こども芸術学科

「子どもの情景ー時を超えて」展鑑賞|造形表現IV 学外演習

今日は2年次生の造形表現IV(環境と表現)での学外演習で、大阪は豊中市にある原田しろあと館に学外演習に行って来ました。

 

日頃は、自分の部屋を作り替える課題や、クレヨンを手づくりするなどの課題に取り組んでいますが、僕と一緒に授業を担当していただいている森口ゆたか先生が、10月20日まで昭和初期の建築遺産「旧羽室家住宅(国登録有形文化財)」で展覧会を開催されています。

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この展覧会、

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とよなか創造界隈

美術家森口ゆたかが見つめた

子どもの情景

旧羽室家住宅アート・プロジェクト 時を超えて

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というちょっと長いタイトルです。

電車で現地に向かいます。

 

阪急電鉄の河原町で13:10に集合。皆揃っています。13:30の特急に乗ると伝えた後、人数分の切符を購入し、代議員の山下さん、三木さんに配ってもらいました。領収書発行に手間取って一足遅くホームに下りると..

人影はまばら…あれ?学生達がいない!? ??

 

一瞬、自分はキツネにつままれたのか、タイムスリップしてしまったのか、不思議な感覚でした。

実は学生たち、一つ前の特急に乗っていたのでした(笑)。

次の烏丸駅で無事に合流できたので一安心。遠足気分で向かいます。

 

下車した阪急宝塚線の曽根駅で記念撮影。

iPhoneを向けると、ご覧のようなステキな笑顔達。

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なんてノリのいい学年!

いいお天気の中、無事現地に到着しました。

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森口ゆたか先生は会場で待っていてくれました。

羽室家の邸内に残された調度類や、特に昭和9年前後の子どもたちが写った白黒写真や子どもの衣類から、森口先生は何かを感じ取られ、文化財である住宅という場でインスタレーションの手法をつかって表現されています。

中は撮影禁止ですので、外からだけ。

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こども芸術学科の学生達も、映像やインスタレーション作品の手法をとおして、場との関わり、子どもを巡る今と昔など、森口先生の温かい眼差しに触れて、きっと色んな気づきを得られたのではないでしょうか。冷蔵庫大のラジオや、個人の邸宅としては当時も今も珍しい、白黒写真の本格的な暗室もありましたよ。

 

ナショナル製のトースターや電気釜、アルミの弁当箱も展示されていて懐かしかったです。

学生達が来週提出するレポートが楽しみです。

 

この授業のサブタイトルである「環境と表現」を考えるのに相応しい展覧会となっています。

長谷川義史さんの絵本原画展も併催中です。

興味のある方はぜひ、足を運んで体感して下さい!

 

10月11日(土)ー20日(日)10:00-17:00

原田しろあと館(旧羽室家住宅・原田城跡)

豊中市曽根西町4-4-15

主催 豊中市 共催 豊中市教育委員会

協力 NPO法人とよなか・歴史と文化の会

 

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豊中から京都に戻ってきたら、鴨川の向こうに大きな虹!

 

(森本玄:教員/絵画)

 

 

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