アートプロデュース学科

2014年12月

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2014年12月26日  イベント

後期インターン報告会

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先週の17日(水)に後期のインターン報告会が開かれました。

(前期報告会の様子は こちら

 

約80時間のインターンシップの中には、学内では経験しない厳しさもあり、試行錯誤しながら、働くことの難しさや面白さ、独特な達成感などを、みなそれぞれ感じ得てくることができたようです。

今回は、13名のインターン報告に加え、夏休みを使って海外へボランティアと留学に行った2名の発表もあり、中身もジャンルも大いに充実した会となりました。

 

 

 

 

中尾めぐみ・山岸優(3回生)

『福武財団国吉康雄プロジェクト』/香川県

▶︎レポート:福武財団 国吉康雄プロジェクトへインターンに行ってきました! 中尾 山岸

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金ソヨン(3回生)

『西大門自然史博物館』/ソウル

▶︎レポート:大門自然史博物館へインターンにいってきました!

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鈴木美夏(3回生)

『ニューカラー写真印刷株式会社』/京都

▶︎レポート:ニューカラー写真印刷株式会社へインターンに行ってきました!

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宮野友里(3回生)

『鳴く虫と郷町(伊丹市文化振興財団)』/兵庫

▶︎レポート:「鳴く虫と郷町」へインターンにいってきました!

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上野綾香(2回生)

『伊丹オトラク(伊丹市文化振興財団)』/兵庫

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中島ほたる(3回生)

『共星の里 黒川inn美術館』/福岡

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深見悠介(3回生)

『A’ワーク創造館』/大阪

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山口玄汰稜(3回生)

『3331Arts Chiyoda』/東京

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川濱暢也(2回生)

『SOU・SOU』/京都

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塚原拓海(3回生)

『NPO法人 こえとことばとこころの部屋(ココルーム)』/大阪

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野澤美希(2回生)

『兵庫県立芸術センター 管弦楽団』/兵庫

▶︎レポート:兵庫県芸術文化センター管弦楽団へインターンに行ってきました!

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三河内舞(3回生)

『MUESUM』/大阪

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新井優希(2回生)

『語学留学』/ニューヨーク

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寺嶋隆人(2回生)

『海外ボランティア(EARTH ART PROJECT)』/インド

▶︎レポート:インド渡航記

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2014年12月17日  学生紹介

ニューカラー写真印刷株式会社へインターンに行ってきました!

3回生の鈴木美夏さんがインターンに行ってきました。

大学が発行する季刊誌「瓜生通信」の編集部としても活動している鈴木さん。

プロの仕事を間近にしたことで、編集という仕事に対する考え方にも変化が訪れたようです。

彼女のレポートを掲載します。

 

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アートプロデュース学科3回生 鈴木美夏

実習先:ニューカラー写真印刷株式会社(京都)

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私は8月7日〜26日まで、京都にある印刷会社「ニューカラー写真印刷株式会社」へインターンに行ってきました。

ニューカラー写真印刷は、美術関係の本を中心に、編集・デザイン・写真・製版・印刷など、製本と加工をのぞいた、本をつくるためのすべての行程を行っています。私はこのなかでも編集を中心に仕事をさせていただきました。

 

展覧会の図録など、依頼された本を制作する編集室では、依頼主から来た原稿の情報に間違いがないか、誤記がないかといった地道な作業が続きます。作家の作品についての情報や作家自身の情報を確かめるなどの知識がいる作業から、方々から来た校正の転記、校正の反映ミスチェックといった神経を尖らせて行う作業など、編集室にはいつも緊張が走っていました。

 

私は以前から編集とは「文章を作るひと」「取材をするひと」といったクリエイティブな印象を持っていました。おそらく、こうしたライターの仕事を兼ねながら生活しているかたも沢山おられるかと思います。しかし、今回私が関わらせていただいた方々は日々山と積まれた資料と書類にかこまれ、ひたすらデスクに向かい続けていました。

 

そのような空間で12日間のインターンを行うなか、一番印象にのこっているやりとりは、あるカタログに記載された消費税をたしかめる、という仕事をいただいたときです。仕事をくださったかたは、私に「これは鈴木さんがチェックしたら、僕はもうチェックしないので」と仰いました。

