通信教育部

授業風景

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2017年11月15日  授業風景

【情報デザインコース】課題を超えて、残したい物語 スクーリング科目「絵本制作」のご紹介

この授業では、ストーリーの構想から各ページのイラスト、最後には製本までを自分で行い、一冊の絵本を完成させます。最終的には自分だけのオリジナル絵本が出来あがるので、イラストレーションクラスの中でも人気の授業です。
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まずはじめは、ちょっとした質疑応答の時間からスタート。
学生の方から紙に書いて寄せられた「絵本作家になるには」や、「賞やコンクールへの応募の仕方」といった質問に、先生自身のこれまでの経験も交えながら一つ一つ回答してもらいました。
普段、聞きたくてもなかなか具体的に教えてもらえない部分の話ですが、先生も楽しく親しみやすい話し方で、とても盛り上がっていました。
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そして事前課題である、制作する絵本のエスキース(下絵スケッチ)の発表をします。

本の内容と、画材は何を使うかなどを、先生とやりとりをしながらアドバイスをもらいます。

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その後、製本するにあたって理解しておかなくてはいけない、本の構造についての説明があり、製本する際に気をつける点などを聞き、これから作っていく本のイメージが大体掴めてきたところで、実際に本文ページの制作に入っていきます。

2日目はいよいよ製本の作業。
徐々にページ内容も出来上がってきた学生さんもチラホラいます。
先生は教室を見回りながら、一人一人について丁寧にアドバイスされていました。
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そして出来上がった自分だけの本を持って、最後に発表です。
自分のうちの猫が主役だったり、ずっと興味を持っていることに関したお話を創作したり、または親しい人にプレゼントする為のものとしてなど、一人一人の想いのつまった個性ある作品が揃いました。
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授業としては、もちろん課題制作なのですが、それを超えて、自分が描きたいものを描くという姿勢がみんなに見られていたのが、とてもよかったと思います。
本はずっと残るものなので、量産しなくても、誰か一人に向けた贈り物としてもいいと先生がおっしゃっていたのが素敵でした。

 

 

情報デザインコース 業務担当 山崎

 

 

 

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2017年11月8日  授業風景

【空間演出デザインコース】〜デザインすることを考える〜「デザインプロセス」スクーリングのご紹介

みなさんこんにちは。空間演出デザインコース研究室の上田です。
朝晩が寒くなりお布団から出るのが億劫な季節になってきましたね。そんな寝室のインテリアデザインを考えるスクーリング授業が開催されました。私も講師として担当しましたので、その様子は研究室スタッフの岡本先生にリポートしていただきます。

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こんにちは。空間演出デザインコース(通称 空デ(くうで))の業務担当 岡本です。

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10月下旬には季節外れな台風が、2週連続で週末にやってきましたね。そんな天候に負けず、スクーリングでは空間演出デザインIII-2「空間構想・デザインプロセス」(通称 デザインプロセス)の授業が行われました。

 

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デザインプロセスは、ライフスタイルを分析し、空間デザインに取り組む課題です。
雑誌をひとりひとり選定して、その雑誌の愛読者層に向けたデザイン提案を行ないます。

その愛読者の人たちにとって魅力的なデザインとするために、
 ・分析し、
 ・コンセプトをつくり、
 ・デザイン方針をたてて、
 ・そしてデザイン制作、
 ・最後にプレゼンテーション
と、デザインの一連の流れを学ぶことができる授業です。

実は私、この通信 空デの卒業生でもあるのですが、この授業(スクーリング)はとても好きな授業でした。デザインをしっかりと学んだことの無い人にとっては、魅力的なデザインができるようにするには、どんな考え方や進め方をしていくものなのかを学べるというのは大きいですね。

このデザインの流れは、空間のデザインに限らず、モノやコトのデザインにも活かすことができるので、しっかりと学びたい授業ですね。

 

