に考え方が大きくシフトしています。2020年度には、文部科学省の推進によって大学入試が変わり、高校教育も変わります。そして国は、私立大学に対して各大学の理念や条件に基づいた改革を行い、「大学教育」を根本から見直すよう要請しているのです。果たしてこれは、何を意味するのでしょうか?現在、4年制の私立大学は2校に1校が定員割れを起こしている現実があり、これから大学は本格的に淘汰される時代へと突入します。つまり、これからの時代に求められる能力が身につく「教育プログラム」を提供できているかどうかが、大学選択の大きな基準となるのです。進学先を選ぶということは、「時間」と「お金」。そして、その大学に「人生」をかけることとも言えます。だからこそ、価値のある「学習環境」を選ぶことが重要になるのです。

「芸術教育」がこれから必要とされる理由(わけ)

では、今なぜ「芸術教育」が注目されているのでしょうか。それは、これから日本が未だかつて経験したことのない急激な人口減少と少子化・高齢化の社会を生きていくことになるからです。(2030年には65歳以上の割合は総人口の1/3にまで上昇。生産年齢人口は総人口の約58%にまで減少すると予測され、日本の国際競争力の低下が懸念されています)このように社会の枠組みが変化すると、これまでのルールや「成功の方程式」は当然通用しなくなります。また、進化し続けるIT技術によって私たちの生活が便利になる一方で、AI(人工知能)を持ったコンピュータによって人間の仕事が奪われるということが、これから間違いなく加速していきます。そのため、これからは社会がどのような状況になっても瞬時に対応できる人材を育てる必要があり、人間の仕事はあらゆる面において、創造的であることが求められます。そして、この「創造的行為(クリエイション)」というものは教育や環境によって作られます。だからこそ、目の前の状況をよく観察して発想する(アイデアを出す)ことや、ひとつの答えが用意されていない問題に対してアプローチする学問である「芸術教育」が今、注目されているのです。つまり、芸術を学ぶという選択がこれから先、予測できない未来をサバイブしていくための「戦略」となる時代が訪れるのです。

芸術教育で身につく能力の一例

「美大・芸大」のウソ・ホント

ただ一方で、世間が持つ「美大・芸大」のイメージの多くが、「特別な人が、特別な場所で、自分の好きな作品を作っている」ということに留まっていることに驚かされます。それは、今もって日本の多くの美大・芸大で「専門家育成」のみに特化した授業が運営されていることがそういったイメージを作っているのかもしれません。しかし、本来の意味での「芸術教育」は、自らの価値観や人間性、あるいは社会が抱える問題等などを作品として作り上げるため、社会に対してプレゼンテーションする姿勢が自然と育まれます。そして、自分の作品を教員や学生同士で講評される機会も多いため、自らを客観視する視点が身につき、コミュニケーション能力において不可欠な「他者の意見に耳を傾ける能力」もきわめて高くなるはずなのです。

では、京都造形芸術大学の教育はどうでしょうか?「教育プログラム」を改革し続ける芸術大学だからこそ、出せる結果があります。

では、京都造形芸術大学の教育はどうでしょうか?「教育プログラム」を改革し続ける芸術大学だからこそ、出せる結果があります。

京都造形芸術大学は「芸術を教える」大学ではない!?

では、本学はどうかというと一般的な美大・芸大が教育目標として「優れた芸術家や研究者の養成(専門家の輩出)」を掲げている中、「芸術の知識や技術だけを教える」大学ではないということをよく言っています。つまり、芸術はあくまで手段であって、どんな社会に出ても活躍できる人材を育てるための「人間力」や「創造力」を身につけてもらうことを目的としており、「芸術という手段を用いて教える」ということを実践しています。また最近、さまざまな総合大学で導入され始めている、専門の異なるメンバーが集まり共通の課題に取り組むPBL (Project Based Learning)型授業についても、本学では先駆的に行われてきました。京都造形芸術大学は、全国の大学のなかでも、最も早くからワークショップによる体験学習を教養教育の根幹に据え、「仲間と力を合わせて、新しいものを生み出す力」の向上に力を注いできたのです。本学の「リアルワークプロジェクト(産学連携)」や「ULTRA FACTORY(第一線のクリエイターと共同制作を行う世界基準の工房)」も学生たちの意識を変え、社会に通用する力や具体的な気づきを得るための代表的な取り組みの一つです。 そのように捉えると一見同じように見える大学でも、教育の中身を調べると大きな違いがあることに気づかされます。大学受験は「合格すること」がゴールではなく、入学後、何に向かって何をするかを考えることが重要です。その大学が何を目指しているのか。そして未来に対してどんな価値を生み出す能力が身につけることができるのか。ぜひ、チェックしてみてください。

本学の教育目標(育成する人材像)と大学を調べる時は以下の3つをチェックしましょう

本学の教育目標(育成する人材像)と大学を調べる時は以下の3つをチェックしましょう

vol3 4年間の学びの内容を体験できる京都造形のAO入試

vol3 4年間の学びの内容を体験できる京都造形のAO入試

これから選択すべき大学の条件とは?

