通信教育部

2015年1月

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2015年1月31日  イベント

2月単独説明会【デザイン科4コースのミニ講義紹介】

2月は、11日(水・祝)in京都、22日(日)in東京にて開催いたします。

説明会の詳しい情報はコチラ

 

京都造形芸術大学の通信教育部説明会は、全てのコースの先生が揃い、ミニ講義を実施します。

来場者は複数コースの講義を聞くことができ、他コースと聞き比べし、入学する上でのミスマッチを防ぐことができます。

予約不要ですので、是非ご参加くださいませ。

 

今回は、デザイン科4コースのミニ講義を紹介しますね。

 

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情報デザインコース

情D

 

■日常に潜むデザイン―Webデザインの変容とこれから― 京都会場/2月11日(水・祝)

 

1990年代初頭に始まった World Wide Webは急速に発展し現在も進化を続けています。また、動画や音声を統合したリッチメディアやインタラクティブ性を持つWebサイトが豊富になり、ユーザーの利用方法やニーズも多様化してきました。Webサイトの視覚デザイン表現であるWebデザインそして情報そのものであるWebコンテンツも常に変化しています。本講義ではその誕生・黎明期から高速回線、スマートフォンによる常時接続が可能になった現代に続く、「Webサイト」「Webデザイン」「Webコンテンツ」の歴史・変容、多様化するメディアの広報戦略を紹介し、制作者の立場からその裏側や手法を紐解きながら解説します。

 

 

■日常に潜むデザイン―絵本を作る喜び― 東京会場/2月22日(日)

 

情報デザインの卒業制作には絵本や童話の作品が毎年必ずあります。この分野の中で比較的自由度の高い媒体で、話も絵も自身の創り上げた世界を表現できるからです。実際の商業出版の場合でも大まかなオーダーが出されて、内容の大部分は作者に委ねられます。うまくいけば自分の考えたものをそのまま出版することも可能です。ただしどのようなテーマで誰に向けての絵本なのか、話と絵がマッチしているか、本当に楽しめるかを厳しく問われるので、簡単には出版してもらえないのが実情です。今回は自作絵本「でんちがきれた」が出来るまでを解説し、参考となる先人達の名作も紹介したいと思います。

 

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建築デザインコース

建築

 

■建築を考えるということ 京都会場/2月11日(水・祝)

 

なぜ建築の設計をしているのか?と問われれば、色々なことを考えるのが楽しいからと答える他ありません。といっても仕事場にこもって頭を捻っているだけではなく、友人や家族と楽しい時間を過ごすことも、芸術や歴史・文化に触れることも、旅をすることも、お金を節約することも、全ての時間は建築を考えることに繋がり、だからこそ楽しいのだと思います(と同時に大変ですが。)今回は自作の住宅を題材に、私がどんなことを考えて設計しているのかをお話しいたします。豪邸でも奇抜でもないささやかな建築ですが、それでも建築を通して色々なことを考えることが出来たということを、これから建築を学ぶ皆さんにも感じていただければと考えています。

 

■Google Earthで巡る 地球一周名建築の旅 東京会場/2月22日(日)

 

地球一周名建築の旅をします。歴史的な建築から最先端の建築まで、これから建築を学ぶ方々のためのGoogle Earth上で名建築を巡るツアーです。ギリシャのパルテノン神殿から安藤忠雄やSANAAの最新建築まで、古今東西を問わず、世界各地にある数多の名建築を巡ります。名建築には、必ずある「仕掛け」が隠されています。その仕掛けを読み解きながら皆さんと建築を旅する1時間です。

 

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ランドスケープデザインコース

ランドスケープ

 

■アートからのランドスケープデザイン入門 京都会場/2月11日(水・祝)

 

