- 2014年11月26日
- ニュース
生活の中のデザインについて考える!展示会を行いました!
以前、合宿に行った
情報デザイン学科 2年生のMAPの授業では、
中山先生クラス、井口先生クラスの2クラスに分かれて
展示会が行われました!
この授業では、
行動や生活を分析し、デザインにするという取り組みの真っ最中ですが、
一体どのような展示だったのでしょうか?
情報デザインコース 2年生の藤岡さん、水迫くんが
それぞれのクラスの展示について紹介してくれました!
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▼中山先生クラス 「中山くん家」
デザインするとき、人がどんな動きをして、どんなことを考えるかを理解する必要があります。
例えば、ドアノブの使い方は誰もが分かる事。それを利用して何か新しいことはできるか。
ドアノブのついている位置が変わると、人々は何を考えるだろう。
日常に隠れた『行動・動作』をうまく使えば、なにか新しいことができるかもしれない。
今回の合評は、これ(シグニファイアといいます)がテーマでした。
まずはシグニファイアを理解しないといけないだろう、ということで、
私たちのクラスは『中山くん家』というタイトルの作品を制作しました。
(担当の先生が中山先生なので)
一見ある部屋の中ですが、この中に、私たちが仕組んだシグニファイアが隠れています。
日常の中に溶け込んでいるシグニファイアを探し、認識してもらうというのが狙いです。
キャプション(作品の説明)も3つ隠されています。
シグニファイアは、視覚だけでなく、嗅覚や聴覚でも発生します。
今回は、コーヒーメーカーを使ってコーヒーの香りを漂わせ、
コーヒーを飲みたくなるように導いたり。
蛍の光を流して、展示がもうすぐ終わりますよと合図したり。
『○○させたい』を、どうすればそれに導けるか、それを考えることがデザインでは大切です。
普段からこの事を頭に入れておくだけで、見る物が変わってきます!
情報デザインコース 2年 藤岡沙羅
▼井口先生クラス 「線点円展」「○○したい紙コップ展」
私たちのクラスでは、2種類の展示を行いました。
「線点円展」と「◯◯させたい紙コップ展」です。
前者では、線と点と円という簡単な記号によって、
人はどう誘導させられるかという“実験”を発表しました。
例えばエレベーターの前に線を引いたら、それに沿って人が並ぶようになった、といった具合です。
対して後者は、実際に人に特定の行動を誘発させる紙コップの“開発”をしました。
“実験”と“開発”それぞれの視点からテーマを見つめたことによって、
より深くシグ二ファイアに対する研究をすることができました。
情報デザインコース 2年 水迫涼汰
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次のMAPでは、ロングライフデザインについて考えます!
ロングライフデザインとは?と考えてしまいますが、
今回の考え方を生かして、
どのようなものが出来上がるのか楽しみですね!
スタッフ:ハシジ