通信教育部

2017年11月

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2017年11月25日  授業風景

【日本画コース】箔表現で天井画制作

こんにちは、通信日本画コースです。

先日、東京外苑キャンパスでは2年次科目の「植物制作」スクーリングが行われました。

前回ご紹介した植物写生の続きの授業です!(→→前回の記事)

 

今回の授業では、寺院の天井画をイメージした作品を制作します。 (写真は福井県・永平寺の天井画)

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四角い画面に丸い円を描き、円の内側に写生したユリを描き、外側に箔を押します。
箔の様々な技法や使用法を学び、今後の表現方法もグッと広がりそうな内容です。
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いざ、骨描き(墨線を描く)!

 

 

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小瀧先生による箔押しのデモンストレーション

 

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緊張の一枚目!!

箔はとても薄いものですので、扱いには技術が必要です。
教員のデモンストレーションや指導により、皆さんしっかり技術や知識を吸収!
見事に制作に活かされていました。                                                                         

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教員(中央・木下先生)も指導に回ります。

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箔を切るのもちょっとした知識と技術がいります!

 

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円の内側、ユリにも手が入ってきました。

 

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皆さん、意欲的に進めておられます!

 

DSC01854時々離れて見ることも大事です!

 

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離して見つつ、横山先生(手前)と相談

 

 

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砂子のデモンストレーションの様子

 

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作品をずらりと並べて、合評の様子

                                                                                             
円窓に収まったユリが生き生きと描かれ、素敵な作品たちができあがりました。
最後に、全員の作品をずらっと並べた様子は圧巻でした!!

この日、帰宅の時間には台風の影響で雨が、、、
受講された皆さんが無事にご帰宅されるのを願うばかりでした。
皆さん、お疲れさまでした!!

                                               
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2017年11月24日  日常風景

【ランドスケープデザイン】ランドスケープ+すわる

こんにちは。
ランドスケープデザインコースの河野です。
私はスクーリングのある週末は東京の外苑キャンパスにいますが、普段は設計の仕事をしています。

今日は、「すわる」をキーワードとして書いてみたいと思います。

 

ランドスケープですわる場は、デザイン要素のひとつとなります。
公園などのゆっくり休める木陰のベンチ。駅前のバス乗り場のちょっと時間を過ごすベンチなど、素材や形状も、用途や設置する場所に応じて様々なものがあります。
また、その場に合う心地良いすわる場とするには、形状や素材とともに、すわる位置や方向も重要になってきます。

 

例えば、建築の縁側と庭の関係のように、美しい風景などの対象物を「見る」ためのすわる場があります。
対象物が美しく見える場所にすわると、そこに対象物と人との関係性がうまれます。

 

京都にある旧三井家下鴨別邸です。

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開放的な開口部からの庭の景と主屋座敷の関係により、庭の自然の彩りを取り込み、豊かな室内空間となっています。 

 

北海道にある旭川駅です。

 

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駅前の広場沿いに流れる雄大な川の景と向き合う、自然素材で作られたベンチとの関係により、積極的に川や周辺の自然風景を広場利用者に意識させる場がうまれています。 
一方、対象物をすわって「見る」だけではなく、すわっている人が「見られる」ことで、「見る」と「見られる」関係性が入れ子状態になり、すわっている人も取り込んだ賑わいや美しいシーンがうまれます。

 

神奈川県にある複合商業施設です。

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広場の一角に設置されたテーブルとベンチ。休憩する人もまた商業施設の顔として賑わいのあるシーンの一部となっています。

 

先ほどと同じ旭川駅の駅前です。すわっている人が歩く人の視線の先にあり、風景のポイントとなって、賑わいや安心感がうまれています。 

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少し私がデザインしたすわる場を紹介します。

この場所は、動物園内の出入口近くのトイレなどが隣接する広場です。

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園路から少し奥まった場所に、樹木を残し広場の目印としながら、待ち合わせができる広場のベンチをデザインしました。