その仕事をいただいたのは、インターンがはじまってから3日目ほどのときだったのですが、私はこのとき初めて「私はここで仕事をさせていただいているのだ」と思いました。そして、本をつくるというのは、その情報が物質として残ることであり、その情報にかかわる全ての人の信頼や名誉を請け負うことなのだと、考えるようになりました。

 

また、インターンの期間中、せっかく仕事の勉強をしにきたのだからと、製本や紙を扱う会社にも見学に連れて行っていただきました。どの会社のかたも丁寧にご対応くださり、この関係はニューカラー写真印刷株式会社というひとつの組織がつくりあげた信頼のもとに成り立っているのだと感じました。

 

反省点は、自分の引っ込み思案な性格から、手が空いたときに「なにかできることはありますか」と声をかけることにすらためらってしまったことです。これは、居心地のいい大学のなかではあまり意識してこなかった部分です。このように、いくら実践的な学びがあったとしても、慣れ親しんだ大学の外に出なければわからないことや、新しい解決のしかたもあるのだと知りました。

 

学生が作っている大学広報誌や、学生が独自につくりあげるマガジンが最近は本当に多いです。しかし、これから編集系の仕事に着きたいと思っている人は、学生という立場ではないひとがつくりあげる、「プロ」の仕事をみておくべきでだと感じました。

 

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2014年12月15日  学生紹介

【学生の活動紹介】京都障害者芸術祭 共生の芸術展「DOOR」報告

ASP学科1回生の奥山理子さんは、仕事をしながら大学でアートプロデュースについて学んでいます。

彼女は京都の亀岡市にある『みずのき美術館』のディレクターをしていて、この度、障害のあるアーティストの作品を展示した、京都障害者芸術祭 共生の芸術展「DOOR」を企画・実施しました。

 

奥山さんから展覧会の報告が届いたので紹介します。

 

 

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報告:

奥山理子(DOOR展企画者/みずのき美術館/ASP学科ASPコース)

 

 去る12月4日(木)~7日(日)、みやこめっせを会場に「京都障害者芸術祭 共生の芸術展『DOOR』」展が開催されました。

 

 この企画を、奥山理子(ASP学科1回生/みずのき美術館ディレクター)が担当し、アートディレクションにCHIMASKI、会場設営をSTUDIO森森というチームを編成し、取り組みました。

 

 DOOR展には、国内から12名、海外から5名のいずれも知的や精神に障害のある人によって生み出された作品が出品され、その総数は187点に及びます。

 

 作品は絵画、陶芸のみならず、セロハンテープで作られた造形物や、自閉症特有の独り言が自動作曲アプリによって作曲された音楽など、その表現の幅は多岐にわたりました。

 

 また、会場内に設置された形の異なる多数の小屋が、無機質なイベント会場に木の匂いとともに味わいを加味し、一人ひとりの世界観を際立たせるような空間構成となりました。

 

 「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」「エイブル・アート」「ロー・アート」など、障害のある人の芸術を表す言葉はいくつか存在し、その解釈は今日の大きなテーマであり、みずのき美術館でも開館以来考察を続けてきました。

 

 しかし、一歩外に目を向けると、芸大生であってもこの分野や名称を知らない人がたくさんいる事実があり、一般の人ならなおのこと遠い世界の雑音程度に過ぎないかもしれません。

 

 DOOR展では、美味しい食事を楽しむように、ファッションを楽しむように、障害のある人との出会いが作品をとおして喜びにつながるような機会をもたらすことができるよう、目指しました。

 

 総数2,800余名の来場者と、メッセージボードに残された多数のコメントが、今回の展覧会の成果となったと思います。

 
 

【photo garelly】

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2014年12月12日  授業風景

【特別講義レポート】12/10開催 ゲスト:濱口竜介氏

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12月10日の特別講義は、映画監督の濱口竜介さんをお招きし、『聞くこと、撮ること、演じること』と題してご講義いただきました。

 

今回のゲストは学生の推薦によって決まりました。

 

 

 

