こども芸術学科

こ学の「かんてん」召し上がれ!|ギャルリ・オーブでBzemi自主作品展

こども芸術学科は芸大で保育士資格、幼稚園教員免許の取得を目指しながら、4年間かけてしっかり制作もするという全国でも珍しい学科です。
昨日は、こ学4年次Bzemi学生の自主企画展搬入でした。
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遡ること、昨年の9月には、大瓜生山祭での学生作品展で3つのゼミの3年次全員が出品したという経験がありました。ゼミに戻ってからの振り返りでは、またやりたいね、という声がほぼ全員からあり、そんなときに丁度学内のギャルリ・オーブに学生による自主企画展の申込が出来るようになりました。
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よし、やってみよう!ということで、大物作家の作品も展示されることがあるギャルリ・オーブの展示空間に、4年次Bzemi学生たちが挑みました。コツコツと制作を続けた学生さん、直前まで悩んでやっとかたちになった学生さん、それぞれですが、いよいよ展示する時がやってきました。
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一番苦労したのは誰の作品をどこに配置するか。
12時過ぎには一端決まりかけ、アドバイスを求められたので、授業の合間に5分だけ立ち会いましたが、ひっそりとして大人しい印象でどうもしっくりきません。
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ぼくから皆に伝えたことは、
まず、細長い空間の奥にある正面の壁にはある程度ボリュームがあった方がいいこと。
次に、それぞれが感じていることを必ず伝えること。ちょっとでもこうしたらいいかな、ということがあったら全員で意見を出して、実際にやってみること。
そして、結果を比較してしっかり議論すること。
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遠慮した時点でつまらない妥協の空間になってしまうよ、と伝えて授業に戻りました。
そして、15時にまた展示会場に戻ってみると..
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いい感じに全員の作品が配置されていました!!
12時に見た空間とは全く異なって、それぞれの作品がよく見えます。
同じ作品で構成されているのに、会場の印象が違うのは不思議です。
それぞれの感性を信じて、しっかり意見交換してコミュニケーションできたことが会場から伝わってきました。さすが、Bzemi4年次生たちです。
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ライティングをすると、作品が引き立ちます。
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展示が終わったのは20時過ぎ。
皆で記念撮影しました。
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展覧会名の「かんてん」は、あんみつのなかに入っている、プルプルと半透明で透き通ったおいしい寒天を想像しますが、それぞれの「観点」という意味合いを込めたそうです。
ドローイング、油彩画、アクリル画、パステル画、ペン画、銅版画、木のレリーフ壁画、フェルト人形など、様々な素材・技法でつくった作品で構成されています。
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卒業制作へと至る過程で、その芽生えが感じられるそれぞれの作品を、ぜひご覧ください。
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「かんてん」
-こども芸術学科 Bゼミ 4回生展覧会-
会期:5月20日(水)ー29日(金)
時間:11:00 〜 18:00(会期中無休)
場所:瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
(「Showing 授業・ゼミ・プロジェクト成果展」の一つ)
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こども芸術学科に興味を持ってくれた高校生・受験生の皆さん、
来月は一日体験入学があります!
6月14日(日)一日体験入学A
7月12日(日)一日体験入学B
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詳しくは大学HPに5/22にも公開される予定ですが、
6月にはこ学に新しく村山修二郎先生を迎えての新企画を考えていますよ。
予約制となりますので、気になる人はこまめにチェックして下さい。
お楽しみに!
(森本玄:教員)
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