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写真は、中央のベンチから園路側をみた風景です。前方に広がる都市(高層マンション)と水辺の風景をすわる人に意識させながら、不整形な曲線のベンチとすることにより、すわる方向もすわる人の距離も使う人にゆだねています。
広がる風景を見ながら、すわる人の人数や隣同士となる他人、友達、夫婦、家族など、それぞれの人間関係によっての心地よい距離間で自由に利用できるベンチです。

 

最後に、外苑キャンパスの近くには、様々な撮影にも使われる外苑銀杏並木があります。紅葉時期は特に賑わいをみせ、ベンチで休んでいる人もたくさんいます。

外苑銀杏2

外苑銀杏1

すわる場としての「みる」「みられる」の関係を意識して、街を歩くとまた違った発見があります。ぜひ外苑銀杏並木を通りながら、キャンパスにお越しください。

そして、ランドスケープに興味をもたれたら、入学説明会にも是非お越しください。

 

入学説明会&ミニ講義

「植物園をデザインする。運営する。」

12月3日(日) 会場:京都瓜生山キャンパス

 

「ー空間+人間+時間ー」

12月10日(日) 東京:東京外苑キャンパス

 

詳細はこちら

 

 

 

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2017年11月24日  授業風景

【陶芸コース】卒業制作スクーリング風景

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今回の陶芸コースは制作も大詰めを迎えた卒業制作スクーリングの様子をお伝えします。

いつものように悠々館1階の教室には約20名の学生さんが制作に挑んでいました。

今回、紹介するのは日程の違う制作スクーリング3回からです。

 

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猫の大仏さんです。手びねりで作っていかれました。どのような展示になるのか楽しみです。

 

 

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ろくろで作った形に土ひもで装飾を加えていきます。

 

 

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鋳込み成形で作った角柱を組み合わせ、部分的に砕いて穴をあけていきます。最終的にどんな作品になるのでしょうか。

 

 

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手びねりとロクロを使って土を立ち上げていきます。かなり大きくなりそうです。

 

 

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ロクロで挽いた輪に水ガラスでひび割れを起こさせています。自然な割れが特徴的です。

 

 

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磁器土を伸ばした勢いがおもしろいところです。これをどう組み立てていくのでしょう。

 

 

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紐に泥漿を浸して石膏型の中で作っていきます。

 

 

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くまの毛を表現するため糸に泥漿をつけ、本体に貼り付けています。

 

 

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こちらも同じく石膏型を使って、球体を作ります。二つを合わせて形にします。

 

 

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弓型の作品を焼くためのハマ作りです。うまく焼くためにはそのための準備も大切です。

 

 

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磁器のパーツを作り、焼成後組み立てます。

 

 

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小さなとげをたくさんつけていくのも大変です。

 

 

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素焼き後、下絵の具で装飾します。

 

 

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色素地を作って土の違いを見せます。

 

 

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円筒形にくぼみをつけて変化を出します。

 

 

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細いひもをタタラから切り出し、積み上げていきます。

 

 

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紙で作った原型の展開に土を張り付け、組み立てます。

 

 

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細いひもを作り、土の箱の中に納めます。

 

 

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陶板に張り付けていきます。

 

 

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それにしても、いろいろな技法、方法で皆さん作品作りに励んでいます。

 

3年次までに覚えた技法を生かし、新たな表現方法を見つけることは時にはうまくいかない場合もありますが、楽しいものでしょう。うまくいく方法を見つけることで次の作品に挑戦してください。

 

 

 

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2017年11月22日  イベント

【建築デザインコース】秋の体験入学報告

みなさん、こんにちは!通信教育部建築デザインコースです。
11月12日(日)、京都の瓜生山キャンパスでは、秋の体験入学が行われました。

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建築デザインコースの体験入学は、大学内にある劇場「春秋座」のホワイエにて行われました。今回もたくさんの方が体験授業に訪れてくれました。

 

