こども芸術学科

凹凸をつくる紙版画|1年次授業

今日も京都では夕方、にわか雨が降りました。

梅雨ですね、皆さんは降られなかったでしょうか?

僕は大きなキャンバスをトラックで荷下ろししようと思っているときに降られて散々でした。

さて、先日の1年次の授業では、紙版画演習を行いました。

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版画の原理は、版の構造によって大きく凸凹平孔の4つあります。そのなかでも、イモ版や紙版画、木版で小学生にも馴染みの深い凸版。版の出っ張ったところにインクを付けて紙を置き、バレンで擦ります。使用するバレンはディスクバレンという商品です。
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プラスチックで出来ているのですがこれがなかなか優れもので、細かなブツブツの出っ張りによって、しっかりと圧をかけて刷り取ることができます。○百円くらいの安物のバレンでは、竹の皮の中身はただの厚紙なので圧力が十分にかかりません。しかし、小学校の授業などでは結構使われています..

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これが幼稚園や保育所となったら、安物のバレンでは、力の弱い子どもにはしっかりとした刷り方は難しいでしょう。小さな子どもにこそ、ちゃんとした道具を持たせたいものです。それを支援する保育者にも。今年度は、ディスクバレンを新入生に一人1個買ってもらいました。
凹凸を意識して顔をモチーフに版を作り、インクをスポンジローラーで乗せ、ディスクバレンで刷りました。
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子どもの支援者としては、片付けまで含めて一つの仕事。手間がかかりますが、その手間になれることも大切です。子育てと同じです笑。
学生達も小学生の時にやったことを思い出したり、刷ってみて凹凸の意味が分かってやり直したくなったり、ワイワイと楽しんでおりました。
来週はそれぞれの力作を並べて合評会の予定です。
(森本玄:教員/絵画)
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6月8日、梅田グランフロント大阪10階でのさんぽう主催進学相談会で、
こども芸術学科を訪ねてくれた高校生の皆さん、ありがとうございました!
次はいよいよ6月22日(日)体験授業型オープンキャンパスですよ。
午前は「世界に一つだけのクレヨンを手づくりする」授業、
午後は「魔女の宅急便」原作者の角野栄子さんをゲストに展開する
「魔法のことば、魔法のアート」です。
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