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3枚のシートを作成していきながら、その一連の流れを学んでいきます。
コンセプトを考えて、図面を描いて、レイアウトをして…と、事前課題である程度進めてきているとはいえ、ボリュームたっぷりな2日間です。

 

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雑誌の写真から、愛読者層や、その人たちが好きなイメージを抽出・分析していきます。

 

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イメージするにはWebの画像や情報を参考にするのも良いですね。

そうした分析をふまえると、グッとデザインに説得力が生まれたり、共感されるものになっていきますね。
その後、それぞれコンセプトを立てた後は、具体的な寝室空間のデザインに移っていきます。

どんな用途?どんな素材?どんな内装?…と、「美・用・材」をキーワードにデザインを進めていきました。

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図面はすでに別のスクーリングでも学びましたが、ここでは、素早く描いてデザインを検討する方法など、先生からの実践的なレクチャーがありました。

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さて、1日目でだいたいのデザインのイメージが固まってきたら、2日目はプレゼンテーションのシートづくりに向けてラストスパートです。

どうしても創作活動をすると、机が散らかっていきますよね。わかります。でもそれが、ちゃんと頭を動かしてデザインしている証だと個人的には思うことにしています笑。

 

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途中、参考画像の紹介なども挟んで、凝り固まった頭をほぐしながら、デザイン作業は進んでいきます。

 

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空間に家具はどう置けばよいかを考えるのには、頭の中だけではなく、図面を活かすと効果的ですね。

 

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図面を描くことを進めながら、並行して空間レイアウトを考えられている方もおられました。

 

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奥行きのあるパースを描くと、すごくイメージしやすくなりますね。デザインする立場としてイメージするために描く一方で、受け手の人にもひと目で伝わりそうです。

 

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彩色も、ペンや色鉛筆など、それぞれの人の表現で進めていきます。

 

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制作はアナログ(手書き)でもデジタル(PC)でもどちらでもOKなのですが、パソコンでパースまで描かれている方もおられました。木目の写真を貼り付けている配慮まであり、よりリアルにイメージできそうです。

 

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描いた図面やパースなどを、シートにどうやってレイアウトすれば、見やすいか、伝わりやすいかを考えることも大事な作業です。

 

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プレゼンテーションする際にどうすれば、自分のデザインがより魅力的に伝わるかまで考えると、デザインがどんどん締まってきますね。

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2日目の最後には、ひとりひとりが自分のデザインをプレゼンテーションする時間があります。同じ課題内容なのに、作られたデザインはどれも違っていて、どれも魅力的でした。

 

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先生から、それぞれの人に対する講評と、全体の講評があって、2日間のスクーリングは終了です。

 

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そうそう、最後はやっぱり色んな人の作品を見るのが楽しいし、刺激になったり参考になったりしますよね。ある意味で一番盛り上がる時間でしょうか。

ボリュームたっぷりでしたが、どれも力作ぞろい。2日間、お疲れさまでした。

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以上、「デザインプロセス」スクーリングのご報告でした。
この授業で学んだ徹底的に考えながらデザインしていくプロセスは、空間・モノ・コトとあらゆるデザインで欠かせないものです。ぜひ今後の課題で活用してくださいね。
最後に、「デザインには理由がある」この言葉も胸に刻んでおきましょうか。

さて、12月に入ると通信教育部の入学説明会がはじまります。
京都では12月3日(日)、東京では12月10日(日)に開催されます。
空間演出デザインコースの学びに触れてみたい方はぜひお越しください。お待ちしています。

 

 


 

4学科教員による特別授業&卒業生ゲストトーク(東京外苑キャンパス)

 

「芸術教養学科(手のひら芸大)」「芸術学科」「美術科」「デザイン科」の学びについて、それぞれの学科の教員による特別授業(講義やワークショップ)を開催します。また、各学科の卒業生をゲストにお招きして、実際に学んできたからこそのリアルな学生生活をお聞きいただけます。個別相談の時間もございますので、是非お気軽にご参加ください!(受講料無料・事前申込制)
デザイン科では「360° Design」というテーマで授業を行います。