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まずはじめに、建築とは一体何か、建築という言葉はどういうことを意味するのかについての岸川先生による講義から始まりました。歴史的建築や有名な現代建築のスライドを交えながらの説明に、参加された方々も釘付けでした。

 

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建築についての講義のあと、『プリミティブ・エンベロープ』という今回の体験入学で取り扱うテーマについての説明です。原始的な覆いというそのテーマは、建築がシェルターとしての人々を雨風や寒暖から守るといった機能を持つ以前に、一つの立体として構築物として成立することにあります。

 

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今回は、グループで竹ひごと発泡スチロールの球を使って、塔、ピラミッド、洞窟のような構築物を作る体験学習をしました。10人程度の3つのグループに分かれて、1時間ほどの製作を行います。

 

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セグメントとしての竹ひごと、ノードとしての球を組み合わせて、まずは平面で正三角形を作ります。そして正三角形を4つ立体的に組み立てた正四面体を作り、それぞれを互いに繋げていきます。

 

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初めて出会ったグループですが、どのような形をつくるか話し合いながら、一緒に試行錯誤を繰り返します。写真のグループはピラミッドに挑戦です。

 

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こちらのグループは中に入れる洞窟をコンセプトに正四面体をつなげていきます。

 

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手分けしながら、少しずつ丁寧に組み立てていきます。線と球だけで、立体の構造物が立ち上がっていきます。初めての建築として、建築の原型、プリミティブ・エンベロープに挑戦です。

 

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1つの点には、互いに60度ずつずれた線が何本も飛び出します。

 

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高い場所は脚立を使っての作業。上部に行けば行くほど線の数が少なくなり、繊細かつ大胆な構造となります。

 

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目標の形が出来上がってくると、モチベーションも上がります。

 

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壊れても、めげずに補修しながら、もう一度。

 

そして、ついに・・・完成しました!
整然と並べられたきれいなピラミッド、5メートル近くにも届く塔、合理的な形態を有機的に組み合わせた洞窟など、様々な構築物な出来上がりました。

 

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機能を持たない構築物、プリミティブ・エンベロープによって、一つの風景が出来ました。

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プリミティブ・エンベロープ、はじめての建築を完成させて、皆さん一息。
最後に、建築デザインコースのカリキュラムや学習方法などの詳細について説明がありました。

建築を学ぶことは、実務的な設計手法、図面や模型製作を習得することを超えて、新しい好奇心が生まれたり、今まで以上に視野が広がったりして、日常にありふれているものごとについてより深く考えるということに繋がるということ、つまり、今までとは違う世界が待っているという話で締めくくられました。

 

これを機に、建築への興味がより深まり、この大学で一緒に勉強する人がいると思うと今から楽しみです。

12月3日(日)京都、12月10日(日)東京にて、説明会を開催いたします。12月は「ミニ講義」で建築デザインコースの学びを体験していただけます。予約不要ですので、興味のある方は是非ご参加お待ちしています!

 

入学説明会&ミニ講義

「建築を考えるということ」

12月3日(日) 会場:京都瓜生山キャンパス

「CADと手描きの間のはなし」

12月10日(日) 東京:東京外苑キャンパス

 

詳細はこちら

 

冬の体験入学については12月に入りましたらWebサイトでお知らせいたします。

 

 

 

建築デザインコース | 学科・コース紹介

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2017年11月21日  日常風景

【和の伝統文化コース】秋のスクーリングに事寄せて鳥居前の名物菓子を考えてみる

 

 

いよいよ天高く馬肥ゆる秋、澄んだ空と紅葉の下でいただくお茶とお菓子は格別です。

 

今回はそんな行楽の愉しみでもある、茶屋の名物菓子などのお話を。

 

 

 

そもそも和菓子(洋菓子に対しての近代の語ですが)の発達には、供物、薬用、酒のつまみ、軽食などの系譜がありますが、15世紀の東寺南大門に茶売りが現れ、16世紀初頭の寺社前では、小腹を満たす串刺しの餅などが売られました。

 

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『富士見図屏風』部分(16世紀)

