通信教育部

2017年1月

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2017年1月31日  ニュース

【染織コース】スクーリング「腰機で帯を織る」完成作品紹介

みなさんこんにちは。通信染織コースです。2月に入ると今年度最終のスクーリングシーズンとなります。厳しい寒さも少しゆるんで染織に集中できる時期となりました。

授業の中にはスクーリング後に自宅で作品を仕上げるものもあります。「腰機で帯を織る」もその一つです。

 

この授業は1年次に履修します。ほとんどの学生が初めてか、二度目に取り組む織物です。

織っている様子はこちら。

 

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長机に経糸(たていと)を取り付けて織っています。織っている側の糸の端は丸い棒に通してロープをかけ、腰で引っ張っています。足をかけているのは糸をぴんと張るためです。経糸の張り具合は織物にとってとても重要です。張ったり緩めたり、ちょうどよい張り具合になるように身体を前後に動かしながら織ります。 ちなみにこの長机はとても重宝で、腰機の経糸を取り付けたり、簡易の整経台を取り付けて整経(経糸の準備作業)をしたり、脚部を折りたたんで着物や屏風の展示台にしたり、絣を括るための台にしたりしています。 慣れないうちはなかなか織り進みません。そのため3日間の授業が終わったら続きは自宅制作です。 まずは自宅で経糸を取り付ける場所を探します。昔ながらの大黒柱があれば理想的ですが、現代の住宅にはほとんどありませんね。でも大丈夫。食卓をはさんで椅子の背もたれに取り付けたり、キッチンカウンターの端に取り付けたり、あまり使わなくなったエクササイズ用のバイクに取り付けた人もいました。探せば必ずありますよ。クランプや紐を駆使してしっかりと固定します。 自宅ではテキスト科目や他のスクーリングの事前課題など、しなくてはならないことがたくさんあります。一日のうち短くていいので織る時間を決めておくのが織り続けるためのコツです。 完成作品はこちら。

 

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長さは4メートル前後です。

 

通信染織コースブログで完成作品をご紹介しています。

http://tsushinsenshoku.blogspot.jp/

(ラベルは作品紹介)

 

織物は時間がかかります。一段一段のよこ糸を織り込んでほんの少しずつ進んでいきます。はじめのうちはなかなか進まず「いったいいつ織り終わるのだろう?」と思ってしまうのですが織っているうちにどんどん早くなっていきます。

人間の手仕事は慣れるに従って驚くくらい早く、また美しくなっていくのです。そんな織物の心髄に触れることができる課題です。

 

 

 

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2017年1月27日  イベント

【建築デザインコース】紙コップの茶室 冬の1日体験入学2016(東京)

皆さんこんにちは。
1月21日土曜日に東京外苑キャンパスで冬の1日体験入学が開催され、建築デザインコースでは参加者の皆さんと紙コップで茶室を作ることに挑戦しました。

手のひらサイズの小さな紙コップで、果たして人が入れる茶室を作ることができるのでしょうか!?

まずは参加者の皆さんに「紙コップをセロテープで組み合わせて、机から紙コップ5個が跳ね出すキャンチレバー(片持ち梁)を作ってください。」という課題にグループで取り組んでもらいました。皆さんアイデアを出し合いながら楽しんで手を動かしました。
※ キャンチレバー(片持ち梁)とは、一方だけしか固定されておらず、もう片方は宙に浮いている梁のことです。

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皆さんの創意工夫ある作品の数々に会場は盛り上がります。

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そしていよいよ茶室の制作に取り掛かります。
まずは下の写真のように紙コップの飲み口と底面をテープで止めてつなげるだけの、とても単純なトラスを作り、そして線を面にするが如く、紙コップを連結していき立体トラス(スペースフレーム)を作っていきます。

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皆さん役割分担して立体トラスを制作しています。
セロテープの貼り忘れがないか念入りに確認しながら作り上げた立体トラスの美しさに、ひとときの達成感を味わいました。
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ここからいよいよ、この立体トラスを持ち上げてアーチ状にしていきます。
壊さないように慎重に、皆さん息を合わせて持ち上げます!
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かまくらのように、ふんわりと丸まり、自立すれば大成功!なんですが・・・

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一瞬自立したものの、真ん中から垂れてきて安定してくれません。
ここでは、さてどうすれば安定し自立するのかを参加者の皆さんに考えてもらいながら、時間の許す限りの検討を重ねました。
セロテープでの補強方法についてなど、皆さんと積極的な議論ができました。
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セロテープでテンションをかけた外観は圧巻です。
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構造的な考えだけでなく、美しさも体験してもらいます。アーチの内側に入ると紙コップのリングが光を取り込んでとても綺麗です。

