こども芸術学科

卒業生リレーメッセージ 10:塩入友恵さん|学生紹介


アーティスト:塩入友恵さん(1期生)



記念すべき10人目のメッセージ。こども芸術学科の定員は毎年30人。これまでの卒業生は約60人。6人にひとりがメッセージを寄せてくれたことになります。今回のメッセージは、各地でライブペイントなどをして活躍している一期生の塩入さんです。

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こんにちは。こども芸術学科一期生の塩入友恵です。

リレーメッセージ_10_塩入友恵
私は、大学に入って1ヶ月でやめたくなりました。理由は、 “なにをしていいのかわからない” “思い描いてたのと違う” でした。自分でいうのはなんですが、高校生のときは、がんばりやさんでした。がんばれたのは 先生や友達の支えがあったからです。大学生活は、新しい環境にとまどい、何もかも悪いのは大学のせいにして、遅刻 欠席 不満タラタラ言って4年間の大学の生活を過ごしました。

だけど、大学生活では、かけがえのない出会いがたくさんありました。
私が大学3年生の秋です。私は京都市北区にある新大宮商店街で行われてる「そらたね祭」というお祭で友人にさそわれスタッフをすることになりました。そこのお祭りでは “やりたい” を表現するお祭で、学生が主なのですがいろんなアーティストが出演されていました。私は「お面作りワークショップ」のスタッフをしつつそのアーティストの方とお話する機会がたくさんあり、すごい刺激をうけました。その人たちは “やりたい” を表現して生活をしていてキラキラしていました。私の中でもそうなりたいと思い、私の生き方そのものが変わりました。楽しいことには全部首を突っ込み路上販売にでて似顔絵を描いたり、そうすると人脈はどんどん広がりやりたいことをしぼっていくことができました。

そして、私は大学を卒業してアルバイトをしながら絵を描き続けています。
大変です。本当にやりたいことで生きて行くって大変です。だけどとっても楽しいです。苦しい事も悔しい事も辛い事もたくさんあるけど楽しいです。

私がしたい事は「楽しいを伝え続ける事」、「私の作品でホッしてほしい」、「誰かの太陽でありたい」この3つです。そして、 “ずっと人と作品を作り続けて生きたい” と思っています。

卒業してからは個展を2回させていただきました.ライブペイント出演などもしたり子供たちに絵を教える「こどものアトリエ〜ふたば〜」という造形教室をおこなっていたりいろいろしています。そして、なんといろいろなご縁で、今春には新潟県にあるすみれ保育園の通園バスに絵を描かせていただける事になりました。写真は、以前保育園のこどもたちとワークショップを行ったときの写真です。

リレーメッセージ_10_塩入友恵


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(森本玄/絵画)

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