アートプロデュース学科

2014年6月

  • LINEで送る

2014年6月30日  ニュース

卒業生からの近況報告

 

 

以前にもこのブログで紹介した、現在海外の美術館でインターンをしている卒業生の渡川智子さんから、近況レポートが届きました。

 

============

前回のブログはこちらから

============

 

 

 

 
IMG_1335

2009年度にASP学科を卒業した渡川智子と言います。現在は京都大学大学院の修士課程に在籍し、美術館教育、鑑賞経験について研究をしています。

そして私はいま、アメリカ/サウスカロライナ州のチャールストンという街にあるHalsey Institute Contemporary Art (http://halsey.cofc.edu/) という美術館で3ヶ月間インターンをしています。簡単にインターンの経過報告をしようと思います。

 

 

名称未設定

 

 

 

アートプロデュース学科在学中もいくつか美術館でインターンをしましたが、海外でのインターンはこれが初めてです。2年前まで海外へ行った経験もなく、今回は初めての渡米でした。中学生の頃から英語が一番苦手な教科で、今もとても苦労しています。英語に対する壁の分厚さは相当大きなもので、海外でインターンすることは自分にとって大きな挑戦でした。多大な不安を抱いて渡航しましたが、1ヶ月以上経った現在、生活や仕事にも何とか慣れてきて、アメリカでの日々を楽しめるようになってきました。何事もとりあえず踏み出しさえすれば、あとは意外と何とでもなるということを、身を持って実感しているところです。

 

現在Halsey Instituteでは、グラフィティアーティストのShepard Faireyとアメリカ現代美術の巨匠 Jasper Johnsの2人展「The Insistent Image: Recurrent Motifs in the Art of Shepard Fairey and Jasper Johns」が開催されています。この2人は共にサウスカロライナの出身です。

 

2

鑑賞ツアー中の写真。美術館のギャラリーで、子供達と一緒にジャスパージョーンズの作品を鑑賞しているところです。左に写っているのは、上司のエデュケイターです。

 

インターンの活動としては、教育専任スタッフの元で、教育プログラムの手伝い+美術館全般の業務(作品搬入、展示設営、開館中の受付業務など)を行っています。

 

また現在アメリカは夏休み期間なので、あちこちで子ども向けのサマープログラムが実施されています。私たちもこのプログラムにいくつか参加し、近くの学校などに赴いては、子ども達に向けて鑑賞や工作などの様々なアクティビティを実施しています。アメリカの子ども達はみな堂々と自分の意見を表現し、なぜそう思ったのか、その根拠もしっかりと持っていることがとても顕著な特徴だと感じました。この特徴とその背景(教育、文化、歴史など)に興味を抱いたので、日本の状況とも比べながら、自分なりに少しずつ解読してみたいと思っている所です。

 

自分自身の研究に向けても、教育スタッフの方へのインタビューや、渡米期間中にたくさんの美術館に訪れ、そこでの来館者の過ごし方、美術館が提供するプログラムの在り方を探るなど、色々な情報を収集する予定です。

 

名称未設定-1

1

チャールストンの街並。チャールストンでは、古くからの街並がそのまま残ってます。

 

現在はチャールストンに在住のご夫婦宅にホームステイをしており、お世話になっているご夫婦や美術館のスタッフを通じて、日々本当に様々な方と出会うことができています。たくさんの方の様々な生き方を知ることにより、自分の知らないことがどんどん広がっていき、自分の生き方を振り返る機会がとても増えました。自分のアイデンティティが形成された土地とは全く違う場所で生活すること、価値観の違う人と出会うことは、自明の世界を揺らがす大きなきっかけに成り得ることを実感します。

 

 

インターンシップは、学生の特権を利用しながら(時には利用もされながら)、社会で様々な経験ができる、とてもアクティブな現場です。実際にやってみて感じること、考えること、発見することは本当にたくさんあるので、どんどん挑戦してみると良いと思います。

 

 

渡川智子

 

 

 

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

【予告】

 

7/13(日)体験授業オープンキャンパス開催!!

「写真を編む=アートをみる」

私たちの身の回りにあふれる写真。雑誌や広告でみるだけでなく、自分で写真を撮ることも当たり前になりました。実は平凡な写真も、魅せ方次第で「決定的瞬間」に変えることができるのです。みせ方で魅せる術を教えます。

 

アートプロデュース学科<ASP学科>の授業を体験できるチャンスです。

概要、申し込みはこちらから

  • LINEで送る

2014年6月27日  ニュース

7月2日(水)特別講義〜ゲスト:芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)

7月2日開催の特別講義では、『別府現代芸術フェスティバル』など地域アートプロジェクトのディレクション手掛ける、芹沢高志氏をゲストにお迎えします。

 

————

 

7月2日(水)特別講義

『アート・プロジェクトとはなにか?』

 

16:30~17:50

@NA412   

 

本学通学部生の聴講自由です!