「目を閉じて、あなたが生まれた街を思い描いてみてください。」どんなイメージが浮かびますか? それはブランコのある運動場。水遊びをした小川? UCバークレイ教授、ランディ・へスターは、人間の記憶はこれらランドスケープに包まれていると述べています。私たちは、意識する、しないに関わらず風景の中で生きています。ランドスケープデザインは「風景」、すなわち私たちの生活や思い出の舞台としての環境を美しい風景として創造する、大切なデザイン分野です。今回の講義では、美しい「まち」や「里」を守り育ててゆくための手法として、BIWAKOビエンナーレを実例に、ランドスケープデザインをアートの側面から解説します。

 

■里の再生とデザイン 東京会場/2月22日(日)

 

里と農は多くの機能(多面的機能)を有しています。なかでも風景の形成機能による地域への貢献は地域住民の自発的・意識的な保全活動や創造意欲がないと発揮されない機能です。現在、全国各地で行われている市民による里山保全や農山村保全活動、あるいは干潟・湿地の保全活動などはまさに里と農の再生・創生そのものです。これら保全活動はそんなに前から行われてきたわけではありません。そこには風景観・保護観に大きな転換があったことを物語っています。そこで「探勝的風景から生活的風景への転換:高梨」について、「竹林再生を通じた地方再生(宮津・竹の学校):曽和」についてお話しします。

 

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空間演出デザインコース

空D

 

空間演出デザイン試論 おもてなしの探求(生活デザイン編) 京都会場/2月11日(水・祝) 東京会場/2月22日(日)

 

空間演出デザインとは耳慣れない言葉ですが、じつは皆さんの生活にとても近いところにあります。例えば、身のまわりを居心地よくするために、壁の色を塗り替えてみたり、いつものダイニングテーブルにお花を飾ってみたり、静かな夜にキャンドルを灯してみたり、朝食のお皿の盛りつけ方を少し変えてみたり…。空間演出デザインとは、こうした、ヒトとヒト、ヒトとモノの間のふるまい方やあり方をデザインする領域です。そのときに、われわれが大切にしているのは、「おもてなし」という考えです。はたして、皆さんの身のまわりにあるデザインはヒトの喜びにつながっているでしょうか。

本コースでは、身体を取り巻く空間をデザインするインテリアデザイン、身体と空間の間に介在するモノをデザインする生活デザイン、この大きく2つの視点からあらゆる生活空間をデザインしカタチにしていきます。そこで、このミニ講義では、「光」をテーマに、実際の生活デザインの事例をひも解きながら、おもてなしの探求を試みたいと思います。

 

 

今回は4コースを紹介しました。興味のあるミニ講義があれば、是非説明会に足を運んでくださいね。

その他にも11コース(学芸員課程含む)の授業があります。

芸術学科4コースミニ講義はコチラ

美術科5コースミニ講義はコチラ

 

開催時間、場所などは以下より確認ください。

説明会の詳しい情報はコチラ

 

 

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2015年1月29日  ニュース

【gacco】日本版MOOC「gacco」における講座開講のお知らせ

日本版MOOCの「gacco」において、2/24より通信教育部の講座「デザインへのまなざし - 豊かに生きるための思考術(芸術教養講義1)」を開講します。

 

gacco の講座では、選択式テストやレポート課題に取り組み、修了条件を満たすと gacco の発行する修了証の取得ができます。また、対面授業を受講できる反転学習コース(有料)も東京と大阪で開講します。

現在、受講者募集中です。通常コースは無料ですので、是非受講してみてください。

 

また、この講座は、芸術教養学科における授業「芸術教養講義1 デザインへのまなざし」を一部アレンジする形で提供しています。

芸術教養学科の無料メンバーに登録して入学をご検討されている方も是非覗いてみてください。

 
講座名 :デザインへのまなざし - 豊かに生きるための思考術(芸術教養講義1)
講師名 :京都造形芸術大学 通信教育部 早川克美
開講期間:2015年2月24日から3月31日(予定)
概要  :生活者にとってのデザインとはどのようにあるべきか。その基本的な思考法を学びます。

 

詳しくは以下のページで。

ga030: デザインへのまなざし - 豊かに生きるための思考術

 

Web

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2015年1月27日  授業風景

【芸術学・歴史遺産・和の伝統文化コース】卒業研究の口頭試問が行われました

先週末は全国各地で説明会が開催されました。ご来場いただいた方はいかがでしたか?

