情報デザイン学科

2016年6月

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2016年6月30日  授業風景

【3年生】インターネットと意外なマテリアルの組み合わせ

 今回は情報デザインコース3年生B領域の授業をご紹介します!

課題テーマは「インターネットと意外なマテリアルの組み合わせ(IoT)」です。

 

今この記事をご覧いただいているように、いまやインターネットはわたしたちの生活に欠かせないものになりました。
IoT(モノのインターネット)はものすごい勢いで増え、あらゆるモノや空間がインターネットとつながろうとしています。
モノ同士がつながることで、様々なデータが手に入り、それらを活用したデザインの可能性が高まっているのです。
そんな世の中のニーズに対応できるようになるため、インターネットの世界からあえて少し離れ、ふだんの生活のことをもっと考え、「ある素材(マテリアル)」を使ったIoTのデザインを提案するというのが今回の課題です。
豊かな手触りや質感のマテリアルと、インターネットを組み合わせることで、今後ますます進化するインターネットの世界をより豊かにしようという試みです。

 

miniMG_9761
このテーマの成果展示と合評が行われました。
さあ、作品を見ていきましょう!

 

 

 

こちらは「アプリと連動して、自分が摂取した水分量を教えてくれるストロー」

 

minisutoro

こちらは「ドーナツ型のつり革を握るとスマートフォンにクーポンが送信されるという企画のIoT」。

つり革と吊り広告を実際の高さと同じに配置をして、電車の中を再現している力作でした!

 

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つり革になっているドーナツは樹脂製です。念のため(笑)
miniドーナツ

こちらは「気象庁のデータを常に更新して受け取り、花粉の飛散量を表示してくれるティッシュBOX」

 

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本当にこんな商品やアプリがあったらと思うとワクワクしますね!!

 

ほかにも「静電気が起こりやすい人のための、静電気予知リング(指輪)」

「寝相データをアニメーションアプリで楽しめる枕」

「歩く行為で音楽アプリを連動させるハイヒール」など、世の中を楽しませようとするユニークな発想がいろいろ!

合評では、それぞれが企画・構想した製品を、プレゼンテーションボードと製品サンプル(模型)、PR映像を展示しました。
自分のアイデアをどのようにして、さまざまなメディアやビジュアルに展開し伝えるのか。
こうした創意工夫がすべてデザインです。
MINIIMG_9706 2
合評はプレゼン形式。担当は伊藤直樹先生と川合匠先生です。

 

miniIMG_9683
終了後はお互いの作品を見て意見交換タイム!
合評の緊張感から解放され、「どうしてこのアイデアを思いついたのか」
「実際にこんな商品があったらいいのに!」など、互いの展示内容にも興味津々。
自然とディスカッションの場が生まれていました。

副手/クスモト

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2016年6月24日  イベント

1日体験入学のレポートをお届け!【イラスト編】

 

さて、今回も引きつづき、6月12日に行われた1日体験入学の模様をお届けいたします。

今回はイラストレーションコース編です!

 

VCD(ビジュアルコミュニケーションデザインコース)編はこちら

 

 

イラストレーションコースでは「人をし~る」と題して、 似顔絵シールの制作を行ないました。

ただ似せて描くのではなく、相手の好きなことや、もの、思い出などを聞き出して、

その情報をもとにイラストレーションを描く、という授業です。

 

まずは、持ち物や着ているものをもとにインタビュー!

消しゴムを2種類持っているのはなんで?定規がちょっと欠けているのは何かあったの?

赤い靴に赤いカーディガン、ということは赤が好きなの?

それはなぜ…?と次々と質問し、さらに質問を深めていきます。

 

インタビューした要素を文字に書きおこして整理し…

イラストレーションで表現します!

顔立ちを似せて描くだけでなく、どんな人なのか理解を深めて書くことで、

ただの似顔絵よりも広がりのあるおもしろいものができました。

 

描く時は真剣160622_i3s160622_i1s

「情報をイラストレーション化する」ことの意味が実感できた瞬間です!