 

授業名 :360° Design

開催日 :11/19(日)13:00〜

担当教員:望月公紀、川合健太

持ち物 :筆記用具、メモ

 

詳しくはこちらから ↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/4d_autumn/

 

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2017年11月6日  授業風景

【写真コース】スクーリング紹介「写真V-7(ライティングアドバンス)」

こんにちは。通信教育部写真コースです。このブログを通じて、写真コースのいろんな授業をご紹介していますが、今回は人工光を使って撮影する授業、「写真V-7(ライティング・アドバンス)」をレポートしたいと思います。

 

写真コースで行なっている授業の中で、主に“人工光”を使って行うものは二つ。一つは「写真II-3(ライティング基礎)」で、もう一つが今回ご紹介する「写真V-7(ライティング・アドバンス)」になります。ライティング基礎ではライトのポジションや照明比を学び、今回のアドバンスで、それらの知識を駆使しながら、より実践的な撮影方法を学んで行きます。

 

最初の講義で照明比などの振り返りを行ったら、さっそくスタジオへ移動です。

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まずは機材の使い方から。ストロボや露出計の使い方など、日頃なかなか使うことのない機材だけに、受講生の皆さんは、改めて熱心にメモをとっています。

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機材の使用方法が分かったら、さっそくデモンストレーション撮影です。

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照明比の変化による写り方の違いや、反射の有無、そして反射そのものの形について考えていきます。

トレーシングペーパーのシワが、被写体の写りにどんな影響を及ぼすのか、撮影結果を確認しながら、教員の話を熱心に聞いています。

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デモンストレーションの後は、各自が持ち込んだモチーフをどのように撮影するかを、教員と相談しながら決定していきます。

撮影プランがまとまれば、いよいよ各自の撮影タイム。チームワークを結集して、1カットずつ丁寧に撮影していきます。

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写真は“光”なくして存在し得ないメディアです。とても基本的な考え方ですが、カメラの技術が発達し、撮影が簡単に行われるようになればなるほど、その存在を忘れがちになってしまいます。

日頃は太陽光や室内の照明を使って撮影するわけですが、意図的に光の方向や光量、さらには光質を変化させながら撮影する体験は、受講した皆さんにとって、改めて“光”そのものについて考える良い機会になったのではないでしょうか。

 


 

4学科教員による特別授業&卒業生ゲストトーク(東京外苑キャンパス)

 

「芸術教養学科(手のひら芸大)」「芸術学科」「美術科」「デザイン科」の学びについて、それぞれの学科の教員による特別授業(講義やワークショップ)を開催します。また、各学科の卒業生をゲストにお招きして、実際に学んできたからこそのリアルな学生生活をお聞きいただけます。個別相談の時間もございますので、是非お気軽にご参加ください!(受講料無料・事前申込制)

 

開催日 :11/19(日)13:00〜

 

詳しくはこちらから ↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/4d_autumn/

 

 

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2017年10月30日  授業風景

【歴史遺産コース】今年はさらにスペシャル!スクーリング報告 歴史遺産Ⅲ-2 民俗資料調査方法論(京都)

 

 

みなさん、こんにちは。まもなく立冬を迎える季節ですが、台風が繰り返しやってくるなど天候の不順が続きます。

各地の文化財も被害を受けているとの話も聞きますが、災害に遭われた方々の一日も早い回復をお祈りしています。

 

 

さて、今日は少し前のスクーリングとなるのですが、歴史遺産コースの魅力の一つであるフィールドワークを含む授業のご紹介です。

 

さる92324日に民俗資料を学ぶ基礎的な科目である「歴史遺産Ⅲ-2 民俗資料調査方法論」が京都で開講されました。

 

 

1日目は瓜生山キャンパスで座学ですが、翌日のフィールドワークに向けて、どのような調査の方法があり、現地では何を調べ、記録すべきかといった実践的な講義が行われます。

 

 