 

通信教育部の芸術学科3コース(芸術学・歴史遺産・和の伝統文化コース)ではその先週末と先々週末に卒業研究の口頭試問が行われました。

これらの3コースは卒業成果物として卒業論文を執筆します。入学時にはそれぞれ違った3コースですが、卒業研究にいたるまでの「論文研究」という科目ではそれぞれの研究ジャンルに従って合同でゼミ形式の授業を行います。

自分のコース以外の学生とも研究を通じて交流できるのはこれらのコースの魅力でもあります。

 

3月8日から始まる卒業・修了制作展では美術科やデザイン科のような制作系だけでなく、研究系のこれらの学科も展示や論文の閲覧をいたしますのでご期待ください。この情報はまたお知らせいたします。

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2015年1月26日  イベント

2月単独説明会【美術科5コースのミニ講義紹介】

2月は、11日(水・祝)in京都、22日(日)in東京にて開催いたします。

説明会の詳しい情報はコチラ

 

京都造形芸術大学の通信教育部説明会は、全てのコースの先生が揃い、ミニ講義を実施します。

来場者は複数コースの講義を聞くことができ、他コースと聞き比べし、入学する上でのミスマッチを防ぐことができます。

予約不要ですので、是非ご参加くださいませ。

 

今回は、美術科5コースのミニ講義を紹介しますね。

 

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まずは、日本画コース

日本画

 

■素材からみる日本文化 京都会場/2月11日(水・祝)

 

日本画の素材として、まず和紙に岩絵具を思い浮かべますが、時代によってその表現方法は変貌していきます。古来、絵具といっても限られた絵具(朱・緑青・群青・黄土・胡粉・墨など)しかなく、その顔料を焼いて色数を増やして描いていました。また金箔を多用し煌びやかな装飾画なども生まれてきます。絹から和紙へ描かれ、その表現方法は室内装飾だけに留まらず、西洋画とはまた違った日本の精神世界が絵や空間表現にも現れてきます。素材のもとになる天然鉱石を実際に触れてみて、日本画に描かれてきた色をぜひ体感してみて下さい。

 

 

■日本画の制作過程 きらきらと輝く砂のような絵具を用いて 東京会場/2月22日(日)

 

日本では、古くから天然の土や岩を砕き、粉末状、砂状にしたものに膠液を混ぜて絵具(水干絵具・岩絵具・胡粉)を作り絵を描いてきました。筆と墨というやり直しのきかない描画材で、まず写生をして対象の形を窮め、下図を入念に作り彩色していくという日本画独自の制作過程が自然に生まれてきたと思われます。主に群青、緑青、黄土、朱、胡粉(白色)など少ない色数を最大限に工夫して生き生きとした作品が多く生み出されています。現代では、人造の絵具が多く作られるようになり、色数も増えて絵具を厚く重ねたりと、表現の幅が広がっています。今回は日本画のごくオーソドックスな制作過程を中心に材料と日本画の魅力についてお話しいたします。

 

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洋画コース

洋画

 

■描く楽しさを身につけて、生き生きと描き続ける人を育てる 京都会場/2月11日(水・祝)

 

ドロクロアは「絵は頭脳で描く」と言い、葛飾北斎は「意を描いて形を描かず」と言っています。「意」は、心のこと。「描く」とは、対象の再現ではなく、感じたものを描くことが大切なのです。今回は、画面に自分の色をどう響かせるかについて語ります。故郷での記憶の断片を融合させて、ファンタスティックな作品を数多く描いたシャガール。彼の作品を紹介しながら、絵を描く楽しさや奥深さについて触れていきます。