 

実習だけでなく、「イラストレーションとは何か?」、「アイデアを出すコツは?」など、

作品や資料を紹介しながらのレクチャーもわかりやすく、納得の表情で話しに耳を傾けていました。

 

にこやかな先生

 

 

なごやかな雰囲気のなか、参加者のみなさんも先生方もとても楽しそう。

初対面とは思えないほど、みなさんすっかりと打ち解けていました。

 

 

7月10日に行われる1日体験授業はまた違う授業を展開しますので、そちらもお楽しみに!

 

7月10日(日)の体験授業の申し込みはこちら!

 

1日体験入学専用サイト

1日体験入学申し込みフォーム

 

 

スタッフ:アベ

 

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2016年6月24日  イベント

1日体験入学のレポートをお届け!【VCD編】

 

雨の季節がやってきましたね、この記事を書いている今も雨音が聞こえてきます。

でも雨の時期は緑がとてもきれいですよね!

 

さて、今回の記事では6月12日に行われた1日体験入学

ビジュアルコミュニケーションデザインコース(VCD)の授業の模様をお伝えします!

 

イラストレーションコース編はこちら

 

 

ビジュアルコミュニケーションデザインコースでは

清涼飲料水の広告づくりをポスターチーム、CMチームに分かれて取り組みました。

 

 

最初は見増先生が、お茶のCMを例にあげながら、広告にはその商品に魅力を感じて欲しい「ターゲット」と呼ばれる対象の設定があること、そうした人々の心に届くメッセージを打ち出すことで、効果的な表現ができあがることなど、広告の仕組みをわかりやすく説明されました。

 

ただ「いいね!」という見た目の面白さだけでなく、商品の持つイメージをコントロールすることが大切なんですね。

 

広告って奥が深い!

説明の後は、2チームに分かれて、実際に広告をつくってみます。

ポスターチームはターゲットに合わせたキャッチフレーズと、ビジュアルを考えて、ポスター案を固めていきます。

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文字の種類、大きさ、レイアウトはこれで良いかな?など、ことばとイメージについて、

現役のグラフィックデザイナーでもある先生方が、各グループの制作を丁寧に指導。

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ターゲットの心に届くにはどうしたらいいのか、みんなが自由に意見を出し合いながら、デザインをまとめていきます。

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出来あがったイメージを出力してポスターにします!

自分たちで作ったポスターに興奮!

実際のポスターサイズでみると嬉しさもひとしおですね!とても良い笑顔です!

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広告の表現方法には様々なアプローチの仕方があることも学べたのではないでしょうか。

 

 

さて、かわってこちらはCM制作チーム。 2チームに分かれた後、「撮影スタジオ」に移動です。

普段、参加者のみなさんはCMを見る側ですが、つくる側になって実際に撮影を体験してみることで、映像の演出を考えるという授業です。

 

カメラの前に立つ時の基本のポイントを先生から指導してもらい、飲む時間の長さや、ラベルの見せ方など、みんなで工夫して考えます。

ペットボトルを口に運び、飲む、という一見単純そうな動作の中でも、ちょっとした角度や表情が変わるだけで印象がずいぶん変わるということがよくわかります。

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そして、カメラの前で自分の映り方を確認したら・・・

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いよいよ本番です。みんな緊張しながらも、堂々と演じていました!!

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撮影の後は編集によって、ロゴや音楽を入れて完成したものを、みんなで鑑賞。

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最初は自分が撮影される立場なんて恥ずかしいと感じる人もいましたが、実際に撮られる側になってみることで、

目線、表情、飲みっぷりなど、撮影演出の大切さが実感できたのではないでしょうか。

 

 

7月10日に行われる1日体験授業はまた違う授業を展開しますので、そちらもお楽しみに!

 

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スタッフ:アベ

 

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2016年6月23日  授業風景

【イラスト3年】テーマ:妄想

 

今回は、先日行われました

イラストレーションコース3年生【構想計画】

千原 航先生の授業をご紹介したいと思います!

 

グラフィックデザイナー、アートディレクターとしてご活躍されている千原航(ちはら こう)先生。

まずは、先生のこれまでの活動をご紹介していただきました。

 

 

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CDジャケットや展覧会のポスター、書籍のデザイン、映像、自主プロジェクトなどなど。。。

音楽、現代アート、ファッション、映画、建築と実に様々な分野でお仕事されています。

 

作品が完成するまでのプロセスや、どのようにアイデアを実現させていかれたのか。

普段聞けないような裏話までお話して下さいました。

 

 

 

そして、千原先生のレクチャーの後、いよいよ本日の制作に入ります。

 

タイトルは「妄想」!!!

