こども芸術学科

2013年3月

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2013年3月30日  ニュース

さよなら大津ふれあいの森牧場|こども芸術学科ニュース


数年前、こども芸術学科1期生とスケッチに行った懐かしの大津ふれあいの森牧場。



近年の畜産農家の減少でその役割を終えたと判断され、大津市の事業仕分けでこの3月末をもって廃止されることになりました。残念..

IMG_4576

自販機一つ無い、地味な牧場でしたが、白菜やにんじんなどを動物に与えることができるので、子ども達には人気のスポットでした。わが家も皆で久しぶりに動物を描きに行きました。いつもはひっそりとしている牧場ですが、この日は別れを惜しむ親子連れで結構な賑わいでした。

近くには京都市動物園もあるのですが、ここがなくなるのはやっぱり惜しいな..


(森本玄/絵画)

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2013年3月28日  ニュース

NPO法人 アーキペラゴ|こども芸術学科ニュース


こども×アートをともに考える若い仲間たち



今日、FacebookのNPO法人アーキペラゴを覗いていると
先月、京都造形芸術大学に理事長三井博文氏と芸術士のみなさんが来てくださったときの記事を発見!!!
その節はみなさん、遠いところをありがとうございました。

http://geijyutsushi.archipelago.or.jp/?p=2686

そう言えば、インターネットで「こども」「アート」で検索していたら「芸術士のいる保育園」という言葉に惹かれて香川県の高松のNPO法人アーキペラゴを訪問したのがご縁のはじまりでした。
芸術士の方の派遣先の保育園を視察し、その後芸術士のみなさんとこどものこと芸術のことなどをたくさんお話させていただき、新たな気づきをいただいてきました。
そして、昨年暮れにはNPO法人アーキペラゴ主催の三者会合にお招きいただき、芸術士の派遣先の保育園や幼稚園、高松市役所のみなさんに京都造形芸術大学のこども芸術大学の取り組みについてお話をさせていただく機会をいただき、再び高松を訪れました。

そして、今度は卒業制作展の講評会の講師にNPO法人アーキペラゴ理事長三井文博氏をお招きしました。三井氏に同行して芸術士のみなさんもこども芸術大学の活動見学、京都造形芸術大学の卒業制作展、夕方には交流会と盛りだくさんのスケジュールの一日でした。

NPO法人アーキペラゴ理事長三井博文氏
NPO法人アーキペラゴ_芸術士のみなさん

アーキペラゴは瀬戸内芸術祭の事務局でもあります。
いま、高松はアートで賑やかなことでしょう。
香川はもう、「うどん県」ではなく「アート県」に変わっていきそうな勢いがあります。

これからも「こども×アート」を共に考え、交流を続けたいと思います。


(梅田美代子/イラストレーション・グラフィックデザイン)

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2013年3月23日  日常風景

縄文土器と子ども|こども×アートな日常


作り方を継承するために、子どもたちにも縄文土器を作らせていた!?



長野県に出張に行って来ました。

昨日は、茅野市にある京都造形芸術大学附属康耀堂美術館の学芸員、渡邉昌美さんと 尖石縄文考古館へ。
5月に予定している茅野市の小中学生を対象にしたワークショップの打ち合わせです。
今回で3回目なのですが、昨日も縄文考古館の鵜飼幸雄館長から、展示されている縄文土器の解説をしていただきました。

「ほら、ここに手があるでしょ」といわれると、確かに確かに。
縄文土器を持っているように作ったのか、ゆったりと何かを包み込むかのような腕と、その先には摩耗していて気がつかなかった手と指のようなものが!
鵜飼館長のお話はいつも何かの発見をさせてくれます。

何という幸せ。

それから、ちょっと小さな土器が並んだケースに。
縄文土器にも「下手もの」(だったかな?)という分類があるとのこと。
確かに他の土器とはちょっと違うけど..
鵜飼館長のお話しによると、なんとそれらはどうやら子どもたちがつくったという説です!
それも、比較的大きな集落の遺跡から出ているとのこと。
それって、ひょっとして、学校じゃ!?