そして2日目。

フィールドワークの現場は、嵯峨野にある清凉寺(右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町)です。1016年創建で、ご本尊が著名な永延元年(987)に奝然(ちょうねん)が宋から持ち帰ったという国宝の釈迦如来像です。

 

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さてこの境内には、狂言堂が構えられており、春と秋には狂言が演じられます。地元の人々によって伝えられてきたもので、その特徴としては、演者も囃子も裏方もすべてアマチュアの方々によって行われており、「仮面劇」で、セリフのない「無言劇」であるといった点が挙げられます。

 

もともとは平安後期に良忍上人(天台声明の中興の祖/10731132)が始めた「融通念仏」に由来するとされますが、明確なことはわかっていません。現在、嵯峨大念佛狂言保存会には天文181549)年の銘を持つ古面があり、遅くともこの頃には「嵯峨大念佛狂言」が上演されていたものと推測されます。

 

さて、この授業では毎年、保存会の方にご協力頂き、実際の狂言の一部を拝見したり、面の民俗調査をさせていただいたりしています。

 

しかし、今年は、狂言堂が大修理に入ったため、いつもとは違うスペシャルな体験をさせて頂くことができました。

 

 

 

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それは修理中の狂言堂を拝見することです。

 

実際に修理を担当されている職人の方にお話を伺いながら、こうした現場を体験できるのは、極めて稀です、改めてこの場を借りて、保存会の関係者のみなさまのご配慮に、心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

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【修理前の狂言堂(2015年)】

 

 

この狂言堂は明治34年(1901)に現在地に移設されたとされていますが、具体的な建築年代はよくわかっていません。最近、京都府・市文化財保護課の指導による建物調査で瓦屋根の老朽化や損傷などが著しいことから、2016111日付で修復工事許可が文化庁から出され、2018年の完了にむけて工事が進んでいます。

 

こうした古建築の修理では、もともとの部材をできる限り残しつつ、最低限の新材を補完して進めていきます。壁土や壁材一つとっても伝統工法に則って修理を行うため、一般的な建築と異なり、手間や特別な技術を要します。

 

 

 

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【狂言堂修理の様子】

 

京都は多数の町家建築なども残されているため、こうした伝統工法を行なうことのできる職人さんの数は他の地域に比べれば多いですが、やはり人材は不足しています。

この狂言堂でも少数精鋭の職人さんの手で、地道に進められているとのことでした。

 

現在狂言保存会では、莫大な修理費を補うべく寄付を募っておられます。

ぜひご関心をお持ちの方は、下記ホームページをご覧頂き、嵯峨大念仏狂言の継承・存続につながる狂言堂修復へのご協力をお願い申し上げます。

 

嵯峨大念佛狂言保存会公式ホームページ「嵯峨狂言堂修復募金のお願い」

http://www.sagakyogen.info/rebuilding.html

 

 

 

 

さて、じっくりと狂言堂の修復の様子を拝見したあとは、仮の練習や活動拠点とされているプレハブ小屋で、狂言面の調査をします。

 

 

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【狂言面の調査の様子】

 

 

ここで拝見する狂言面は、実物をもとにしたレプリカですが、極めて精巧に作られており、練習などでも使われている面です。

 

学生一人ひとりが、一面ずつをお借りして大きさや色、装飾など色々な点を「調査カード」に記録していきます。

 

そして実際の公演のときと同じように、面を付けさせていただきます。みなさん普段、面をつける機会などはありませんので、嬉々として互いに写真を取り合ったりされていました。

 

 

 

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【狂言面をつけての記念撮影】

 

さて狂言面の調査の後は、清凉寺門前の道標の調査です。この講義では、愛宕山への参詣の玄関口、清滝の調査を午後にしますので、そうした参詣道の調査もかねて、道標を調べます。

こうした石造物の調査では、拓本が大きな力を発揮します。紙を石に貼り、墨をのせていくという単純な作業ですが、これが案外難しく、みなさん四苦八苦して採拓されていました。