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こちら、選者の花見堂直恵さん(4回生)です。

彼女は昨年行った編集事務所でのインターンをとおして濱口さんと出会いました。かねてから「特別講義のゲストにぜひ呼びたい!」と感じていたそうで、まさに撮影の真っ最中のお忙しい時期でしたが、念願叶ってお越しいただくことができました。

 

 

■花見堂さんによる講義のレポートをお届けします■

 

講義中に触れられていた、「人が良い声を発するのは“聞かれている”という実感のなかで起こる」という内容について、いろいろと想いを巡らせてみました。

私自身も普段、人と会話しているなかで極稀に「良い声」に出逢うことがあります。「聞かれている」「話しても良いんだ」という確かな感触を受けることで、口を衝いて即興的にことばが繰り広げられ、話すつもりのなかったことを話したり、思いもよらない思考に辿り着いたりする。その瞬間がとても好きで、どうしたらそういう状況を日常的につくることができるんだろう、とよく感じていました。

今回濱口さんを講義にお呼びしたのは、まさに濱口さん自身がそういった瞬間を一年前、初めてお話したときに与えてくださったからでした。また映画監督という立場で「聴く」と「演じる」という行為の接点を探られる独特な視点に惹かれたからでもあります。

講義の中で語られていた内容は決して映画の世界の話だけではなく、私たちの生活、もっと言えば人が人としてより良く生きること、他者との関係の中で生きることに地続きのことばかりでした。「聴く」ことや「見る」ことという、今、自分の目の前にいる相手や物への態度を通じて、その人・物との関係性はつくられていくものなのだと感じられました。たくさんの大切な視点に気付かされ、企画できたことを嬉しく思っています。濱口さん、ありがとうございました。

 

 

 

「きく」「声を届ける」そして「みる」の話が、驚くほどACOP(※)の話とリンクしていて、それらがなぜ私たちの日常生活の中で重要なのか、今回の講義を通して学生たちも再認識できたのではないでしょうか。

また、『奇跡というものは存在しないし、期待をしてはいけない。人は準備してきた内容にふさわしい結果を得る』という言葉も印象的でした。“奇跡”とは、自身を取り巻く関係の外側からやってくるものです。もし“奇跡”のようなことが起こったとするならば、それはその人自身が気がつかなかっただけで、確実に培ってきた成果があり、それに伴ったものだということでしょう。何かとの関係なくしては人は生きていけません。ならばよりよく関係するにはどうすればいいか。『準備には終わりがない』のと同じで、そのことを考え続けることが重要なのだと感じました。

 

(※)ACOPでは「みる」「きく」「考える」「話す」の4つを基礎として作品鑑賞をすすめていきます。

 

 

 

■以下、学生レポートからの抜粋■

 

東日本大震災のことをインタビューするワークショップの映像をみて、テレビのニュースなどで見るよりも、被災者の方の生の声がより鮮明に響いてくるように感じました。被災した者同士でインタビューをするとき、互いの被災の度合いの差から相手を気遣って、自身の体験を表現することが出来なくなるということもあり、本音が出やすい親しい者同士でインタビューをさせている点が印象的でした。(ASP学科3回生)

 

「人が“いい声”で話すときは、聞いてもらえているという実感があるとき、話していいんだと思えたとき」とあったが、まさにその通りだと思った。人は聞いてくれる人がいるから話すのだと思う。聞くことは信頼を生むと思う。聞かれている、聞いてくれていると実感したとき、いい声が自然に出てくるのだと思う。(ASP1回生学科)

 

姉妹の向かい合ったインタビューの内容は二人の間でしか理解できない犬の名前などの固有名詞を使いながら喋っていたので“映画を観る”者にとっては理解できぬ内容のように感じられた。しかし、「誰にでも理解できる内容」というものは、誰にでも理解できる“一般的”な言葉の連続であり、他者に聞いた言葉なのではないかと思う。姉妹のインタビューは「誰にでもわかる」ではなく「この人との関係なら理解できる」言葉を積極的に使っている。それがある意味で実感として残す、リアリティのある映像なのだろうと思った。(ASP学科4回生)

 

 

