通信教育部

2016年9月

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2016年9月30日  授業風景

【情報デザインコース】イラストレーションクラス「コンセプトドローイング1」スクーリングのご紹介

秋の気配を感じる季節となりました。
今回は、外苑キャンパスで9/3~4に行われたイラストレーションクラスの「コンセプトドローイング1」の授業の様子をご紹介します。

 

日頃、私たちは何かを描くことに際して、無意識に手を動かし自然と線を表現をしていますが(普段絵を描くことが日常的な人ほどそうなりがちかと思います)、この授業ではその描くことで起こる現象に対して、客観的な目線を持って観察し、意識を持って多様な描き方を見つけようという内容です。

写真1

まず始めに、ウォーミングアップ的な動きも兼ねて、教室全体に広げられた大きな紙に全員で描いていきます。
なかなか体験できない大きな画面を、体全体を使って体感します。
次々出される先生からのお題に沿って、みんなで同じ方向に線を描いたり、手で描いたり、新聞を使ったり、いろんな描き方で色を重ねていきます。

写真2

写真3
写真4
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その後グループに分かれ、描く際に起こるクセや動きといった「ルール」を観察します。

10分間のドローイング中に何が起こっているのか、事前課題では自分自身を観察しましたが、今度はグループメンバーを観察してルールを見つけます。
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さらに続きのグループワークとして、面白い線を描くための新しい描き方を考えます。
道具を使ったり、伝達方法を変えたり、拘束や負荷をつけることで新たな発見があります。

写真7

付箋だけで絵を描いて伝言ゲームをしたり、
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線を引くかわりにロープを使い、それを基盤に色をつけたり、

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ビデオカメラを利用しながら視点を変えて見てみたりと、色んな方法での表現を試みました。

写真10

今回の授業では、言葉から描く・踊りながら描く・頭の中で描く・2人1組で描く…などいろいろな描く方法を行いましたが、面白い線を描くにはどうしたらいいのだろうという想像から考え始め、新しい描き方を探し、客観的な目線を持って気づきを得るという内容は、学生の皆さんの今後の創作活動にも大きな影響を与えたのではないかと思います。

 

2日間お疲れさまでした。

 

業務担当非常勤講師 山崎由紀子

 

 

 

 

 

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2016年9月27日  イベント

【日本画コース】瓜生山日本画大賞展2016開催!

こんにちは、通信日本画コースです。

すっかり秋めいてまいりましたね。
先日、京都では通学部の授業開始に合わせて
毎年恒例の瓜生山日本画大賞展が行われました。

 

瓜生山日本画大賞展は通学部と通信教育部日本画コースの合同で行われ、
キャンパス内の体育館に作品を持ち込み、ずらりと並べて公開審査で賞が決まります。
通学部の学生の作品と並ぶ機会はあまりないので通学部の学生にとっても、
通信教育部の学生にとっても大変刺激になっているようです。
また、受賞された方には、各画材メーカーからの豪華賞品が授与されるので
皆さん真剣です…!

今年は通信教育部からは2名の方が受賞されました。
おめでとうございます!!
受賞されたかたも、そうでない方も、次の作品を描くための良い刺激になったのではないでしょうか。

 

それでは、2016年度瓜生山日本画大賞展の様子を写真でお伝えしていきたいと思います!

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まずは作品搬入!
大きな空間にずらりと作品がならぶので圧巻です

 

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日本画コース教授陣による審査開始…!
まずは気になったものをピックアップして前の壁に並べていきます。

 

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一通り出そろったらここからはシビアな世界。多数決をとり作品を絞り込みます。

 

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どきどきと見守る学生さんたち…

 

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慎重な審査を経て残った作品は瓜生山大賞、優秀賞、奨励賞に分けられます。
その後作者に前にでてきてもらい、作品説明をしていただきました!

 

 

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若さと勢いが強い通学部に対して、通信の学生さんの作品はコツコツ地道に積み上げて
すばらしい画面を作り上げられている印象でした。

 

 

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授賞式の様子。
山田伸先生から賞状と賞品が授与されました!