 

どんな授業なのでしょう??

 

 

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みんな、色々な材料を持って来ています。

クラッカー、風船、醤油、チーク、ろうそく、草、、、

 

 

立体でも作るのでしょうか??

 

 

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実はこれらはすべて、本日の画材です!!!

事前に千原先生から

「画材ではないが描(書)けそうなものを各自持参する。」

と、だけ学生には連絡がありました。

 

そういう事だったのですね!

描けそうですが、普段は画材にしないですよね。

 

 

 

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さて、彼らが何を描いているかと言いますと。

それぞれ自分の好きなキャラクターを描いています。

しかし、ただ各自が持参した素材で描くだけではありません。

 

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本日の課題①

利き手を使わず、オリジナルの画法を編み出し、その素材ならではのテクスチャーや効果を試す。

 

利き手を使うことは禁止です。

 

KUAD-2

なんのキャラクターでしょうね?

 

 

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ここで一旦、それぞれの描いたキャラクターを見て回ります。

 

画材や動きの不自由さから、おもしろいテクスチャーがどんどんうまれていました。

 

手癖を捨ててフラットな視点につくことで、いつもとは違った制作環境になります。

それだけで、今までだと思いつかなかったようなアイデアや意外性がでてくるのですね。

 

みなさんも、ぜひぜひお試し下さい。

 

 

ここで1時間目は終了。みんな脳のストレッチがだいぶ出来てきました!!

 

 

 

 

 

そして、ここからは2時間目です。

 

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先程、互いの作品を見て回ったのもあってか、

2時間目になると、みんなどんどん大胆に身体を使うようになっています。

 

あれも、これもやってみよう!という気持ちでみんな描いていました。

 

 

そして、本日の課題②

偶然できたテクスチャーやかたちを観察。キャラクターになりそうな部分を抽出。

そして、キャラクターを一体完成させる。利き手を使ってもいいが、各自持参した画材ではないが描(書)けそうなものだけで清書する。

 

 

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鰹節+絆創膏

 

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石けん+紙コップ

 

 

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彼らは石けんの泡で描いたので、光にかざさないと見えません。

 

教室はあらゆる「画材」の香りが充満しています。

食べ物、洗剤、化粧品、植物、、、

 

 

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次々に繰り出される課題をこなすうちに、

机や椅子を離れてそれぞれ自由なスタイルで制作にうちこんでいきます。

 

 

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先生のアドバイスのほか、お互いでもアドバイスし合いながら、みんな完成に近づいていきます。

それぞれキャラクターが描けたら、その子に名前を付けて、どんな子なのか設定し、

どういうメディアで使用されているか?までを考えて発表します。

どんなキャラクターがうまれたのでしょうか?

 

 

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作品が出そろったところで、みんなで合評です!!

 

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作品1

作品2

何もないところから、自分の考えを飛び越えて作品が現れる。

そして、それらを観察し、展開させて社会に送り出していく。

 

本日の授業では、

イラストレーター、編集者、デザイナー、アートディレクター、

という様々な役割をすべてひとりでこなしました。

 

学生にはぜひぜひ、これらのキャラクターをグッズ化したり漫画化したり映像化したり、

色々な可能性を予想、展開していってほしいですね。

たのしみにしていますよ〜!!!

 

 

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今回も元気いっぱいの3年生イラストレーションコースでした〜

 

 

 

 

 

スタッフ  勝

 

 

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2016年6月17日  インタビュー

【教員紹介】第10弾:岡田先生

 

「情報デザイン学科をもっともっと知ってもらいたい!」ということではじまった、

インタビュー企画の第10弾!!

 

おしゃれでさわやかな優しいお兄さん?いえいえ、エッジの効いたデザイナーです!

今回は、しなやかな感性が光るグラフィックデザイナーの新星“ 

岡田将充(おかだまさみつ)先生のご紹介です。

 

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主な授業: イラストコース1年次「観察・思考・発想力基礎」

      イラストコース3年次「総合演習 -ビジュアライズ-」

 

29歳という若さでこの春から専任になられた岡田先生は、情デを卒業した先輩でもあるのです!