 

 

 

 

 

 

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【拓本実習の様子】

 

 

拓本は、写真では光って写せない碑面でも、刻まれた銘文を明瞭に読み取ることができるとともに、持ち帰って資料化できる点で優れています。こうした民俗調査に欠かせない技術をこの講義では修得していきます。

 

さて、午後は清滝に。ここは火除けにご利益があるとして、長く信仰されてきた愛宕神社への参詣道の玄関口です。とても風光明媚な場所ですが、毎年731日から81日にかけての「千日参り」の日以外は、ひっそりとしています。

 

 

 

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【清滝でのフィールドワーク】

 

 

かつては賑わったであろう旅館や茶店の建物も、廃墟と化している場所もあり、こうした清滝のもつ魅力を、フィールドワークを通じて再発見していくことが、午後のテーマとなります。

 

グループに分かれて、思い思いに写真を撮り、地元の方にお話をお聞きしたり、民俗調査の基本である、あるく、みる、きく、を実践されていきます。

 

最後は公民館をお借りして、グループ発表です。色々な清滝の魅力を発見されるとともに、また課題も多いこと等も話し合われて、有意義な調査となったようでした。

 

 

 

講義後は解散となりますが、有志の方々とかつて愛宕山鉄道(1929年開業・1944年廃業)の通っていたトンネルをくぐり、歩いて清滝から鳥居本の伝統的建造物群保存地区へと下山しました。さらに洛西地域の文化遺産のあり方について学びを深められたようです。

 

歴史遺産コースでは、こうしたフィールドワークの授業が充実しています。それは、現場で体験し、感じたことが学びを深める契機となるからです。

 

ぜひみなさんも来年はご一緒に清凉寺、清滝へ学びのたびに出かけませんか。お待ちしております。

 

 

こうしたフィールドワークに興味があるみなさま。

1112日(日)に、「秋の一日体験入学」が開催されます。

歴史遺産コースは、「京都の近代建築を訪れよう-身近な文化遺産を守るツボ-」と題して、大学に程近い、ヴォーリズ設計の建築を訪ねます。ぜひお越し下さい!

【秋の京都で1日芸大生】詳細はこちら↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/1day_autumn/

 

 

 

■歴史遺産コースの詳しい情報はこちら↓

学科コース紹介|歴史遺産コース

コース紹介

 

■歴史遺産コース栗本徳子教員の人気連載をお楽しみいただけます↓

Webマガジン 瓜生通信

瓜生通信

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年10月30日  授業風景

【染織コース】「スクリーンプリントの手ぬぐいを染める」紹介

こんにちは。通信染織コースです。10月に開講されたスクーリングの中から「スクリーンプリントの手ぬぐいを染める」をご紹介します。

 

合評会の様子

合評会の様子

 

 

色とりどりの作品が並んでいます。これは最終日の合評会の様子です。中段には正方形の色見本が貼られています。その下はB4の紙に絵の具で塗った図案です。上下には一人ずつの作品が展示されています。上下は同じ学生の色違い作品です。作るのは手ぬぐい。綿の布1メートルほどの長さで、元々は手を拭く布なのですが、昔から様々な意匠がほどこされてきました。最近は壁面を飾る布として使われることもあります。

1色紙を切り抜いてデザインを練る

色紙を切り抜いてデザイン練る

 

2色紙を破ってデザインを練る

色紙を破ってデザインを練る

 

3切り抜き

切り抜き

 

4破り

破り

 

絵の具で真っ白な紙に下絵を描いていくのはちょっと勇気が必要です。色のついた紙を切ったり破ったりしたものを紙の上に置いてみると思わぬ形の魅力を発見できます。デザインを練る時のヒントになりますね。

5マスキングシートをカットする

マスキングシートをカットする

 

スクリーンプリント用の版を準備します。下絵の上に透明なシートを置いています。赤い半透明のシートは光を遮断します。一つの版で色を刷りたい部分のみを残して切り抜きます。

