アートプロデュース学科

2015年10月

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2015年10月29日  ニュース

近代能楽資料アーカイブ・プロジェクト!

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△能楽体験の様子

 

 

大坂のオフィス街に位置する「山本能楽堂」は、約90年の歴史を有する能楽堂。本格的な能舞台を持つことから国の登録有形文化財の登録を受けています。

ASP学科では、この夏から『近代能楽資料アーカイブ・プロジェクト』と題し、能楽堂が所有する明治〜昭和の近代能楽史の資料を整理をし、新設された資料室での一般公開を目指すプロジェクトを進めています。

 

そしてこの度、本プロジェクトがスタートして最初の資料公開展を『生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪2015』にあわせて開催いたします。資料の一部を能装束や文楽人形とともに展示予定です。

2日間のみの開催となりますが、皆様どうぞ山本能楽堂へお越しください。

 

 

生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪2015
『山本能楽堂 特別公開&創設・再建時の資料初展示』

日程:10/31 18:00-20:00 11/1 15:00-18:00

 

 

 

▽資料整理の様子

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asp

 

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2015年10月22日  授業風景

【特別講義レポート】『群衆論:スペクタクルとは何か』ゲスト:植島啓司先生

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10月21日(水)の特別講義は、本学空間演出デザイン学科の学科長であり、宗教人類学者の植島啓司先生に「群衆論:スペクタクルとは何か」というテーマでご講義いただきました。

 

これからのアートは、「もの」ではなく“一回きり”な出来事の「経験」が主流となるというお話は、アートプロデュース学科で普段学んでいることに繋がるところがあり、また、1992年のアルベールビル冬季オリンピックの開会式の映像をもとにした「群衆」についての話も、日常と照らし合わせて共感する部分が多々あったようで、学生たちにとって非常に興味を掻き立てられる内容の講義でした。

 

 

 

■以下、学生レポートから抜粋■

 

・「すべては一回きりの出来事なのだ」という言葉はとても共感できた。これからのARTはいつでも感じられる・体験できるものではなく、人間の根源、地球の根源、生命の根源に基づく“一瞬”を多数の人たちで別々の視点で見て、感じ、考えることが大事なのだと思った。そしてそれを共有することで、コミュニケーションが生まれ、そうして人と繋がっていくことが“人生が豊かになる”ということだと思う。

 

・物質的な幸福から、精神的な幸福へ移っているという話があり、とても共感した。私たちがASPで学ぶことは、自分“だけ”の経験から自分“たち”の経験にするためのさまざまなメソッドなのだと感じた。

 

・芸術も考えてみれば群衆でつくり完成させるものが多くなってきたと思う。時間と出来事の共有をすることにより爆発的な印象を与え、アートをアートたらしめるのかなと思った。一つのことを群衆でやるということは夏休みにやった「ねぶた」でも同じことが言える。多くの手が一つのものをつくることにより、コミュニケーションと「熱狂的な空間」がうまれ、人々の感情を揺さぶり、形のないものが残る。「一回きり」の行動であってもそこで起こったこと、人間関係は継続する。

 

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asp

 

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2015年10月16日  ニュース

「百科学Ⅱ」で福先生が講義をされました

本学の全2回生を対象に開講されている「百科学Ⅱ」の授業で、今週の火曜日、アートプロデュース学科長の福のり子先生が「アートとコミュニケーション」をテーマに講義を行いました。

 

当日参加した学生の声(抜粋)を紹介します。
「みること」「受け手の存在」「鑑賞すること」について、驚きや新鮮な発見が起こったようでした。
■美術工芸学科
* 日本画を学んでいるだけでは、見る側のことを学ぶ、考える機会はなかった。

 

* 合評会、講評会を行うとき、先生からいただくコメントに私が感じていたものと異なることがあり、少し腹をたてたことがあった。でもその後で、作品を見直すと、それはさっきまで自分がおもっていたものと全く異なっていた。回りの人達から、自分が成長するための養分を知らず知らずのうちにもらっていたのだと、他者の存在をありがたく思った。

 

* 絵を描く技術よりも、まず、鑑賞者として見る力を身につけようと思った。

 

* 先生のいうように、私は作品について考えるということをしたことがありませんでした。絵の横にある説明文をみて「ふ〜」と思ってさってしまうことしかなかったように思います。今思えば、とてもかなしいことだったと思います。

 

* 今までしっかりと「みる」ということを考えたことがなく、今日のお話は驚きの方が大きかった。

 

* 展覧会はただみる行為で終わってしまい、つまらないので行きませんでした。でも、多人数で作品について言葉のキャッチボールをするのはとても面白そうなので、これなら展覧会に行きたくなりました。

 

* 鑑賞する能力と制作する能力はリンクしているのが面白いと思いました。
無意識を意識化することは、日頃のトレイニングによって高められるものであると分かりました。

 

* 自分の作品に対して、ACOP症候群になりそうなほど向き合ってこなかったことに気付いてしまって、ショックを受けました。優れた作り手になろうと思えば、優れた鑑賞者であるべきというのは当たり前です。しかし私は今までその部分をすっ飛ばして、ひたすら技術を学び、向上させることによって作り手の私を高めようとしてきました。でも今日から新しい意識の元で自分の、また他の人の作品と、そしてアート自体と向き合えるような気がして嬉しいです。