坊主頭で過ごした高校時代から、制作に明け暮れた大学時代、

デザイナーとして活躍されている現在まで、たくさん語っていただきました。

 

岡田先生の意外な一面も明らかとなったインタビューをどうぞお楽しみください!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

話し手|情報デザイン学科 専任講師 岡田 将充 先生

インタビュアー|イラストレーションコース 2年生 遠藤 真裕子さん(写真 左)          

        情報デザインコース    2年生 青柳 美穂さん (写真 右)    

 

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◎ こだわりの丸メガネは、ハリーか、新渡戸か、レオナールか…!

 

遠藤(以下、遠):早速ですが、いつから丸メガネをかけ始めたんですか?

 

岡田(以下、岡)えっとね、丸メガネにしたのは大学3年生かな。20歳のときに丸メガネデビューしました。だから8年目だね。

 

:先輩だあ!(遠藤さんもふだんから丸メガネをかけています)もともとメガネをかけてたんですか?

 

そうそう!高校の時から目は悪かったんだけど。黒板は目を細めればなんとなく見えるやん?でも大学ってホワイトボードだから全然見えなくて、それでメガネデビューしたの。最初にかけたのは頭がよさそうに見える横に長いやつ。

 

:知的な感じのやつ。

 

大学1年のときはメガネに合わせてネクタイなんか締めてたんだよ。

 

青柳(以下、青)え~~!?

 

:だけど、3年生になったときに変わりたいって思って。どこを変えるか、ってなった時に、メガネって顔の面積占めてるから結構変わるかなって思って。で、丸メガネにしたら、次は髪型がしっくりこなくなっちゃってね。

 

あ!昔ロン毛だったんですよね?

 

そう!ロン毛が全然合わなくなってマッシュにした。それからずっとマッシュ。

 

:メガネのブランドにこだわりはありますか?

 

最初に買った丸メガネは、そこまでこだわりはなかってん。次の次くらいからこだわりが出てきて。今はイギリスのブランドだよ。

 

どこのブランドですか?

 

:「オリバーゴールドスミス」って知ってる?イギリスの老舗で、もう90年くらいつづいてるのかな。ジョンレノンがかけてた丸メガネもオリバーゴールドスミスだよ!

 

へ~~!

 

それで、いま青柳に貸してるやつが「オリバーピープルズ」っていうブランド。「オリバーピープルズ」はアメリカのブランドで、これは1987年にデザインされたやつやねん。僕が生まれたのが1987年!だから同い年なんよ。

 

:え~~!!

 

みんなは制作でカッターとか使うでしょ?経験あると思うんやけど、直線を切るのはわりと簡単にできるけど、曲線って美しく切るのが難しいよね。それと同じで、丸メガネって技術力がすごく詰まってる。丸メガネはこだわれる要素がデザイン的にも多いねん。追及するとおもしろい。素材とか鼻パッドとか。

 

:丸メガネかけてる人って、個性的でぱっと見、普通の人じゃないな!って感じがします(笑)

 

結構な確率で言われるのはハリーポッター(笑)

 

あ~(笑)

 

:私、新渡戸稲造(にとべいなぞう)て言われたことあります(笑)

 

新渡戸ね!(笑)僕が一番多いのは、藤田嗣治(ふじたつぐはる)!

 

:うわ~~!似てる!!!(笑)

 

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◎ 赤靴下にまつわる噂の真相

 

先生は赤い靴下しか持ってないと聞いたのですが…。

 

それどこで入手した情報なの(笑)おしい!正確には今年の4月までは赤靴下しか持ってなかったです。

 

なぜ今年の4月まで?

 

今年の4月から方針を変えたから。それまで僕のトレードカラーは赤って決めてたのね。だから赤い靴下しか履かないって。3年間くらいずっと毎日赤い靴下を履いていたけど、4月から変えたんだよ。

 

:3年もやってたんですか!(笑)

 

最近はね、服に合わせた色。例えば上着と靴下が合ってるとか、どっかがどっかに合ってる色の靴下を合わせるって方針です。

 

ほお~~。

 

だから家に靴下の色が豊富にあって。たくさん揃えてます!

 

どこで買うんですか?