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しかし、検討の甲斐虚しくタイムオーバーとなり、構造体を安定させるところまで至りませんでした。

参加者の皆さんには、成り立つか成り立たないかギリギリのところのスリリングな構造を実体験いただきましたが、構造解析の上に成り立っている複雑な立体トラスの建築物の実例も見てもらいました。

体験入学の締めくくりは、共同作業で作り上げた構造体の崩壊過程を確認しながらの建築デザインコースの概要説明です・・・。

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さて、我々教員は時間切れになったからといって、この実験を消化不良のままで終えられません!
皆さんがお帰りになった後、居残りして、見事に茶室を完成させることができました!

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長さを短くし、スパンを短くしたことで安定したようです。
短くした分で、床に人が座るための敷物、お茶を置くお盆もできました(笑)。

見たこともない空間にチャレンジできたことは我々教員にとっても大変刺激になりましたが、何よりも参加者の皆さんから、「ここをこうすれば良いのではないか」という意見交換が授業終了後も続いたことと、紙コップを美しい構造体にしていく体験を皆さんと共有できたことがとても嬉しかったです。
空間化することの楽しさを体験することと、美しい空間を成立させることの試行錯誤こそ、建築の醍醐味の一つです。今回の体験授業ではその醍醐味を少しでも味わえたのではないでしょうか。

参加者の皆さんにとってこの授業が、建築の学びについて考えるきっかけとなったことを願っています。

 

 

 

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2017年1月23日  授業風景

【陶芸コース】窯出について

陶芸コース ブログ

 

こんにちは、陶芸コースの西村です。

前回のブログでは、施釉と窯詰の工程を見ていただいたので今回は窯出の様子をご紹介します。

土で作られた作品が窯の中で焼成され、窯の蓋を開けると劇的に「やきもの」に変貌しています。窯出は陶芸の工程の中で一番楽しみな瞬間だと思います。

 

まず、「陶芸Ⅱ-2 食卓の風景/外型と内型」で制作された作品の窯出の様子です。

この科目は、石膏型を用いた泥漿鋳込技法でカップを制作します。泥漿鋳込技法は薄く作ることが出来ます。また、容易に同じ形のものをいくつも作ることができるのが特徴です。

 

まだ熱い電気窯の中から次々と作品を窯出していきます。カップは青白磁釉を施釉し、還元焼成で焼かれています。

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次に「ガラス工芸実習」の窯出です。ガラスは陶芸の釉薬と同じような組成を持つ素材で陶芸と同じ電気窯を使うことが出来ます。フュージングというガラスの技法を使い、カットした板ガラスを電気窯の中で少し溶かして作品にします。

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(写真4)

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最後に「卒業制作」の窯出の風景です。「卒業制作」では多数の電気窯を同時に焼成します。また、電気窯に入らない大きい作品はガス窯で焼成します。

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ガス窯焼成中の炎。

 

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窯の蓋を少し開けて窯を冷ましていきます。うまく焼けているか気になる瞬間です。

 

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ガス窯の窯出です。

 

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細心の注意を払って制作しても焼成中に窯の中でひびが入ったり、思ったように色が出なかったりすることもあります。その分、狙い通りにうまく焼けたときの喜びは格別なものです。

完成した作品は、「通信教育卒業・終了制作展」をぜひご高覧下さい。

 

 

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2017年1月19日  授業風景

【洋画コース】 「抽象」スクーリング報告

こんにちは、通信洋画コースです。山河全先生より、年末に行われた3年次スクーリングのご報告です。
2016.12/7日(水)~9日(金)(前半)
2016.12/23日(金)~25日(日)(後半)
担当:山河全(尊志)
 
後半は天皇誕生日とクリスマスウィークのさなか、みなさん大いにスクーリングで頑張られました。
まずは前半のエスキースからの進捗状態プレゼンです。
形にはなっていないものもありますが、みなさんふつふつと湧き出る抽象への制作意欲を感じます。コンセプトや思考だけではなく、絵具や手を動かすことで生じる構想の大切さを感じだしているようです。
 
