本学について
副学長 (横内 敏人) からのメッセージ

「和」の創造的伝統

日本には古くから「和」の精神というものがあります。私はこの「和」の精神をもって大学づくりを進めたいと考えています。「和」にはさまざまな意味があります。第一にそれは「日本」を表します。第二にそれは平和であり穏やかであることを意味します。第三には混ざり合うことを意味し、そして第四には足し算の結果を意味します。

日本は古代からさまざまな国の影響を受けてきましたが、日本の歴史は常に「和」の歴史だったといっても言いすぎではないかと思います。古代には中国や朝鮮から政治や文化を学び、明治にはヨーロッパから、戦後はアメリカから積極的にさまざまなものを受け入れました。そして、それまであったものに外国からの影響をつけ加え、混ぜ合わせ、その中から平和で穏やかな新しい日本の社会や文化をつくり続けてきました。つまり「和」とは、伝統と革新を融合する、創造的精神だと言えるのではないでしょうか。

大学の運営においても新しい刺激を常に受け入れ、それによって今まであったものを革新していくという考え方を取り入れています。アジアからは多くの留学生を積極的に受け入れています。特に隣国である韓国の数校の大学とは協定を結び、さまざまな交流を行っています。また本学が2年に一度開催しているアーティストサミットには、世界中からアーティストが集まり、話し合いや文化交流をしています。アメリカ合衆国の大学とも合同で展覧会を催したり、合同のワークショップを開催したりして、積極的に交流を進めています。このように私どもの大学は常に諸外国に対し開かれた大学として、今後も海外の学生や芸術家・研究者と交流を深めたいと考えています。そして私たち自身もこのような交流の中から、「和」の精神によって自らを革新していきたいと考えます。

副学長
横内 敏人

1954年山梨県生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業、マサチューセッツ工科大学大学院修了。1987年より京都芸術短期大学インテリアデザインコース講師、その後京都造形芸術大学に移籍し、現在環境デザイン学科教授、2005年度から副学長、芸術教育研究センター所長、瓜生通信編集長を兼任。建築家。

学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学