 

おすすめなのは「ファルケ」の靴下。大事な日とかプレゼンの日とか、そういうときにファルケの靴下履いてるよ。

 

:靴下変えると気が引き締まるの、わかります。私、プレゼンのときとか金色の靴下よく履きます!

 

金色!?(笑)

 

:金!のラメが入ってる靴下。何回も履きすぎてなんかにごってきてるけど(笑)見えないところで、よし!がんばるぞ!みたいなの好きです。

 

大事やね!そのこだわり。

 

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 ↑ 今回の取材ではたまたま3人とも持っていた、赤靴下&ナイキのエアリフトでおそろいに。

 

 

丸坊主、バスケ、マッチ棒。

 

:先生の学生時代のことを教えてください。

 

僕はね、工業高校出身なんですよ。

 

:えっ!!!

 

丸坊主やったんよ。ずっと。

 

え~~~~~!?!?

 

僕、小学校から高校まで坊主だったんです。スポーツマンでね。こう見えてずっとバスケットボール一筋で。

 

モテるやつだ。

 

いや、全然モテなかった。僕、ひょろっとしてるじゃないですか。それでいて坊主だったから、マッチ棒みたいだった(笑)

 

(爆笑)

 

しかも部活のきまりとかじゃなくて、スラムダンクの桜木花道に憧れてまんまと坊主にした系。

 

かわいい…。

 

工業高校に進学したのは、簡単に言うと「お勉強」ができなかったんですよ。学校の成績が悪くて行ける高校が限られてたの(笑)少ない選択肢から工業高校に行くか、と。別にやりたいことがあって工業高校に進学したわけじゃないから、なんとなく三年間過ごして。ただ、そんな中でおもしろかったのが製図。僕、船を作ってたんですよ。

 

 へ~~!!!

 

多少デザインの仕事にもつながってるところがあるなって思います。

 

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◎ 「世間が僕を受け入れてないんだ、僕を歌手にしようとしてないんだ!」

 

:高校卒業後の進路はどうやって決めたんですか?

 

工業高校って基本的にはみんな就職していく。だけど僕は働きたくなかったし、卒業した後、工業に関わって生きていきたいわけでもなかった。どうしようかなと思って。それで、前から興味があった歌手になろうと思ったの。

 

え~~!?!?!?

 

バンドとかやってたんですか??

 

バンドと言える活動はやってなかったけど。友達と集まって公園で歌ったりとか(笑)

 

:先生の担当は?ギター?ボーカル??

 

ギターは、指が短くてダメだった(笑)すごい下手くそで、どうやっても音がにごる(笑)これは向いてないと思ってボーカルに専念したの。

でも親には芸能界は不安定だ!って理由で反対され、バイト禁止の高校ではレッスン代も自分で稼げないから、独学でボイストレーニングをしてました。腹式呼吸とか発声法とか、毎日の生活の中に取り入れてたんだよ。歌手になることを結構本気で夢みて。

 

:へ~!

 

デモテープを作って、親に内緒でいろんなレコード会社に送ってみたんですよ。だけど、どこからも、何の連絡もなかった。

 

:うわ~、悲しい(笑)

 

:これは向いてないってことかと。世間が僕を受け入れてないんだ、僕を歌手にしようとしてないんだ!と(笑)

 

世間が(笑)

 

当時は行動力もなくて、歌手になる夢もそこであきらめちゃって。じゃあどうしよう?と悩んでさ。当時はほんまに好きなことがなかった。

 

う~ん。

 

で、いろいろ方向転換して、たどり着いたのが芸大。当時はもっと楽な世界だと思ってたの、芸大とか美術系がね。好きな絵だけ描いていられるんだろうなぁくらいの気持ちで受験した。そんなだったから、見事に入試も落ちまくったんです。AO入試も推薦入試も「一般前期」も全部落ちてしまった(笑)

 

:スーっと、楽々と入られたんじゃないかと思ってました。

 

高校の卒業式の時は、クラスで僕だけが進路決まってなくて。

 

:めっちゃツラい(笑)

 

もうどうにでもなれ!って気持ちで肩の力が抜けたのか、最後の最後、「一般後期」でやっと受かったの。すべり込みでぎりぎりでね。

でも、入学できたはいいけど、目標があって芸大に来たわけじゃなかったから、当初はもうすごいダメなやつで、「お前は最下位で入学したんだぞ。70人クラスの70番目なんだよ」って、親に言われて。「だから遊び呆けてたらダメなんだよ」って。素直にそうやなと思った。ずっと70番で学年が上がっていくようでは意味がないな、と。そこからスイッチが入ったんです。その時から、勉強せな!上に行かな!と思って、自分なりに一生懸命頑張りました。

 

情報デザイン学科を選んだのはなぜなんですか?

