- 2014年10月20日
- ニュース
【染テキ】遥々、地球の裏側コロンビアからモラ作家ミリアム•ロドリゲスさん来日!
10月19日(日)
この日は、地球の裏側にあるコロンビアからモラ作家のミリアム•ロドリゲスさんが本学へ来て下さいました。
▲仁尾先生はこの日司会をつとめられました。
少し緊張気味の先生。学生たちは微笑ましく見守っていました。
▲みなさん、モラってご存知ですか?
パナマ、コロンビアの国境にクナ族という民俗が住んでいます。
モラはそのクナ族の人が生み出したアップリケのような刺繍技法のことです。
もともとは、身体に入れ墨を入れていたのですが、
それが衣服となって受け継がれました。
▲ミリアムさん、スライドを使って、クナ族の独特の文化のことや、
モラの色や模様のことについて説明して下さいました。
もちろん、スペイン語で♪新鮮ですね。
▲皆さん、コロンビアの国へ行ったことはありますか?
コロンビアで有名なもの:
その1、コーヒー
その2、エメラルド
その3、カーネーション(日本に売っているほとんどのカーネーションってコロンビアから来てるんですって。)
知っていましたか???
すごく、トロピカルな国コロンビア、一度訪れたくなりました。
▲2回生完戸さん、ミリアムさんとお話しています。
▲モラは何枚もの布が重なっていて出来ています。
近くで見るとプロセスがよく理解できました。
▲真剣。
▲色も本当に美しいですよね。
後半はワークショップでモラ作りにチャレンジです!
▲ミリアムさんの作品
▲ミリアムさんは今、先住民族クナの作るモラよりも、
ファッションとかけわせた新しいモラを追求されています。
ファッションデザイナーとコラボして、靴を作ったり、水着にモラの刺繍を取り入れたりされています。
▲ということで、いよいよ教えてもらいましょう。
▲始めに、白と黒の布を重ね合わせ、チャコペンでデザインをうつし、
ちっちゃいはさみで切り込みを入れて、切り込みを入れたところを折り込んで、ちくちく、ちくちく縫っていきます。
▲亀井さん、田口さんに説明中。ふふ。
▲陳さん、針に糸が通らなくて苦戦中。ふふふ。
▲6つの島に分かれて、みんなモラを制作中。
それぞれ、違う島の違う民族なんだって(笑)
1番テーブルは、やけに多いの民族でした。
▲今日のワークショップは13時から16時までの、少しの時間だったので、全然仕上げることは出来なかったけれど、
これは宿題ということで、何ヶ月後にみんな出来上がるのかな〜?
思った以上に、この技術は細かくて、根気がすごく必要、だけど全然飽きないのはなぜだろう?
それが、モラマジックかもしれませんね。
▲10年後にはこんなモラが出来るようになっているかな?
ミリアムさんは今年60歳、4人のママで5人もお孫さんがいらっしゃいます。
60歳になっても、世界を飛び回り活躍するパワフルさにびっくり。
とても、素敵なスーパーウーマンでした。