マンガコース

外国からのジャパニメーション

はじめまして。
4月からマンガ学科副手になりました、齋藤です。

副手とは学生と先生の架け橋的存在で、
授業の準備をしたり、生徒のサポートをしたり、事務のお仕事をしたりなど
大学をはしりまわっています!

元気にがんばりたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします*^^*

さて、前回のブログでお知らせした特別講義が今日行われました。

フィンランドからヘルシンキ大学のエイヤ ニスカネン先生をお招きして、
「外国からのジャパニメーション」についてお話をして頂きました。

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日本が外国から影響を受けてつくられたアニメーション、
外国が日本に影響をうけてつくられたアニメーションを見せていただいて
先生と学生で「ここが日本に似ている!」「ここが○○の国に似ている!」
など作品について意見交換をしました。

とくにわたしが気になった作品は、フィンランドの若い女性アニメーターが
日本のアニメーションに強く影響を受けてつくったという
映画祭の告知用につくられたショートアニメーション「愛の山」です。

周りの景色や家はフィンランドのようなのに、
主人公の男の子はまるでガッチャマンのような画風で、
マジンガーZにでてきそうなロボットが出てきたり、背景が突然3Dになったり
いろんな要素がたくさん盛り込まれていて、すごく不思議な世界観なのに
なぜか何度も見たくなるアートアニメーションでした。

「外国の人から見た日本のアニメーションはこういうもの」というのが
一目でわかりやすい作品だな、と思いました。

 

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逆に、エイヤ先生はアルプスの少女ハイジを初めて見たときに
アニメーションにでてくる風景を見て、
「これはスイスのアニメだ!」と思ったそうです。

実際アルプスの少女ハイジの原作はスイスのお話らしく、
外国の方が本当にスイスのアニメーションだと勘違いしてしまうなんて
日本のアニメーションの描写力はすごいな、と思いました。

アニメーションでもマンガでも
外国だけでなく、いろんな作品を見て自分の作品に取り入れ生かしていくということは
作品の表現方法を広げる大切な要素なんだなと改めて思いました。

授業終了後も、学生たちは
先生に積極的に質問をしにいっていました!

 

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この授業を受けて、またひとつ成長した学生のマンガを読むのがたのしみです◎

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