- 2014年5月30日
- ニュース
【染テキ】大漁旗を染める!!!
5月21日(水)
3年生大漁旗を染める授業!
本年度のプロダクト演習の1つは、明石の染め職人 黒川先生をお招きして大漁旗を制作しました。
期間は前期前半、4/9〜5/28
よし!はじめ!という事で初日。
大漁旗ってご存知でしょうか?
漁に出た漁船が大漁で帰港するとき、船の上で掲げる風習があります。
今でも明石では大漁だった時、旗を掲げて船が帰ってくるそう。
いやぁ〜。いいなぁ〜。そういう光景。
ひらひらなびく、大漁旗を是非、見てみたい。
大漁旗のデザインは縁起をかつぐモノが多く、
旗もと(旗を作っている工場)それぞれに違いがあるようで、
鯛、船、日の出、波のアイコンは同じでも、「うちはこの形の鯛」とかいう
こだわりがあるようです!
今回のテーマは「祝い」
自分をお祝いする旗を制作します。
おめでたい!モチーフを自分で調べ、構成していきます。
みんな、どんな思いで作ったのでしょうか?
下絵を布にうつし、糊を作ります。
線の太さは、この糊の堅さで決まります。
紙の筒の中にいれて、絞って線を描いていきます。
生クリームをケーキの上にデコレーションする感じなのかな?
と思ったのですが…。
そんな、甘くはなかった…。
まずは、プロのお手本。
よく見て覚える。
そして、チャレンジ。
やっぱり糊置きが難しくて、始めは綺麗な線が描けたと思っても、
時間がたつと、じわぁ〜と広がって来てしまったり…。
先生は、その日の湿度で糊の堅さを決めるんだそうです。
プロです。
色さしの日
糊置きがしっかりしていたらうまく行くけれど…
細すぎると色が入って来たりもするので、やっぱり全部がうまくいってないと、
どこかで、失敗してしまう。
うーん。修行が必要ですね。
グレーの色が特に難しいらしく、グレーはいろいろな色が混じった色なので、
色さしをした時に色が喧嘩したり、「我先に」と一色だけが入り込んで来たり。
色付け、時間との戦い。
明日は合評、頑張って完成させなきゃ!
さて、合評日当日。
出来上がった旗にアイロンをかけて、仕上げまで気を抜きません!
こちらは、布のつなぎ目をほどいている作業。
本当の布を切らないように慎重に。
出来上がった作品を壁にはって、合評の準備をします。
では、合評のはじまり。
自分が作った旗のコンセプト、デザインや色にどういう意味があるのか、
どんなところがうまく行って、どんなところに失敗してしまったのか、
それぞれ、発表していきます。
先生からも問いかけが来たり、それに答えたり。
それをこっそり、後ろから見る梅崎先生。
大漁旗が気になっているご様子です。
今回、仕上がった6枚の大漁旗。
NC棟前に是非ともひらめかせたいなぁ〜。
かっこいいです!