 

なんとなくグラフィックデザインかなって。高校時代に製図をしてたし、歌手を目指していたというのもあったから、超ベタな理由やねんけど、CDジャケットとか作れたらいいなあ、くらいの感じで当時のコミュニケーションデザインコース(現在の「情報デザインコース」)を受けて。

 

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 ↑先生の作品をプロジェクション。前に立つと作品の中に入り込んだような不思議な気持ちに。

 

 

◎ ひたすら制作に明け暮れた、大学時代。

 

:スイッチが入ってから、どんな生活をされてたんですか??

 

とにかく作品をつくってたよ。大学2年生の時から、同級生や先輩たちとBACADESIGNというユニットで活動してた。今もつづいてるけどね。現代アートっぽいこともやってみたり。あと個人制作では、授業課題以外でいっぱいグラフィックをつくってた。展覧会も何回もやったしね。学生時代だけで7回はやったんじゃないかな。

 

お~!すごい!

 

最近はメンバーがそれぞれ仕事してるから、なかなか活動できてないけど、ずっとつづいてるよ。

 

:いいですね!学科は関係なく集まってたんですか?

 

スタートはコミュニケーションデザインコースのメンバーだけだったけど、徐々に、やりたいことによって別のジャンルの人を入れたりとか。臨機応変にメンバーもかわるって感じです。

 

:じゃあ作品の形態もその時々によって違ったんですね。

 

印象深いのはギャラリーにピザ屋さんが会期中毎日、配達をしてくれるっていう作品をメンバーと考えてね。

 

え~!

 

グループ展やってんけど、ギャラリーの展示台の上に某ピザ屋さんのメニューだけが置いてある。それだけが作品かと思った人もいただろうけど、会期中はドミノピザの人が毎日ナチュラル~にギャラリーの中に入ってきて、展示台にピザを置いて帰っていくっていう作品。タイミングが良い人はその光景も観れる。

 

(笑)

 

:それはどんな意図があってやってたんですか?

 

ギャラリーの展示台の上に置かれたピザって、食べ物のピザなのか、それとも作品になってしまうのか。見る人によって、その価値観ってどう変わるんだろう?っていう実験的な作品展示だったかな。

 

:へ~!

 

でもね、結果的には結構食べられたんだよ。

 

(笑)

 

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◎ 卒業後の進路のこと。フリーランスで働くということ。

 

先生はフリーランスのデザイナーとしてお仕事されてますよね。

 

僕は4年生の時に、フリーランスになろうと決意したんだ。就活しているクラスメイトと、していなかった自分を比較した時に、みんなすごいなと思って。こんな風に自分はできない、これから同じ土俵で戦っても自分は力を発揮できないんじゃないか、って思うタイミングがあって。

当時、関西でフリーランスで活動してる人って、身近な所ではほとんどいなかったの。30代とかで独立してる人はいたけど、20代でフリーランスって人はいなかった。

だから発想を転換して、ライバルが少ないならその隙間ってねらえるんちゃうか?って思ったのがきっかけだった。

最初の2年間は本当に苦労して、まともに稼げなかったんだけど、地道にコツコツと、とにかく頑張って意地だけでつづけてた。転機はフリーランス3年目の25歳の時、『月刊 MdN』の「アンダー30新世代のデザイナー」という特集でその10組の中の1組に選んでもらったこと。それで、京都や東京のクライアント、編集者の方が「京都に若くて一人でがんばってる奴がいるぞ~!」って。そのあたりから軌道に乗ったというか。自分の判断は間違ってなかったと思った瞬間やった。

 

東京の方が仕事があるし、やっぱり中心やから東京に行った方がいいよって、周りにずっと言われてきたので、京都で働くことが強みになるっていうのは発見でした。

 

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うん。やりようはいっぱいある!東京も確かに魅力的だよ。ただ一番よくないのが、なんかその、なんていうんやろ。根拠のない無駄なこだわり?(笑)