 

 

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松生先生による締めのお言葉。
 

出品された皆様、おつかれさまでした!

 

 

 

 

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2016年9月23日  授業風景

【空間演出デザインコース】「空間構想・デザインプロセス(空間演出デザインIII-1)」スクーリングのご紹介

皆さんこんにちは。
空間演出デザインコース(空デ)研究室の川合です。
夏が終わってしばらく残暑が続くのかと思ったら、日本全国雨模様で、急に涼しくなりました。お元気にお過ごしでしょうか?
さて、今日は晴耕雨読でブログを読んでいただいている皆さんに、9月に外苑キャンパスで開催されたスクーリング空間演出デザインIII-2「デザインプロセス」をレポートいたします。

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講義中の阿部先生

言わずもがなですが、デザインは人を幸せにするために存在し、デザインには必ず理由があります。やみくもにつくられたものはなく、なぜつくるのか、誰のためにつくるのか、デザインとは、論理的に考え抜かれているものであると思います。このスクーリングでは、「デザインプロセス」という名の通り、そうしたデザインの理由を考えるプロセスを学びます。

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個別面談の様子

課題のテーマは「収納」です。あらかじめ与えられた空間の「収納」をデザインします。その空間を誰のためのどうのような空間かを設定し、そこにもとめられる収納を考えます。その際、デザインする手がかりが必要となりますので、事前課題として、衣食住が取り扱われた雑誌を任意で選択し、そこから抽出した雑誌の愛読者イメージを生活イメージマップという形にA3サイズの用紙にあらかじめまとめてきます。この層に向けたデザインを論理的に考えることが課題の大切なポイントです。
まずはスクーリングの冒頭に先生から講義を受けた後、事前課題の個別面談を行います。

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この課題で大事なことは、与えられた空間デザインのコンセプトをどのように設定するのか、つまり、そこで繰り広げられるであろう生活シーンをしっかりとイメージすることです。収納家具というモノ単体で考えるのではなく、空間全体の中でどのように使われるのか、「美(美しさ)」「用(機能)」「材(素材)」という観点からデザイン方針を導き出し、コンセプトマップとして整理します。
ここまでであぶり出されたデザイン方針に基づいて2日目は実際に提案する収納のデザイン案をデザインプレゼンテーションとしてまとめます。ここまできたら後はゴールに向かって走り続けるのみです。

面白いのは、ほとんどの方が普段はあまり手に取らない雑誌を選択し、あえて自分の趣味や好みから離れた層に提案しようとされていたことです。確かにその方がより客観的にデザインを考えることができそうですね。

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この方は『クロワッサン』

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この方は『POPEYE』

さあ、残り時間はあと僅か。締め切り厳守はデザイナーには不可欠ですので、時間の限り、一生懸命まとめあげます。

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追い込み中。頑張れ!

長時間の作業が終わると、出来上がった3枚(まとめて企画提案書になります)を教室の壁面に貼っていきます。

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出来上がった友人の作品を見て意見交換中。

 

そして、いよいよ合評です。生活イメージの分析から、どのようにコンセプトを組み立て、デザイン方針を決め、形を導き出したのか、一人一人時間をかけて発表してもらいました。長時間(2時間半!)にわたる合評です。提案する収納は三者三様。中には、ヒトが収納されるという提案までありました!(誤解のないように書いておきますと、押入れのような大きな収納空間に入って瞑想するためということです!)皆さん、しっかりと雑誌の愛読者の求める生活シーンの提案に挑戦されていたと思います。
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最後には阿部先生から「2日間の作業を通して、それぞれの得意とすることが見えてきたと思います。今はまだ学び始めでデザインワーク全体のバランスが取れていないかもしれないけれど、これから先、自分のことをよく知って、時には他者と協力しながら理想のデザイン提案ができるよう、頑張ってください!」と励ましの言葉をいただきました。
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この授業では文字通りデザインのプロセスを重視し、3枚の制作物を通して「なるほど!これいいね。」と思わせる説得力が必要となります。単に見えかけのデザインが美しいだけでは評価されません。
このように、授業によって学ぶべきポイントは異なります。その多様性が空間演出デザインコースの奥深さなのです。

それでは授業に参加された皆さん、お疲れさまでした!