..学校かどうかはともかく、縄文土器の作り方を継承するために、子どもに作らせていたのではないかと推測されているとのこと。
考えれば、確かに縄文土器がいきなり出来るのではなく、練習していくつも作るうちに形になっていくのは今も昔も同じこと。

また、縄文時代がリアルに感じられたのでした。


(森本玄/絵画)

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2013年3月19日  ニュース

卒業式 ② – こんな才能も!|こども芸術学科ニュース


とうとう、こども芸術学科3期生が巣立っていきました…


卒業式_こども芸術学科

この、春めいてきた暖かい日差しが、がらんとしたゼミ室に注いでいるのをみると、やっぱりなんだか寂しいものです。でもそんな余韻に浸る暇無く、またすぐ在校生のガイダンスが始まります。そして、次には新入生が入学してきます。

「先生を長いことやっていると、目の前の学生はいつも若く、自分だけが歳をとっていく感じがするんだよ..」と僕の恩師が言っていたことがありましたが、まさに今、自分が実感しています。

さて、前回、報告その①としてしまいましたが、素晴らしい卒業式が一段落したところまで入力し、力尽きました。というのも、謝恩会の後のカラオケでかなり体力を消耗してしまったからなのでした(苦笑)。

その後は至誠館ピロティで記念撮影。そして、こども芸術学科の卒業生が、いろいろと思い出の詰まったS41教室に集まって再度、水野哲雄学科長から一人ずつに証書を授与されました。そして、卒展での受賞者への賞状手渡しに加え、保育士養成協議会からの表彰もありました。

そして、晩には素晴らしい謝恩会を開いていただきました。
司会は松下愛実さんと小林織香さん。
いろいろ時間配分を調整しながらでしたので美味しいご馳走も最後まで余り食べられなかったことと思いますが、上手に進行をしてくれました。ありがとう。
さすが仕切り屋さんです。
でも小林さん、話し方がいつもと違う〜、松下さんは、いつものまんま(笑)。

まず、卒業生代表として、上島足日君がスピーチしてくれました。
クロッキー帳に長い長い原稿を作って、それを丸読みしていたのがなんともたどたどしいのですが、研究室スタッフ一人ひとりに、丁寧に思い出やメッセージを 伝えてくれて、嬉しいものでした。上島君は卒展の時にも、代議員としてのまとめ役をしっかり務めてくれましたね。ありがとう。

それぞれの着席したテーブルで思い出話に花が咲く中、クライマックスは、卒業生3人がこっそり練習を重ねたという出し物。
なんと中野香菜子さんのヴァイオリン、内藤菜央佳さん、原衛典子さんのピアノ連弾でのトリオ演奏でした。曲目は久石譲の「もののけ姫」からアシタカせっ記。(before after風に)♫なんということでしょう!

素晴らしい!見事な演奏でした。
お三方、こんな才能もあるんですね。ものも作れて、演奏も出来る。
そして、いろいろと忙しい中で3人の息をぴったりと合わせるのには、相当練習したのでしょう。本当に君たちは凄い。感動しました。

恥ずかしながら卒業する今日という日まで、3人がこんな実力を備えているのを知りませんでした。そして思ったのは、他の卒業生達も、当然ながら4年間接していても、先生達がまだ窺い知れない世界を持っているのだろうな、ということ..

宴も終盤、こ学4年間の思い出がいっぱい詰まったスライドショーをみんなで見ながら、こんなこともあったな、あんなこともあったな、と..思い出を走馬燈のように観ることができました。編集したのは二川真夕さん。ありがとう。
皆さん、これからは社会人として、想像力と創造性を核に、喜びと優しさを持って自分の人生を切り開いていって下さい。

こ学で学んだ君たちなら、きっと出来ると信じています。


(森本玄/絵画)

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2013年3月17日  ニュース

卒業式 ① – 君たちのバックグラウンド|こども芸術学科ニュース


例年よりも暖かな、素晴らしいお天気となった卒業式。とても印象深く、いい卒業式でしたので長いです、ご容赦を。



冒頭、京都造形芸術大学の理念である「京都文芸復興」の朗読から。元NHKエグゼクティブアナウンサーをされていた松平定知先生は「その時、歴史が動いた」でもお馴染みの、心に深くしみ通るお声の持ち主です。

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艶やかな羽織袴や、晴れやかな衣装で美しい姿をした卒業生・修了生が、春秋座に集いました。映画学科や舞台芸術学科の学生さんは、恒例となったユニークな仮装がまた目立っています。

そして、博士、修士の修了証書授与の後、各学科の卒業証書授与。今年も、舞台芸術学科の番には、卒業生バニーガールとタキシード姿の男のコンビで、ショートコント?が披露されました。いつも思うのは、ああ、ここは芸大で、常識を覆しつつ、外しすぎないその加減がポイントなんだな、ということと、予想外の事態にも、千住博学長はいつも臨機応変に、ユーモアを持って対応されるフトコロの広さです。