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行為の痕跡だけが残っているものや、写真やコラージュなどからの発想をもとにしているもの。
考え方を形にしようとする人などそれぞれのアプローチがあります。
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途中経過、描画にいそしむ人や構成に思い切り悩む人。
描画の訓練をしたり、思いのたけを卵にぶつける人までいます。
とにかく絵具を思い切り使うということが油彩ではとても大切です。
これが実は具象・抽象に関わらず後の描画の良し悪しに関わってきます。
そのことを実感していただけたでしょうかね。
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最終日、思い思いの完成に向かい、とにかく描画あるのみという感じです。
本当によく努力されていました。
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合評会。
どれもこれも個性的?いや表現が良くないですね。
構成面や見せるための慣れといったビジュアリティーは当然まだまだですが、
何よりもその画面の持つ質はとても魅力的なものができました。
一旦決めたものの質を高めることの重要性が実感できたと思います。
みなさん描くということの苦しさとともに楽しさ、
絵画のもつ豊かさや強さを感じていただけてのではないかと思います。
なによりも画面を動かすことの大切さ、あらたなものをつくり出す難しさを体験する
内容の濃いスクーリングになりました。
みなさん年末の忙しい時期、本当にひたむきに作られました。
きっとこれからの大きな栄養になると思いますので、今後も自信を持って挑んで下さい。
一月はスクーリングも少ないので少し大盛りですが年末の東京スクーリング報告でした。
報告:山河全先生

 

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2017年1月15日  授業風景

【ランドスケープデザインコース】卒業制作の紹介

皆さん、こんにちは。ランドスケープデザインの髙梨です。

今回は卒業制作の紹介をしたいと思います。

 

通信教育部の学生は年齢も様々であれば、仕事をしながら、あるいは家事に従事しながら等の学習の為、卒業にかかる年月も人それぞれです。卒業制作(卒制)は、学園生活を謳歌し学んできた成果として、年6回のスクーリングとして1年かけて行われます。各自がこれはというテーマ設定・制作対象地の選定・資料収集と分析にもとづき、計画平面図・コンセプトシート・イメージスケッチ・パースや断面図をまとめたパネル(約60cm×90cm)4枚~6枚を制作します。かつ、模型制作もします。

それでは、具体的に各回どのような取り組みをしているか、見てみましょう。

 

卒業制作1回目は6月に行われます。1回目から4回目までは、卒業制作のテーマ決めと、それを具体的に平面計画図作成等を通じ、自身の研究を模索していく回です。学生はテーマ設定・対象地の選定について発表し、担当教員は、それにもとづき今後、収集すべき資料や見ておけば参考となる具体的な先行事例など指導してゆきます。

 

 

②1回目 IMG_4326

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2回目は8月に行われます。教員はどこまで制作が進捗しているのか確認しつつ、具体的にパネル構成を念頭に計画平面図制作を中心に指導しています。
3回目は10月に行われます。出来上がっている段階の作品を、テーマ確認・計画平面図・コンセプトシートをもとに中間発表してもらいます。そして、今後の制作方針を確定してゆきます。

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4回目は、11月です。ここからは、検討を深めた研究内容が具体的な作品となっていきます。教員は計画平面図の完成につなげる指導を中心に行い、あわせて模型制作準備の指導をします。学生も教員も、真剣な顔をしていますね。

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5回目は12月に行われます。計画平面図の最終確認、そして模型制作の進捗状況の確認をします。卒業制作も大詰めです。

最終6回目は卒業を2ヶ月後に控えた1月に行われます。この回は、卒業制作最終審査会発表です。緊張のひと時ですが、終わってみれば、自らの学習の集大成が完成し、最も達成感を味わえた時間になったのではないでしょうか。

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作品は図録としても残します。頑張りが記録となる瞬間です。

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さて、今年度の卒業制作最終審査会発表は、1月29日(日)11時半から京都の瓜生山キャンパスで、1月22日(日)10時から東京の外苑キャンパスで、行われます。事前申込みは不要で、どなたでも聴講していただけます。ぜひランドスケープデザインの姿をご覧ください。

 

さらに、芸術大学ですので卒業制作展が京都の本学で行われ、通信教育部全コースの作品を一同に見ることができます。

今年度の卒業制作展は3月12日(日)~19日(日)です。会場は京都瓜生山キャンパスです。ぜひお越しください。

通信教育部の学生たちの成果のすばらしさに驚き、感動されると思います。

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2015年度卒業制作展

「卒業制作」最終合評 聴講のご案内

■京都

日時:2017年1月29日(日)

11:30~16:00(予定)

会場:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス(教室は当日掲示)

 

■東京

日時:2017年1月22日(日)

10:00~16:00(予定)

会場:東京外苑キャンパス(教室は当日掲示)

 

※ともに事前申込は不要

※入退室は自由ですが発表中はご遠慮ください。

 

皆さんのご来場をお待ちしています。

 

 

ランドスケープデザイン担当教員:髙梨武彦

 
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