洋画コースでは、描くための基礎を確実に習得した後、いろいろな描くための技術や考え方を自分のものにする。そして、個性的な表現へつなげます。卒業してからも、いきいきと描きつづける人たちを育てていきます。

 

 

■デッサンのスタート 東京会場/2月22日(日)

 

絵は好きだけどデッサンは不得手で…とおっしゃる方は少なくありません。芸術大学の受験勉強とデッサンがいつの間にか重なって、絵を学ぶ楽しみへのハードルになっているとしたら残念です。ピカソが絵を勉強し始めた頃のデッサンがいくつか残っていますが、後の作品群を思えば「真面目な」デッサンも多くありました。ですがご存知のようにその後のピカソは好き放題(?)、絵の世界を大きく広げます。広がる絵の世界には色々なデッサンがあり、いわば皆さんが紙に打つ点、引く線からもデッサンがスタートします。絵を始めるのにハードルは無し、まずは描いてみませんか。

 

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陶芸コース

陶芸

■自作について ―ディテールへの意識― 京都会場/2月11日(水・祝) 東京会場/2月22日(日)

 

熱帯魚のあざやかな色彩、植物が見せる驚きに満ちたフォルム、自然界には素晴らしい造形があふれています。また、廃屋の朽ちた木材、錆びた古い看板、普段なにげなしに見過ごしている物のなかにも面白い表情が多くあります。そういった物に発想を得て作品につながる事もあります。「陶」も信楽焼や備前焼などの焼〆の表情、色々な釉がみせる表情、染付の青、色とりどりの上絵付けなど他の素材には見られない独特の表情を見せる事ができます。また、陶芸の場合は、土や釉などの素材がみせる表情や性質、ロクロ、ひねり、タタラ成形といった素材や技術自体からインスピレーションを得て作品につながる事も多いと思います。陶芸の制作プロセスは成形、乾燥、焼成という行程があり、焼成では窯の中に入れてしまうので作品が自分の手から離れ視界から見えなくなってしまう。窯から出て来たら土や泥の塊だったものが「陶」となって劇的に変化している。そんな様々な要素の中から心ひかれる要素だけに削ぎ落としディテール(細部)にこだわり作品にしていく。その過程を自作の作品スライドを見せながら解説します。

 

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染織コース

染織

 

■染織と色 繊維の色 京都会場/2月11日(水・祝)

 

染織の魅力の一つは色です。色というと様々な染料で染めることを思い浮かべます。しかし繊維自体も固有の色を持っているのです。天然の繊維は、絹や獣毛などの動物繊維、綿や麻などの植物繊維があります。それらはもともと色素を持っており、黄色、茶色、緑色、黒色など、あるいはそれらの混ざった色をしています。染織作品を考えるには素材の選択と色計画が重要です。作品のイメージや表現する技法に合った素材を選び、各種の染料を使い分けます。ときには染める行程を行わず、繊維が持っている色そのものを生かした作品にすることもあります。講義では様々な種類の繊維見本を見ながら、繊維がもともと持っている色についてお話します。

 

 

■模様作り 東京会場/2月22日(日)

 

皆さんは構図という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 私たちは模様を作る時に、構図を考えます。それぞれ色々なモチーフを使い模様を練っていきますが、その良し悪しは構図(模様の構成)にかかっていると言っても差し支えないでしょう。染織でも模様や配置を考える時に構図が重要になります。安定した構図、動きのある構図、作品をつくる時、作者はイメージを持ちます。どのようにすれば自分の考えが表現できるか、その狙いを表すために構図は重要な要素となっていきます。今回のミニ講義では簡単な画面構成をやってみましょう。まずイメージを持ち、それを表現するにはどうすればよいか考えながら画面を構成してください。

 

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写真コース

写真

 

■少女写真の行方 ―少女からみる写真の歴史と現在― 京都会場/2月11日(水・祝) 東京会場/2月22日(日)