 

 

やがて江戸期には旅の流行とともに、寺社の門前や街道沿いにも旅人の疲れを癒す休息所として、腹持ちのよい団子や餅などを出す茶屋(茶店)が各地に現れます。

 

なかでも桑名から伊勢の参宮街道は「餅街道」と呼ばれるほど、今なお沢山の名物餅が伝わっています。

 

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俳諧論書の『毛吹草』(1645)や京都府の地誌『雍州府志』(1682~6)に、祇園社と北野社の茶屋の餅などが記されて、鳥居前の名物菓子は観光の楽しみともされました。

 

 

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『花洛名勝図会』(1864)

 

 

今に伝わるものでは、上賀茂神社のやきもち、下賀茂神社のみたらし団子、北野天満宮の粟餅と長五郎餅、今宮神社のあぶり餅、上御霊神社の唐板煎餅、城南宮のおせき餅、愛宕神社の志んこ(団子)、期間限定では八坂神社の稚児餅(「祇園ちご餅」は通年)などがあります。

 

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これらは変わらぬ懐かしい味が魅力ですが、むしろ今では、何時でも日本中で同質の味が買えるコンビニスウィーツや、一か所で各地の美味が揃うデパ地下グルメとは反対に、その場だけの素朴な「レア体験!」と、ブログやSNSへ画像UPがされています。

 

その土地で出会う非日常の体験が旅の醍醐味ならば、茶屋で頬張る名物菓子は、流通が発達した昨今、一層人気があるようです。

 

時代は近代に入ると交通の発達につれ、各地でお土産に好適な、もみじや動物などを型取った銘菓が登場し、京の鳥居前にもきつね煎餅や、はと餅などが生まれました。

 

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このはと餅は、洛北に位置する三宅八幡の境内と参道口(修学院駅川端)でいただけます。

 

 

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古来より鳩は八幡神の使いとされ、宇佐八幡宮の鳩笛や、石清水八幡宮の鳥居にかかる鳩の絵文字の扁額は、平安の三蹟、藤原行成が長徳年間(995~9)に書いたものを、寛永の三筆、松花堂昭乗が元和5年(1619)に書写したものと伝わり、鎌倉の鶴岡八幡にちなむ鳩サブレーもお土産の定番です。

 

 

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この愛らしく、もっちりと美味しいはと餅、実は本学から徒歩で程ない詩仙堂前でもゲットできるので、スクーリングの土産話にもなるでしょうか。

一方、八幡宮や鳩の関連では、本学東京校から国立競技場を挟んだ千駄ヶ谷に、円仁ゆかりの鳩森八幡神社が鎮座しています。

ここには江戸期に流行った富士塚があり、富士詣の疑似体験ができるとともに、持帰れる可愛い鳩みくじも密かな人気のスポットです。

 

スクーリングの折、紅葉の瓜生山や、外苑の銀杏並木のミニトリップで、参詣と奉納、名所や名物といった和の観光と旅文化を考察するのも、文化の秋にはふさわしいかもしれません。

 

 

さてと、こんなとりとめもないこの話も、そろそろわらじを脱いで一服とすることに致しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

入学説明会スタート!

 

事前予約は不要です。会場に直接お越しください。(途中入退場も可能です。)

 

【京都】

授業名 :香りの伝統文化

開催日 :12/3(日)12:00~

担当教員:宮﨑涼子

持ち物 :筆記用具、メモ

 

【東京】

授業名 :平安朝の響き

開催日 :12/10(日)12:00~

担当教員:森田都紀

持ち物 :筆記用具、メモ

 

詳しくはこちらから ↓

http://www.kyoto-art.ac.jp/t/briefing_dec/

 

説明会2016_和伝

2016年度の入学説明会の様子

 

 

 

 

 

季節感のある情報などお楽しみいただけるコースサイトはこちらから↓

 

和の伝統文化コース コースサイト

コースサイト11

 

 

 

学科コース紹介|和の伝統文化コース

 

 

 

 

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