これから一段と進む18歳人口の急減により日本の大学は、激変する環境に対応できなければ生き残りが難しい時代を迎えることになります。いまや大学に進学を希望する高校生は2人に1人。大学の数は全国に780校を越え、選り好みしなければ希望者全員が入学できる「大学全入時代」に突入すると言われています。はたして、その実態はどうなっているのでしょうか。じつはここ数年、18歳人口は120万人程度で推移し、下げ止まり状態にあったため入学希望者が予想を上回り、統計上の「大学全入時代」は、数年先に持ち越されています。しかし、決して楽観視できる状況ではなく、水面下で起こっているのはもっと過酷な現実です。それは、私立大学を中心にすでに「全入」どころか「定員割れ」が相次いでおり、これから少子化が加速していくことによって、学生が集まる大学とそうでない大学の二極化が進んでいくとされています。

これから選択すべき大学の条件とは?

何を基準に大学を選べばよいのか?

この現状を見ると、大学は以前よりも入学するためのハードルが下がっていると言えます。そんな状況のなかで、インターネットの情報や偏差値だけで進学先を決めることは、とても危険です。現在、1年間に約13万人の学生が大学・短大・専門学校を「中途退学」すると言われています。経済的な理由等もありますが、その多くが進学先と本人の希望とのミスマッチが原因。「大学に合格すること」がゴールではなく、入学後、「自分の将来に向かって何をするのか」といった、できるだけ具体的な目的・目標を持って大学選びをすることが重要になっています。今、大学は多くの人に門戸を開き、その役割も「一生学び続ける力の基礎を身につけるところ」へと変化しました。じつは一見、同じような教育カリキュラムに見えても、どんな教員が、どんな環境で、どのような教育を行うかは、まさに千差万別なのです。

何を基準に大学を選べばよいのか?

何を基準に大学を選べばよいのか?

「AO入試」のウソ・ホント

本学で受験者数が最も多い「コミュニケーション入学(体験授業型AO入試)」。これは、保護者の皆さまが受験生の頃にはなかった「AO入試(アドミッションオフィス入試)」という入試形態です。ただ、高校生の進路指導の現場ではよく「AO入試は受けない方が良い」という指導が行われていることも事実です。それは多くの場合、「簡単な面接や小論文」といった試験を課し、学生を囲い込むためだけのAO入試が一部の大学で行われていることが原因かもしれません。ただ、本来のAO入試とは大学が提示する「アドミッション・ポリシー(受け入れ方針)」に基づいた「期待する人物像」かどうかを主眼に多面的な評価を行い、合格者の選抜を行う試験方式のことを指します。つまり、他の入試(推薦入試や一般入試)では判定することが難しい、知識や技能だけではない、能力や適性を評価することがAO入試本来の目的なのです。現在、文部科学省でも「入学者の選抜」については「能力・適性を多面的・総合的に評価・判定する大学入試選抜への転換」を目指しており、国公立大学でもAO入試を導入する動きが活発化しています。そのため、AO入試を一括りにして善し悪しを議論するのではなく、その目的と内容をしっかりと判断することも必要となります。

本学は「芸術を学んだ学生たちの力で社会を変える」この理念に基づき入試も行っております。

本学は「芸術を学んだ学生たちの力で社会を変える」この理念に基づき入試も行っております。

京都造形芸術大学の「AO入試」とは?

京都造形芸術大学の「AO入試(コミュニケーション入学)」は、受験生が志望するコースの授業を、実際に2日間受講する体験授業型のAO入試です。入学後4年間指導する教員が、4年間使う施設を使って、4年間の学びの内容を伝え、その授業のなかで出される課題に取り組むプロセスを通して、志願者の能力・意欲・適性を多面的・総合的に評価・判定します。また、大学が評価をする一方で、志願者の皆さんは「学びの場」から自分に適した大学かどうかを授業のなかで確かめることができ、入学後のミスマッチを防ぐことができるのです。 また、本学のAO入試合格者は、「京都造形0年生プログラム(入学前学習プログラム)」に取り組んでいただきます。コミュニケーション入学の評価観点は、「意欲・熱意」などを含む総合的な判断であり、「基礎学力や基礎造形力の評価」が全てではありません。そのため、合格者であっても、実際には大学入学後の専門的な創作活動や研究に向かうための基礎が不十分である場合も考えられるからです。入学までに大学の授業に十分対応できる基礎力を鍛えてもらうための、万全のサポート体制を整えています。

「AO入試」のウソ・ホント

「AO入試」のウソ・ホント

本学は「芸術を学んだ学生たちの力で社会を変える」この理念に基づき入試も行っております。

本学は「芸術を学んだ学生たちの力で社会を変える」この理念に基づき入試も行っております。