 

写真が発明されて以来、いろいろなものが被写体として撮影されてきました。人物、風景、歴史的な出来事、記念、日常、モノ、報道、広告、動物、医学など。数多ある撮影対象のうち“少女”を被写体とした作品が多く残されています。なぜ、少女は撮影されるのでしょうか。

女性のある一時期を示す少女。経過していく時のなかで、その姿を永遠に残すために写されるのでしょうか。少女に魅せられ、取り憑かれたように撮影し続けた写真家がいます。なぜ、少女だったのでしょうか。写真家達は、少女を作品とすることで、何を残し、何を表そうとしたのでしょうか。少女写真を見れば、写真の本質と社会との関わりを知る糸口になります。代表的な“少女写真”を解説しながら、時代と写真の関わりについて探っていきます。

 

 

今回は5コースを紹介しました。興味のあるミニ講義があれば、是非説明会に足を運んでくださいね。

その他にも10コース(学芸員課程含む)の授業があります。

芸術学科4コースミニ講義はコチラ

 

開催時間、場所などは以下より確認ください。

説明会の詳しい情報はコチラ

 

 

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2015年1月22日  イベント

2月単独説明会【芸術学科4コースのミニ講義紹介】

今年度の京都・東京での単独説明会も、残り4回。

 

2月は、11日(水・祝)in京都、22日(日)in東京にて開催いたします。

説明会の詳しい情報はコチラ

 

京都造形芸術大学の通信教育部説明会は、単に手続きなどの説明するだけではありません。

全てのコースの先生が揃い、ミニ講義を実施します。

来場者は複数コースの講義を聞くことができ、他コースと聞き比べし、入学する上でのミスマッチを防ぐことができます。予約不要ですので、是非ご参加くださいませ。

 

そのミニ講義の内容を少し紹介。

今回は、芸術学科4コースのミニ講義を紹介しますね。

 

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まずは、芸術学コース

芸術学

 

■コンサートホールとはどういう場所か 京都会場/2月11日(水・祝)

 

音楽を「聴く」ようになってからまだ200年そこそこしかたっていない。そんな馬鹿なと思われるかもしれないが、一般の市民がチケットを買って音楽を「聴く」ようになったのは、18世紀後半のことであるし、コンサート専用の建築物として、ヨーロッパで、ホールが建設されるようになったのは19世紀後半のことであった。本講義では、「聴く」としての音楽のありかたを問うと同時に、「聴く」以外の音楽(音)のありかたを、ジョン・ケージなどを取りあげながら考える。

 

 

■近代日本画の世界―日本美術院を中心に― 東京会場/2月22日(日)

 

皆さんは日本画と聞いて、何を連想しますか?言葉通り、日本の絵画を言う場合もありますが、一般には近代以降に日本の伝統的な題材で描かれた絵画を指し、近代日本画とも呼ばれています。幕末から明治初期は社会そのものが変動しましたが、それに伴い、美術の世界も劇的に変わりました。本講義ではそうした時代背景を視野にいれながら、横山大観、菱田春草などの画家たちの作品を見ていきます。本講義を通じて、近代日本画の面白さを少しでも知っていただければ幸いです。

 

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続いて、歴史遺産コース

歴史遺産

 

■木の花はこきもうすきも紅梅―梅をめぐる文化史と絵画― 京都会場/2月11日(水・祝)

 

1月下旬、「寒」の頃にいち早く咲き始め、まだ寒さ厳しい2月、陽の光がようやく春めいてくる3月にかけてかぐわしく咲き誇る梅の花。冬から春への花の魁として古来より親しまれ、愛されてきました。枕草子にも「木の花はこきもうすきも紅梅」が「いとめでたし」と記されます。ところが現代では、桜の人気と比較するとどちらかといえば、一般的に親しまれているとは言えないのが梅の花。ミニ講義では改めて、やまと絵、水墨画、そして近世絵画の中に、多様な梅の表現を辿り、梅をめぐる豊かな文化の一端を見てゆきたいと思います。