 

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2016年9月20日  授業風景

【写真コース】「写真V−8(白黒プリント)」スクーリング紹介

写真コースでは、時代の流れと共にデジタルカメラのみを使用した授業が多くなってきました。 そんな中、自らの手でフィルムを現像し、手焼きでプリントを仕上げる授業がまだ残っています!

デジタルカメラを使用するにしても、とても重要となる要素が沢山ある「白黒プリント」の授業について今回はご紹介します。

 

会場は京都の高原校舎にある自慢の暗室です。

隅々まで考えてつくられており、とても使い勝手の良い暗室です。

その暗室で作業をする前に、まずは今回の講師である小原先生によるフィルムの構造、現像の説明です。

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その後、暗室に移動し真っ暗な中、それぞれが自分の撮影してきたフィルムをリールに巻きつけ、銀色の現像タンク(写真:手前左)に入れて現像作業を行います。

行程としては、前浴として水を始めに入れ攪拌し水を捨て、現像液→停止液→定着液という順番に、薬品をタンクに入れては、それぞれの薬品の決まった時間、攪拌と停止を繰り返し薬品を入れ替える、その後 現像タンクからリールを取り出し、水洗→乾燥と行っていきます。

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こちらは現像タンクから取り出し、リールにまかれたフィルムを水洗している様子

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 フィルムは乾燥後、専用のシートにおさまるサイズにカットし、今度は引き伸ばすプリントを選ぶため、1枚の印画紙にフィルム1本分を

並べたコンタクトプリントを作成します。

その中から引き伸ばすプリントのカットを選び、いよいよ引き延ばし作業へと移っていきます。

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写真専用のイーゼルを使用し、プリント画像の周りに余白を作ります。

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暗室の中では、引き伸ばし機にプリントするフィルムをセットし、先ほどのイーゼルで決めた大きさに画像を調整します。

ピントがあっているか、念入りにルーペを使い確認を行います。

印画紙に何秒光を当てると適正なのかテストを行い、本番へ。光を当てた印画紙は、現像液→停止液→定着液とそれぞれの薬品の中に それぞれ決まった時間浸けていきます。

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その後、水洗をし、温風乾燥器に入れ印画紙を乾燥させます。

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完成プリントへは、コンタクトプリントと見比べたり、前回プリントしたものと見比べたりを繰り返し、自分の理想となるプリントに仕上げていきます。

ここで如何に撮影時の露出が重要なのか知る事になります。撮影時に適切な露出で撮影が出来ていれば、プリント完成までの道のりが早くなります。

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また、先生からは「何%少なく、または何%多く」などと言われます。印画紙に光を当てる時間のことなのですが、光を当てるのは時間なので、 何秒となりますから、学生の皆さんは必死に電卓とメモを使い%を秒に変換していく作業を行うべく数字と葛藤します。

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 1枚のプリントを仕上げるのにメモがこんなに多くなる場合もたくさんあります。

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完成プリントが仕上がったら、しっかりプリントの裏にその時の情報をメモします。

こうすることにより、同じプリントをまた仕上げる時に、近いプリントへと早くもっていけるからです。

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そして毎回授業の終わりには、暗室の片付けはみんなで行います。スタッフの指導のもと、薬品はしっかり洗い流し、シンクはもちろんのこと使用したバットや、竹ピン、メスカップなどは、水滴が一滴も残らないように拭いていきます。こうして学生の皆さんが、丁寧に片付けを行ってくれるので、きれいに暗室を保持できているという意味でも、自慢の暗室なのです。

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 その後、今回は使用しなかった印画紙、バライタ紙の説明を受けました。