6オペークで描く

オペークで描く

 

こちらも版の準備です。オペークも光を通しません。一つの版で色を刷りたい部分に塗ります。

マスキングシートもオペークも役割は同じです。カッターで切ったような形はマスキングシートを使い、紙を破ってできたような複雑な形はオペークを使います。

7スクリーンプリントの版

スクリーンプリントの版

 

 

これがプリント用の枠です。スクリーンメッシュが貼られています。メッシュは目の細かい布で、染料を混ぜた糊(色糊)が通るようになっています。メッシュに紫外線で硬化する感光材を塗って、マスキングシートやオペークで色を刷りたい部分をマスクしたシート乗せ、露光(紫外線を当てる)させます。紫外線が当たって硬化した部分は色糊が通りません。マスクしておいた部分は硬化しないので水で洗い流すと色糊が通るようになります。今回の課題では2版作ります。

 

8アルギン酸ナトリウムの糊

アルギン酸ナトリウムの糊

 

スクリーンプリントで使う染料には糊を混ぜてドロッとした状態にします。粉末のアルギン酸ナトリウムに水を加えて糊を作ります。受講生全員分だと大量です。

9布に印つけ

今回の課題は手ぬぐいに4回繰り返し模様をプリントします。繰り返すつなぎ目もきちんとつながるようにデザインします。プリントする際にもずれないように印をつけておきます。

10絵の具で色草稿

絵の具で色草稿

 

合評回では作品と一緒に色見本が2枚ずつ展示されていました。2色を使ってプリントするので色選びは慎重に行います。絵の具を使って色を決めます。

 

11色糊作り

色糊作り

 

色見本で作った色を色糊で調合します。とかした染料を糊に混ぜて作ります。見た目の色ではなく、布にプリントして定着させ(洗っても落ちないように固着させる)水洗、乾燥後の色を出さなければなりません。

 

 

12プリント作業1

プリント作業

 

いよいよプリントです。布の上にスクリーンの枠を置き、色糊を乗せて駒ベラで刷っていきます。手に持っているのがゴム付き駒ベラです。

13プリント作業214シャープな線15色が重なる透明感

2版目を重ねる

 

2版目を重ねて刷ります。濃い色でも透明で下の色が透けて見えます。

スクリーンプリントはシャープな線を出せるのが特徴です。

16刷り上がり

刷り上がり

17蒸し

蒸し

 

反応染料を使っているのでアルカリで固着し、しっかりと定着させるために10分間蒸します。

18蒸しあがった布を広げる

蒸しあがった布を広げる

 

19水洗

水洗

 

20合評

完成作品を展示して合評会を行います。スクリーンプリントの特徴を活かしたデザインができたか、つながっていくデザインは思い通りにできたか、2版を重ねた効果はどうか、全員で振り返ります。忙しく体力のいる授業です。みなさんお疲れさまでした。

 

 


 

【秋の京都で1日芸大生】秋の1日体験入学受付中!

 

染織コースの体験授業は「カード織りを体験しよう」。
カード織りは古くからある紐作りの方法です。穴をあけたカードに糸を通して重ね、カードを回転させることでよこ糸を通す道筋をつくります。よこ糸を織り込んでいくととても丈夫な紐が織り上がります。1日体験入学では2 色の糸を選んでカード織りを行います。糸は授業で使っているものと同じで色数を豊富に揃えています。カードの回転を工夫すると自分だけの模様を織ることができます。織った紐はフック付きの金具をつけて仕上げます。ストラップやキーホルダーとして使うことができます。日常生活で使えることも染織の大きな魅力です。織って使って染織の世界に触れてみてください。

 

授業名 :カード織りを体験しよう −簡単な道具でできる丈夫な紐作り−

開催日 :11/5(日)12:00〜

担当教員:新田恭子、久田多恵

持ち物 :筆記用具、メモ

 

詳しくはこちらから ↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/1day_autumn/

 


 

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