 

 

■リビングヘリテージとまちづくり―文化遺産と市民との共生― 東京会場/2月22日(日)

 

東京では、2020年のオリンピックに向けた再開発が各所で始まっています。とくに外苑キャンパスにも近い「国立競技場」の建替計画は、社会的にもさまざまな議論を巻き起こしています。残すべき建物と壊してもよい建物の間にある「壁」とは、いったい何なのでしょうか。文化遺産とは、国や自治体が管理するものと思われがちですが、本来は人々の暮らしとともに継承されてきたものです。リビングヘリテージという考え方を通して、まちづくりにおける文化遺産の活用のあり方について考えてみたいと思います。

 

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文芸コース

文芸

 

■文章は書くより直すことが大事―小説も、シナリオも、歌詞も?― 京都会場/2月11日(水・祝)

 

文章は一気に書き上げるもの、というのは誤解です。書き手は、その後に、推敲(すいこう)という作業をします。読み直して、書き直すことです。プロの世界では、さらに編集者の直しや校閲部のチェックが入ってきます。自分の文章も、こうして冷静に見直すことができれば、格段によくなります。実際にこの作業をやってみませんか。荒削りな文章を用意しますので、推敲してみましょう。講師がプロの現場で経験した推敲についてのエピソードを交えながら、授業します。

 

 

■「起承転結」は本当に大事? 東京会場/2月22日(日)

 

作文の時間に、文章を「起承転結」の形にまとめていくとよい、と教わりませんでしたか。確かにこうすると、話が順序よく結論に向かって進んでいくようで、体裁が整うのは事実です。実際にミニ作文を書いてみましょう。「起:今日は高尾山へ遠足に行ってきました。」「承:登るのは大変でしたが、みんなでがんばりました。」「転:すると、頂上から富士山がきれいに見えました。」「結:とても楽しい遠足だったので、また行ってみたいなと思いました。」どうも個性のない、型にはまった文章になってしまいます。しかもバランスがよくありません。実は、「起承転結」はあまり文学的な構図ではないのです。では、これをどう避けたらいいのでしょうか。

 

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最後に、和の伝統文化コース

和の伝統

 

■天文学と花道 京都会場/2月11日(水・祝)

 

天文学と花道というと一見意外な組み合わせのように思えますが、実際に花道の思想を紐解くとこの二つが密接に結びついていることに気づきます。花道には一貫して「花」によって宇宙・世界そのものを表現しようという思想がありました。しかしその宇宙観・世界観は西洋天文学の流入によって江戸時代後期に大きく揺らいできます。

今回の講義では、この時期、花道家がどのように洋学の知識を捉えたのか、そしてその結果近代以降にどのような影響を残す事になったのかを解説します。

 

 

■安土桃山時代の茶の湯―「大名茶湯」と利休のわび茶― 東京会場/2月22日(日)

 

16世紀は織田信長と豊臣秀吉が活躍した時代です。この時期の文化の特徴として、天下人の嗜好を反映した豪華絢爛な建造物や障壁画が発展したこととわび茶の流行があげられます。その背後には、天下人に寵愛されたマイスターの存在〜狩野永徳や長谷川等伯、そして千利休〜がありました。ひとくちに安土桃山文化と言っても、信長と秀吉が好んだ茶の湯とは、全く趣向の異なるものだったのです。

この講義では、当該期の茶の湯を作り上げた人々に着目して、信長と秀吉、そして利休それぞれが好んだ茶のあり方とわび茶大成の背景に迫ります。

 

 

今回は4コースを紹介しました。興味のあるミニ講義があれば、是非説明会に足を運んでくださいね。

その他にも11コース(学芸員課程含む)の授業があります。

次回は美術科5コースのミニ講義内容をお伝えします!

説明会の詳しい情報はコチラ

 

 

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