いよいよこども芸術学科の番では、代表として、原衛典子さんが舞台に上がりました。
原衛さんは2年生の時、HAPii+2010、ホスピタル・アート・プロジェクトのリーダーでした。1年目も関わってくれましたが、その出来栄えに京都府立医科大学付属病院からの期待も高く、2年目をリーダーとして担当した原衛さんには相当なプレッシャーがあったかと思います。その期待に忍耐強く答え、さらにグレードアップした展開を引っ張ってくれました。
そんな原衛さんも、いろいろ悩んだ時期がありましたが、卒業制作では様々な種類の木製多面体と五角形の椅子、テーブルを作りました。作品の完成度、美しさもさることながら、遊びをとおして自然に人と人をつなぐ仕掛けになっていることに評価が集まり、見事、学長賞となりました。加えて、芸術教養科目と、こども芸術学科での4年間の保育の理論、実習、芸術の実技など、履修した全ての成績から評価される、学科GPA成績最優秀者となりました。おめでとうございます!

卒業式_1_こども芸術学科


千住博学長は、卒業制作展を振り返りながら「わたし」でなく「わたしたち」の視点が大切だという、暖かなメッセージをいただきました。浅田彰大学院長は、100年前に初演されたストラヴィンスキー「春の祭典」の時代背景のお話しから、過去、現在、そしてこれからの時代を俯瞰しながら、これから私たちはどうあるべきなのかを、明晰な口調でお話しになりました。

そして、今年は東北芸術工科大学の副学長に就任された宮島達男先生からも祝辞をいただきました。
宮島先生には僕がまだ大学生の頃、油画専攻の先輩として、若手作家のホープとして、出身大学で特別講義をされたときにお目にかかっているのでした。講義を聴き終えて、何か質問をしたとき、宮島さんから、「きみ、すみません、といちいち詫びなくてもいいよ」と言われたことだけよく覚えています(笑)。何か質問するときにクセになっていたのですね.. 

現代美術の第一線で活躍される学長のお話で印象的だったのは、あの2年前の東日本大震災のとき、震災から9日後に、おばあさんと高校生が奇跡的にがれきの中から救出され、その高校生の男の子が、将来は芸術家になりたいと言ったこと。そして、その高校生は、この4月から姉妹校である東北芸術工科大学の学生として入学し、初心を一つ実現させたという報告がありました。このニュース、よく覚えていますが、宮島先生の報告は改めて、こちらが勇気づけられるものでした。

和太鼓チーム「真」の演奏は、いつもながら身体の奥に眠っている鼓動を呼び覚ます迫力でした。

卒業生の辞は、洋画コースの卒業生で今西真也君。
HAPii+2009、ホスピタル・アートを初めて学内プロジェクトにしたときのスタッフで、壁画制作ではデッサン力を発揮しました。そして今年度も、HAPii+2012のフレスコ画制作では、先輩として見事なしっくいのコテさばきで制作班をサポートしてくれたのでした。そんな彼も、卒業制作は、今年唯一だった千住賞を授与されました。もちろん、スピーチも4年間の充実ぶりが窺い知れる、立派なものでした。

德山詳直理事長の、
「困ったときはいつでもこの大学に帰ってきてくれ、この大学は君たちのためにあり、君たちがいなければ、大学は存在しない。」というメッセージには、毎年聞いているのに(笑)こちらも目頭が熱くなりました。会場は、ひときわ大きな拍手でした。

締めは本学副学長、秋元康先生作詞、AKB48が歌った学園歌「59段の架け橋」を、歌部の学生さんと一緒に全員で合唱です。
歌いながら、壇上のスクリーンには4年間の学生達が取り組んだ思い出、ねぶた、マンデープロジェクト、ウルトラファクトリー、各学科での授業、教授陣からの熱いメッセージ、卒業生の抱負などの映像が流れ、参加者それぞれに感慨深いものとなったはずです。
卒業式というと、なんだか形式的なものと思われがちですが、京都造形芸術大学のそれは、ひと味違います。
卒業・修了生にとっては祝辞は最終講義の様なものですし、教職員にとっても、大学の目指す理念や、卒業生をとおして色んなことを振り返る機会でもあります。

こ学1期生で、大学院修了の中西さん、松永さんからいただいた花。感謝。

入学したときの顔と卒業するときの顔を比べると、誰も印象が違っています。学生達も随分成長しました。
「ここを卒業することは、人生の単なる一里塚ではない、この大学は、ずっと君たちのバックグラウンドだ。」
と理事長がおっしゃったとおり、これからも、卒業生と連携しながら、大学の理念をかたちにしてゆきたいと思った卒業式でした。


(森本玄/絵画)

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