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2014年12月9日  ニュース

卒業生紹介

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展示企画会社で働く

09年度卒 金孝恩さん

beyond museum 勤務

釜山デザイン高校卒業→本学科09年度卒業→10年度~beyond museum(韓国・ソウル)

 
 
―現在の職業・活動について―
 

 学生時代、私は実践経験を積むため、様々な美術の現場に参加しました。休み期間を利用し、日本と母国韓国とを行き来しながら、3年生の時は『釜山ビエンナーレ』のスタッフとして、4年生の時は『韓国国際アートフェア(KIAF)』でインターンとして働きました。そうした経験から、キュレイションや展示企画に関する分野に強く関心を抱き、卒業を控えた頃、韓国で就職活動を始めました。その時期に、日本人デザイナー 吉岡徳仁の大型展覧会を企画していた展示企画会社「beyond museum」を知り、私が日本語の使える美術専攻であることもあり、そこでの就職が決まりました。
 入社後、私にとって最初の展示であった吉岡徳仁の展覧会では、新人であったにもかかわらず、複数の業務を担当しました。展示準備には日本の作家やスタッフとの綿密なコミュニケーションが必要だったため、日本語の勉強も倦まず弛まず続けつつ、展示企画および広報、作家とのやり取り、作品の設置や搬入搬出作業、展示運営など、多様な業務をこなしながら、1年間経験を積んでいきました。
 2年目には、また他の日本人インスタレーション作家の栗林隆の展覧会を企画しました。それまでの経験を土台に、展示企画だけでなく、企業スポンサー集めやマーケティング、広報業務を重点的に担当し、さらに成長するきっかけになりました。今は展示企画だけでなく、様々な文化芸術行事の担当、世界有数のブランド企業(Chanel、Ferragamo、Dior、BENZ、BMW、Facebookなど)に展示空間をレンタルする役割も担っています。卒業後の5年間、この様に文化・美術の現場で様々な仕事をしています。

 

 

―ASP学科で学んだこと―

 

 私は理論と実践の両方が重要だと思ったので、多様な授業を受けるよう心掛けていました。多くのプロジェクトや授業が大きな学びでしたが、その中でも特に記憶に残るのは、福先生に指導していただいた“ACOP”と、『Force of Nature -自然の力/アートの力-』、『アートで架け橋/ART AS A BRIDGE』、『もの×もの -セリーナ・オウ写真展-』といったプロジェクトです。ACOPでは、コミュニケーションの重要性や作品と鑑賞者の間で起こる現象について深く理解できましたし、展覧会にスタッフとして参加したことは、展覧会全般の流れを企画からオープンまで経験するきっかけになりました。
 私は留学生であったため、日本語で聞く授業は常に緊張感と不安感がありましたが、多様で面白い授業を通して言語に対する不安を少しずつ振り落とすことができました。留学生として魅力的だった授業はフィールドワークです。 異国の伝統と文化に直接触れる経験から、多くのインスピレーションと学びを得ることが出来ました。これは京都にある大学ならではだったと思います。そして今、日本の作家や企業と仕事をする上で直結しているのは、4年生のゼミだと思います。研究論文を執筆するためには、日本語力を磨くことがとても重要だったので、論文を書くことそのものが私には大変勉強になりました。

 

 

―ASP学科の在校生・これから入学されるみなさんへ―

 

 私がこんな話をするようになるとは昔では考えられませんでしたが、今では学生時代がとても懐かしいです。社会に出て仕事をしているとわかりますが、熱情を注ぎ込み、学びに対する渇望を解消する機会は大学時代以外ありません。アートプロデュース学科で学んだ様々なことが、今の私の糧となっています。皆さんには、美術に関する知識を身につける理論の授業と、実践を中心とした授業とをバランスよく受けることをお勧めします。自分でも気が付かない間に、とても成長しているものです。さらに付け加えると、外国語もとても重要です。より大きな舞台にいくためには必須な条件です(昔、福先生がしてくださった話ですが、本当に実感しています!!)。自身の可能性を広げるために、少しずつでも外国語を修得することをお勧めします。
 
 
(2014/11 更新)

 

 

◎学科運営のHPでは、卒業生のインタビューを掲載しています。

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