 

* 私は鑑賞することが苦手です。解説されるまで何にも気付けません。だから自分の作品制作もうまくいかないのだと思いました。

 

* 今まで美術の授業を受けてきて、確かにみることの勉強をしてこなかった。アートの大事なことはみることだなと考えさせられました。ASP以外にもみることの講義があればいいと思いました。

 

 

■キャラクターデザイン学科
* ASPって京造の学科の中で一番謎でした。何か作るというイメージはないし。
でも、芸術・アートに対して、ものを作るってイメージしかなかったことが古かったんだな〜と思いました。

 

* 今まで美術館に行って作品をみていた私は、みていた気になっていただけなのだと気付かされました。作品を目に映すだけではなく、脳へと運び自分で考えることで初めてアートを受信するのだと、今回の授業で、学ぶことができました。意識をもってみるということは、きっと作品だけに限らないはずです。物事に対する意識を少しずつ変えていきたいです。

 

 

■情報デザイン学科
* 「3歳から目の前にないものがみえるようになる」という話を聞きました。私はバイトで2.5〜6歳の子どもとプールに入っていますが、そのことがすごく顕 著です。3〜5歳の子はプールのなかで、サメや貝殻や宝石が見えて、それを私に伝えてくれます。2.5歳の子は、それを聴いて楽しんでいます。

 

* ASPが他の学科からみて何をしているのかわからないのは、見えないものを見ようとしているからだと思った。他の学科の私たちは見えたものを見たまま判断してしまう人が多いが、それはとてももったいないことなのだとあらためて思った。

 

* ASPとはどんなことをする学科なのか一切わかりませんでしたが、作品を紹介するうえで「受け手」として、体感する等、作品とコミュニケーションをとると いう一見難しいことをしているのだと思いました。まさに殺すも活かすも鑑賞者次第であり、さまざまな作品と何も知らない鑑賞者つなぐ役目を担うASPの可 能性は、無限大だなと思いました。

 

 

…and more

 

続きはアート・コミュニケーション研究センターのHPよりご覧ください。

 

asp

 

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2015年10月15日  授業風景

【特別講義レポート】『ゴッホはなぜ「ひまわり」の絵を繰り返し描いたのか?―一冊の本を書くのに、必要なこと―』ゲスト:朽木ゆり子さん

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後期1回目の特別講義は、NY在住のノンフィクション作家、朽木ゆり子さんにゲスト講師としてお越しいただきました。
朽木さんは、ジャーナリズムの視点から美術にまつわる著書をこれまで数多く出版されています。
ひとつの記事または本を執筆するためにどのような調査・分析が必要なのか、なかでも今回は、ゴッホの「ひまわり」に焦点を当てた著書での経験を元にご講義いただきました。

 
大衆に向けた一つ物語を作るために、あるテーマを探究し、説得力をもたせた構成に組み立てていく作業は、朽木さんもおっしゃられていたように「どうやって展覧会を作るかということに似ている」と感じました。

また本の内容を決める際にポイントとなるのは、「おもしろい資料に出会う」「興味深いことを知っている人に出会う」ことだとも話されていて、一つひとつの出会いを大切に、常にアンテナを張っておくことが、人に伝わる新しいアイディアに繋がるのだと感じる講義でした。

 

 

■以下、学生レポートから抜粋■

 

・ノンフィクションは徹底的に調査した情報の上に成り立つ作品であることを感じた。朽木さんのゴッホとゴーギャンのひまわりを巡る話は史実でありながら非常にドラマチックで、一枚一枚のひまわりにドラマが垣間見えて、ゴッホがひまわりを繰り返し描く動機がただ単に描きやすいという理由ではないことが分かった。ゴッホはその時々の自分のテーマやコンセプトをひまわりという花に投影し、受け取り手もその時々で自分を投影しながら「ひまわり」という作品を見ているという朽木さんの言葉が印象的だった。

 

・疑問に思ったこと、興味を持ったことを、徹底的に掘り下げ説得力のある文章にする。それは本当に全てに通ずることだ。社会に出てからのことにも繋がっている。だからこそ、こうした「探究心」を私も今から付けていきたい。そうして自分の「主張」をより明確な説得力のあるものにしてきたいと思う。

 

・自分の書きたいこと、興味があることを記事にして本にするには、調査してわかる事実以外に、誰に向けて発信しているのかを意識することも大切だと思った。

 

 

asp

 

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2015年10月8日  ニュース

蒼山会授与式

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10月7日に「蒼山会 創作・研究補助制度」の授与式が行われました。

この制度は、長期的、計画的かつ社会性のある創作・研究活動をより発展させることを目的に、蒼山会(保護者会)から総額200万円の補助金が支給される制度です。
本年度はアートプロデュース学科から2名が採用されました。

 

 
◆アートプロデュース学科/藤本悠里子さん(個人)
佐々瞬 個展の開催とブックレット作成に向けて…500,000円(※今年度最高金額)

 

◆アートプロデュース学科/青山南さん(グループ)
実践的アートマネジメント研究…250,000円

 

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藤本さん、青山さん、おめでとうございます!

今回の採用を機に、より一層研究・活動に励んでもらえることを期待しています!

 

 

asp

 

 

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