情報デザイン学科

ラジオで授業!?

10月17日、31日の2回に渡り、服部滋樹先生の授業で

アーティストの毛原大樹さんをお迎えしました。

 

毛原さんは微弱な電波を利用して、

ラジオやテレビを放送することによって

生まれる様々な関係性や、そのハプニングのような

出来事そのものを作品としているアーティストです。

2回の特別講義では、ラジオの歴史や仕組み等に

ふれながらこれまでの毛原さんの活動や、現在興味のあること

などをお話して頂きました。

毛原さんはこれまでにも様々な場所でラジオを

放送されていますが、なんとこの日は教室で実際にファミコンを送信機にして

ラジオ放送を行って頂きました!

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使う道具はどれも身近にあるようなものばかり。

ファミコンのコントローラーにはマイクがついていて、

そこで話した音声が、周波を合わせるとラジオのスピーカーから聞こえてきます!

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デジタル全盛時代で育った学生達の中には、

そもそもラジオをほとんど聞いたことのない学生も多く、

毛原さんが電波を操作してラジオを放送する様子に

まるで魔法使いでも現れたかのような歓声が起こりました。

 

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以下は2回生の中川希乃さんの感想です。

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現代の私たちはあまりラジオを聴かないので、

とても貴重なお話を聞けたような感じがしました。

皆が一つの電波を受け取ってラジオを楽しんでいる所を

想像すると何だか面白いし不思議だなと思いました。

ファミコンでラジオが聴けるなんて初めて知りました。

ファミコンの新たな可能性を感じました。

私も今度ラジオを聴いてみようかなと思います。

ノイズ音が少し心地よく感じました。

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微弱な電波を使用していることでラジオが聞こえる地域は

限られますが、それゆえ特定の人たちに直接メッセージを伝える

ことができます。

 

限られた地域の人にだけ届くラジオというメディアが

生み出すコミュニケーションが、これからのローカルコミュニケーション

にとってとても可能性のある領域であると

感じずにはいられないような講義でした。

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こちらは毛原さんが取り組まれている「最後のテレビ」という

プロジェクトです。テレビのアナログ放送が終了した後の新しい

テレビの使い方を発信しています。テレビはただ見るだけではもったいない!

 

「最後のテレビ」

https://sites.google.com/site/saigonotelevision/

 

 

スタッフ:フジカワ

 

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