 

あ~〜。

 

東京を目指すのはもちろん悪いことじゃないけど、なんで東京で働きたいのかって理由がちゃんとないと、行っても難しいやろなとは思う。

 

:たしかに「ただ行きたい」だけだと、見失って埋もれちゃいそう。

 

東京は東京の、関西は関西の良いところもむずかしいところもいっぱいある。どっちが正しいっていうことはないけどね。

 

:なるほど…。

 

あとね、自分でやってきて今感じるのは、一度企業に就職して仕事の仕組みを勉強してから独立しても遅くはなかったなぁ、って。

 

:会社でしか学べないこともありますよね、たぶん。

 

あるある。あると思う!僕はここまで独学で思うように仕事してきたから、会社で働くことで得れたこともあっただろうなって、ちょっと興味はあるんだけど。

でもこういうことって、絶対的にどっちがいいとかの話ではないやん? 最終的に自分がやりたい仕事を、楽しいって実感できる環境で出来ているのが一番いいでしょ。自分がやったと言える仕事があると良いよね!

 

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◎ 「デザイナー」の目線、「先生」の目線。

 

最後に、今のイラストレーションコースについて、先生ではなくデザイナーとしての立場から見てどう思われますか?

 

デザイナーとしては、学生の作品を、一緒に仕事ができるか、グラフィックデザインの中で通用するイラストを描いてるかどうか、っていう目線で見ているところがある。

自分の好きなものばかり描くんじゃなく、学んだスキル、表現をどういう風に社会の中で役立てようとしてるか、それを意識できているか。メディアに合わせて絵を描き分けられるか、いろんな構図で描けるか。人物だけじゃなくて、雑貨や建物は描けるか、とかね。いろんな引き出しを持っているイラストレーターになってほしいなって思う。

そいういうことが社会で仕事する上ではとても大事。で、それができて作風だと思うのね。自分のテイストをどういう風に出そうかとか、コンセプトを掘り下げ考えることももちろん大事なんだけど、いろんな案件に応えられるバリエーションは欲しい。これがデザイナーとしての視点です。

デザイナーとして学生の作品を見た時に、足りていない部分を感じたら、そういうところを補える授業を組み立てなくては!と思うのが先生モードかな。

 

:なるほど…!

 

あと、みんなに伝えたいのは「お客さん」じゃないからね、大学生って。大学は自分から学ぶところだから。自分でやりたいことを見つけて、教えてもらいたい先生のとこに行って教えてもらうといいんだよ。授業以外でどれだけ自分で積極的にやるか。みんなに対してそんなことを思う。まだどこか与えられて当たり前みたいなところがあるよね。

 

:大学に甘えすぎるのはよくないってことですかね。

 

甘えていいんだけど!もっとうまく大学を使ったらいいんです。やりたいことをやったらいいんです。遠慮しなくていい。今のうちに失敗を積み重ねなさい!

 

はい!今しか出来ないことをどんどんやっていこうと思います!!!

 

 

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記事/遠藤 真裕子、青柳 美穂   写真/常 程(情報デザインコース4年生) 編集/小笠原 瞳

 

《 岡田先生に聞いた!  20歳のときに読んでおきたかった本  3選 》

 

2Q==
「デザインすること、考えること」 五十嵐威暢 著(朝日出版社 、1996年)

 

9k=

「みえないかたち 感覚をデザインする」 吉岡徳仁 著(アクセス・パブリッシング 、2009年)

 

Z

「マイ仏教」 みうらじゅん 著(新潮社 、2011年)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ほのぼのとしたムードの中、岡田先生の意外な過去を知ることができた今回のインタビュー。

さらに先生のファンになった方も多いのでは!?

優しいお兄さんのような存在でありつつ、ときおりあらわれる鋭い一言に、在校生のみなさんもよい刺激をもらえたのではないでしょうか?

 

岡田先生、ありがとうございました!

 

 

・・・・・・

↓前回のインタビュー記事

【教員紹介】9 岡村寛生 先生

過去のインタビュー記事はからご覧いただけます

・・・・・・

 

 

スタッフ:小笠原

 

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京都造形芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科21コース、通信教育部4学科14コース、大学院、こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。

各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都造形芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。