 

ゲスト:芹沢高志氏(P3 art and environment 統括ディレクター)

 

P1000707

プロフィール:

1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、89年にP3 art and environmentを開設。とかち国際現代アート展「デメーテル」総合ディレクター(02年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(03年〜)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合ディレクター(09年、12年)、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)センター長(12年〜)などを務める。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会))など。

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

【予告】

 

7/13(日)体験授業オープンキャンパス開催!!

「写真を編む=アートをみる」

私たちの身の回りにあふれる写真。雑誌や広告でみるだけでなく、自分で写真を撮ることも当たり前になりました。実は平凡な写真も、魅せ方次第で「決定的瞬間」に変えることができるのです。みせ方で魅せる術を教えます。

 

アートプロデュース学科<ASP学科>の授業を体験できるチャンスです。

概要、申し込みはこちらから
 

  • LINEで送る

2014年6月25日  授業風景

お弁当コンテスト結果発表♪

結果発表

 

先日のブログでも紹介したお弁当コンテストの結果発表・表彰式が行われました。

 

投票の様子はこちらから

 

==== ==== ====

お弁当コンテストとは???

通称『プロに学ぶ』というASP学科の授業の企画で、500円以内で購入した市販のお弁当を、盛り付けによっていかにおいしそうにみせることができるかを競うコンテストです

==== ==== ====

 

2014年度のお弁当コンテストで見事グランプリに輝いたのは、

1回生の宮崎祐奈さんです!おめでとうございます!

 

 

Print

宮崎祐奈(1回生)

タイトル「イタリアンスパゲティ」

後前

 

 

Print

樋口美咲(2回生)

タイトル「サンドイッチのブランチ風」

afterbefore

 

 

 

Print

三重野優希(2回生)

タイトル「カフェごはん、丼」

DSC_0736 (3)DSC_0733

 

 

 

受賞したみなさんには田中圭子先生から賞状と「おいしい副賞」が授与されましたー。

 

IMG_0495

 

IMG_0491

 

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

【予告】

 

7/13(日)体験授業オープンキャンパス開催!!

「写真を編む=アートをみる」

私たちの身の回りにあふれる写真。雑誌や広告でみるだけでなく、自分で写真を撮ることも当たり前になりました。実は平凡な写真も、魅せ方次第で「決定的瞬間」に変えることができるのです。みせ方で魅せる術を教えます。

 

アートプロデュース学科<ASP学科>の授業を体験できるチャンスです。

概要、申し込みはこちらから

 

  • LINEで送る

2014年6月24日  ニュース

みるみるうちにみるみる変わる― 体験授業オープンキャンパス報告

IMG_9258

10人いれば10通りの「読み方」「見方」があります。

アートプロデュースの最初の一歩は、自分の見方を伝えること。

他の人の見方を聞くこと。そこからアートの楽しみ方がどんどん湧き出てきます。

 

6/22(日)の体験授業に参加いただいたみなさん!アートプロデュース学科の授業はいかがでしたか?

 

IMG_9247

1本の短いマンガをみんなで読み、思ったこと、考えたことを話していきましたね。予備知識は不要。正解もありませんでした。自分の思ったこと、感じたことを、他の人にも「伝わる言葉」にして、そして、他の人の見方、読み方を聞いていく。マンガでこんなに盛り上がるなんて!

 

見れば見るほど、“見え方が変わる”不思議な体験を通して、「アートをみる楽しさ」をつくるアートプロデュースの極意を習得いただけたのではないでしょうか。

 

【授業を受けたみなさんの感想】  一部ご紹介します~

 

★親しみやすい教材から入り、この学科におけるコンセプトをよく知ることが出来た。

★一つの作品をこれだけじっくりみる、聞く、話す、考えるということは普段ほとんどしない。実際やってみてすごく楽しめた。

★普段考えもせずみていた作品について、あらためて考える面白さを知ることが出来た

★自分の意見をちゃんと聞いてもらい嬉しかった。また、他者の意見を聞くのが思いのほか楽しかった。

★作品をみながら、全く違う視点で見れることに気づきました。

★みんなの考えを聞いて、自分の見え方が変わっていく瞬間を感じることが出来た。

★他人の違うことを言っても恥ずかしくないし、むしろ楽しくよい刺激になった。次回もよろしくお願いします。

★他に無いコースなので、好奇心と不安があったが自分が求めていた学科かもしれないと思った。

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

【予告】

7/13(日)体験授業オープンキャンパス開催!!

今回を逃したみなさん。まだまだ体験授業あります!もう一度体験したい!!というみなさんも大歓迎ですよ。

 

「写真を編む=アートをみる」

私たちの身の回りにあふれる写真。雑誌や広告でみるだけでなく、自分で写真を撮ることも当たり前になりました。実は平凡な写真も、魅せ方次第で「決定的瞬間」に変えることができるのです。みせ方で魅せる術を教えます。

 

アートプロデュース学科<ASP学科>の授業を体験できるチャンスです。

概要、申し込みはこちらから

 

 

 

 

 

 

 

  • LINEで送る

2014年6月23日  ニュース

卒業生紹介

hara

 

『大学院に進学する』

13年度卒 原泉さん

九州大学大学院 在籍

私立福岡舞鶴高等学校 普通科卒業→本学科13年度卒業→14年度~九州大学大学院 統合新領域学府 ユーザー感性学専攻 感性科学コース 修士課程

 

