- 2014年12月25日
- 日常風景
【授業紹介】半径◯km圏内の問題を解決する
3年生の授業で「大学の半径◯km圏内の問題を解決する」
という課題の発表が行われました。
これは情報デザイン学科の服部滋樹先生の授業で、
一年間をかけて3km、30km、300km圏内と徐々に範囲を広げていき
それぞれの地域が抱える問題を見つけ、デザインの力で解決する、
というものです。
先日の授業では大学から半径300km圏内の問題について
グループで調査し、その解決法をそれぞれの視点で発表しました。
「OPEN GARAGE」
このグループは外国人留学生がメンバーに
いることもあり、他国から日本にやってきた人たちが
抱える食生活の問題をテーマに、日本各地に多くある
空きガレージを活用し他国の料理を発表したり、
日本ではあまり見ない食材を販売するというイベントを
開催しました。
イベントのシンボルにもなる台車を制作し、
それに食材を載せて実際にガレージで食事を振る舞ったそうです。
その記録本には外国料理のレシピもおいしそうな写真とともに
掲載されていて、イベントの楽しそうな様子がよく伝わってきます。
「とっとこうち」
高知県民は幸福度が低い!幸せにしてあげよう!
という何とも大胆な着眼点でこちらのグループは解決法を探り、
なんとゲームのアプリを企画しました。
以下、メンバーの 中井亜耶さんが企画について
コメントしてくれました。
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私たちのグループは「高知県が幸せそうじゃない件」について
調査を行い、遠くにいても高知県を支えられるものを企画することに
至りました。そしてツールとして、ゲームアプリ「とっとこうち」
の企画を考えました。ゲームは農業ゲームで高知県特産の野菜を植える
他に山や海で木を植えたり、魚を釣ることができます。
高知県の農産業の人たちと日記などでコミュニケーションを
とることができるのが特徴でもあります。
※「とっと」は土佐弁で「もっと」の意味があります。
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全国の幸福度ランキング、県民平均所得、農産物の出荷量、
などを調査し、そこから見えてくる高知県の問題をゲームアプリ
で解決しようとしました。
その着眼点はさることながら、実際の企画プレゼンも非常にクオリティー
が高く、服部先生も「これは実際に高知県にプレゼンにいこう!」と
企画の可能性をとても期待されていました。
その他のグループの作品もどれも本当に
良く出来ていて、この一年間徐々に地域を広げながら
問題を解決するという成果が良く現れていました。
みなさんこの一年間よくがんばりました!
来年もこの調子でがんばりましょう!
副手/フジカワ