- 2014年10月31日
- 日常風景
京博の常設で永徳を見る。
みなさん、こんにちは。
歴史遺産学科の事務担当Jです。
近頃風が強く、体感温度が徐々に低くなってきました。
そろそろ冬が近づいてきている様子ですね。
さて、今日は歴史遺産学科の文化遺産コース3回生授業
「歴史遺産学総合演習Ⅱ」で五島先生とゼミ生が学外演習に
行ってきた様子を五島先生がレポートしてくださいましたよー。
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3回生のゼミで、京都国立博物館へ行きました。
博物館では今「鳥獣人物戯画」の特別展覧会が開かれていて、30分待ちの行列でした。
が、わたしたちはそれを尻目に新しくできた平成知新館の常設展のほうへ、狩野永徳の
聚光院襖絵(国宝)を見に行きました。
永徳の絵は「洛中洛外図屏風」も「唐獅子図屏風」も「檜図」もあるけれど、
私はこれがやっぱり一番だと思う。
洒脱な水墨画で、生気にあふれていて、しかも雄大で。
というわけでこの絵を見たい(わたしが)、といって学生を連れてきたのです。
学生は、学生証を見せれば常設展はタダだし、特展と違って人も少ないし、しかもとびきりの作品だし。
京都に住んで、京都で学ぶっていうことは、こんなふうに1点1点を目当てに、お金もあんまり使わずに、
普段着の博物館・美術館、寺院・神社にいけるということです。
こんなのがオシャレっていうことを知ってほしくて、今回は京都国立博物館に行ったのでした。