□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

―現在の職業・活動について―

 

私は現在、九州大学大学院の感性科学コースで、人の視覚に関する研究を行なっています。
感性と科学、と聞くと正反対の分野なのではないかと考える方が多いのではないでしょうか。「理系」と「文系」という区別が高校にもありますよね。「感性」という領域は、科学の世界では曖昧な意味を持つ概念としてあまり取り扱われてこなかったものでした。しかし近年、科学の世界でも、だんだんと人の感覚や感情のメカニズムを解明しようという動きが高まってきたことにより、それまで対極にあると思われてきた「感性」と「科学」という概念の深いつながりが現在進行形で発見されています。
私はそんな感性科学コースで「人はどのようにしてものをみているのか」ということをテーマに、眼の生理学的な仕組みや心理学に関する理論を学んだり、実際に人間の脳波を測定する実験を行なったりしています。正直、初めて飛び込んだ領域なので、授業の内容についていくのが大変なこともあります。それでも、毎日新しい研究が発表されているこの「感性科学」という領域はとても刺激的でもあります。
私がこの道を選んだのは、所属していたゼミの先輩方が、他大学の大学院へ進学しているのをみて、漠然と憧れを抱いていたのがきっかけでした。 大学3年生になると、「私も先輩方のように専門的な領域の知識にとどまらず、これまでに学んだことのない学問についても知りたい」という思いが徐々に膨らんでいきました。そんなとき、九州大学の感性科学コースの存在を知ったのです。
芸術大学で過ごしていると「感性」という言葉を少なからず耳にする機会があります。しかし私はこの言葉を好きにはなれませんでした。それは自分も含めて「感性」を「逃げの言葉」として使っていたからです。きちんと説明出来ないけれど、なんとなく便利だから、という理由で使われていた言葉でした。
しかし、「人がものをみること」を研究テーマにしている私が、感性が何なのかを説明できないというのは非常に情けないことなのではないか、と考えるようになりました。自分がいままでアートプロデュース学科で学んできたことに加え、新たに科学という武器を手に入れて「感性」に立ち向かってみようと考えたのです。  そのような動機で大学院受験をし、現在「感性」についていろいろな面から攻めているのですが、まだまだ知識の乏しい私には難攻不落の大きな城のように感じます。しかし、その攻防がとても楽しいです。

 

 

 

―ASP学科で学んだこと―

 

年間を通じて行われる、「対話を通した鑑賞教育」を受講し、鑑賞者として、そして作品と鑑賞者を繋ぐファシリテイターとしての力をつけました。「Art Communication Project (ACOP)」と呼ばれるこの授業は、「みる・考える・話す・聴く」を駆使して、美術作品をグループで鑑賞していくというものです。ACOPは、主体的な学びを通して専門知を獲得すると同時に、論理的思考力や言語の発達促進にも有効であることが証明されています。この授業で私は、芸術における鑑賞者の重要性、他者とのコミュニケーションを介することで作品に対する解釈が幾通りにも変化すること、そして常に物事に疑問を持ち、考え続けることの重要さを学びました。
さらにこれは芸術鑑賞に限らず様々な場面における対人関係に有効であり、「生きる力」を養うためのプログラムとなりうるのではないかと考えています。
私はこの授業をきっかけに、人が美術作品をみるときに起きる現象やその仕組みに焦点を当てて、研究や実践を行なってきました。

 

 

 

―ASP学科の在校生・これから入学されるみなさんへ―

 

もしもタイムマシンがあって、アートプロデュース学科に入学した18歳の頃に戻って「4年後の私は大学院に通っているよ」と言ったら、当時の自分は絶対に椅子から転げ落ちるくらいびっくりすると思います。当時は勉強が大嫌いでしたし、脳科学や神経科学とは絶対に関わることはないと考えていたからです。
自分の心の中にどんな変化が起こるかまったく分からないのが、大学の4年間です。特にアートプロデュース学科は人数が少ないぶん、人間関係がものすごく濃いため、毎日むさ苦しいくらいの刺激を受けます。そして授業内容も「え!こんなことまで授業で学べるの?」というくらいバラエティーに富んでいます。さながら毎日バイキングで食事をしているような気分です。ときどき胸やけするときもありますが、美味しいところを好きなだけつまめる、という恵まれた環境だと思います。

 

学科の教授に言われて心に残っている言葉があります。

「得意じゃないから、しないというのはダメです。やっていくうちに得意になっていくから。好きじゃないから、しないというのもダメです。やっていくうちに好きになっていくのだから。」

食わず嫌いはもったいないです。

 

 

(2014/06 更新)

 

 

———-

学科運営のHPでは、歴代卒業生のインタビューも公開しています。

 

◎研究室運営のホームページはこちら

 

1 2 3 4

コース・分野を選択してください

トップページへ戻る

COPYRIGHT © 2013 KYOTO UNIVERSITY OF ART AND DESIGN

閉じる

ABOUT

京都造形芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科21コース、通信教育部4学科14コース、大学院、こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。

各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都造形芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。