乾燥後のバライタ紙は、今回みなさんが使用したRCペーパーとは違い、画用紙が水に濡れて乾いたのと同じようにクネクネしています。

そのバライタ紙を小原先生によるデモンストレーションで、ドライマウントプレス機を使用し、まっすぐに延ばしました。

ピーンと張ったバライタ紙が出て来た瞬間、みなさんの「おおぉ!!」という歓声が。

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まだデモンストレーションは続きます、次はスポッティングという、埃などでプリントに白く抜けた箇所を染料を使って埋めていく作業を見てもらいました。

細い筆を使用し、白く抜けた箇所に粒子を作っていくような気持ちで細かく点を描いていきます。

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あれだけ暗室で立ち作業をし、数字の計算で頭を使用して疲れていても、まだまだ元気!みなさん真剣な眼差しで作業を見つめておられました。

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最後の合評では、フィルムとデジタルのラティチュード(明るい部分:白から暗い部分:黒の幅)の違いから、フィルムでの撮影はより厳格に適正な露出を測ることの大切さについてお話されてました。

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パソコンでの作業は簡単に出来てしまいますが、ついつい自分の行っている操作の意味を見失いがちになってしまいます。

今回の授業を通して、一つ一つ行程を踏むことにより作業の意味を知り、今後パソコンでの作業もちゃんと意味を理解して行えるようになるでしょう。

 

 
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2016年9月8日  授業風景

【染織コース】卒業制作スクーリング報告

こんにちは。通信教育部 染織コースです。

9月3日、4日、瓜生山キャンパスにて「卒業制作」スクーリングが開講されました。卒業制作は

前半と後半に分かれていて、この2日間は前半の最後となります。前半の期間に制作した作品を

展示し合評会を行います。

写真1

合評会では作品を展示して作品について作者が制作意図を説明します。作品に込めた考え、苦労したところ、完成した感想など、短い時間では伝えきれない思いがひしひしと伝わってきます。続いて教員がコメントを述べます。

 

写真2

卒業制作は1年間の取り組みですが、前半と後半に分かれていることがとても重要です。

「こんな作品をつくりたい」「こんなことをやってみたい」というアイデアが頭の中にあり、

テキスト科目(自宅課題)で計画書を作成します。前半は考えている作品をともかく形に

する期間です。染織の技法に着目していくつかの作品をご紹介します。

 

写真3ろう染めのパネル作品です。3種類の布を使って、それぞれの染め上がりがどうなるかも確認

しています。

 

写真4

絞り染め作品です。夜明けの光を黄色、暗闇を青色、両者の混ざった緑色を生命の

色として追求した作品。

 

写真5絞りを応用した立体作品です。オーガンジーにゴルフボールや碁石などをいれて糸で絞り、

形作っています。

 

写真6

桑の葉と実をモチーフとした型染め作品です。桑の実をたくさん集めて染料にしています。

 

写真7

シクラメンの株を角度を変えてスケッチして横長の画面に配置しています。視点の異動を

一つの画面の中に描きました。型、絞り、ろう、併用。

 

写真8

「縁」の文字を墨書してデザインし、絣で織っています。絣は糸を染め分けてから織る

技法で、精密な計画のもとに織り上げています。

 

写真9

雲を表現した絣の織物です。近付いてくる雨雲や晴れ間の輝きを、染め分けた糸を

ずらしながら織ることで表現しています。

 

写真10

喜怒哀楽、人間の心を燃え盛る炎で表現した綴織作品です。糸を混ぜて織ることで

色の変化や動き、舞い上がる火の粉を織っています。

 

写真11

カラスの行水をすくい織で表現した作品です。ケヤキの木漏れ日と水辺で遊ぶカラスたち。

水しぶきも丁寧に織られています。

 

写真12

綴織で繊細に織り上げた蝶の群れです。木枠に糸を張り、いくつかのパーツに分けて

織っています。残った経糸は見えないように始末しています。

 

一部の作品しかご紹介できませんが、全員が前半の試みとしてすばらしい成果をあげました。

前半では失敗も大切な成果です。うまくいったところ、気に入らないところ、思ってもみな

かった効果などを後半の卒業制作に活かしていきます。考えていることをまず形にしてみる。

それが後半の卒業制作に向けて大きなステップになります。

 

 
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