情報デザイン学科

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2015年6月22日  ニュース

【一日体験入学】情報デザインコースの作品紹介!

今回は、6月14日におこなわれた「一日体験入学」の特別編をお届けします。
 
情報デザインコースの課題テーマは「伝える伝わるデザイン」。
参加者の〝地元〟をシンプルな絵記号で伝える「御当地ピクトグラム」をつくってみる、という課題です。
 
80分の授業でしたが、思わず目がとまり、「どの都道府県?」「どんな町なんだろう?」と楽しみながら想像してしまう、素敵なピクトグラムが出そろいました。
制作時間が30分程度しかなかったこともあり、今回の出来映えには私たち教員もおどろきました。
 
参加者全員の制作をアップしました(すべてマーカーによる手描きです)。
 「御当地」がどこかわかるでしょうか?
プリント
|参加者の声|
・意外と地元のことを知らないことに気づいた。
・参加者同士のディスカッションで、自分が良いと思っていたものと違う案が好評だった。
・同じ地元、同じモチーフを選んでもさまざまな視点や表現があった。
・要素を削っていくことがコワかった。(本当にこれで伝わるか不安だった)etc.
 
「知らないことに気づいた」こと、「もっと時間をかけたい」「つづけてみたい」という思いを自ら確かめられたなら、それが学びの始まりです。
授業を通じて「調べる→考える→つくる→伝える」というデザインのプロセスを体験できただろうと思います。制作だけでなく、参加者の表情や様子からも、それぞれにさまざまな発見があったのではないかと感じられ、わたしたちもともに心弾む時間を過ごすことができました。

 

 

 

一日体験授業[特別編]

ここからは一日体験授業の続編、グラフィックデザイン講座です。
今回制作されたピクトグラムはどの案にも世の中に十分通用する可能性がありました。
では、さらに、どうすれば「伝える伝わるデザイン」として、社会に浸透するような完成形に近づけられるでしょうか。
力作ぞろいの中から「京都府宇治市」のピクトグラム(ユカコさんの制作)をピックアップして考えてみます。
「宇治といえば抹茶が有名なので、抹茶をたてているイメージのピクトグラムにしました」
と話されていたように、わたしたちが一般的に持っているイメージをストレートに伝えようとしていました。
最初に描かれた案は、なんと茶碗から抹茶のしぶきが飛び散っているような〝動き〟を感じさせるアイデアでしたが、その後、考え方や視覚的要素を見直し、情報を整理して、描きあげられたピクトグラムが下記「1」の左です。
 
 
1. 手描きの絵をもとにおおまかにトレースしてみます。

UJI00_01

 

2. 抹茶茶碗のかたちなど、細部にこだわってみます。

UJI02

 
3.  ピクトグラムは情報伝達の手段として用いられる文字や記号の類です。
そのため、あらゆる表示方法を想定し、ブラッシュアップしていく必要があります。
マルで囲んでみたり、配色を変えてみたり…まだまだ茶せんも検討の余地がありますし、ユカコさんがイメージしていた「茶を点(た)てる」という感じも少し欲しいです。

 

UJI03

 

いかがでしたか?

伝えたいことを伝えるために、余分なものを削り、視認性を高めていく。
すこしづつ整理されていく過程が確認できたでしょうか?
一方、削り過ぎてしまっても、伝えるべきことが伝わらない、ということが起きてしまいますね
 
入学後は、このようにつくっては確認し改良し、またつくる。
このデザインのプロセスを、時間をかけてくり返すことで、どんな状況においても対応できる基礎能力を、さまざまな授業を通じて養っていきます。

 

 

 

一日体験授業[特別編 Part 2]
一日体験授業の続編、グラフィックデザイン講座 Part2 です。
「宇治の抹茶」のピクトグラムを例に、デザインのプロセスをお伝えしました。
今度は、伝える情報の大切さを考えてみましょう。

 


「奈良県」のピクトグラム(シノさん制作)
 DAIBUTSU
奈良県で有名な大仏をモチーフにした、とても美しいピクトグラムでしたので、そのままトレースしてみました。
ところが何か違う???
よくみると大仏の手のかたち(印相)が違います。
また、顔や肩のラインも、奈良の大仏はもっと貫禄がありますね。
※ 印相:とても興味深いので是非調べてみてください。 手の形、組み合わせでさまざまなことを伝えています。
情報デザイン学科では、「観察」「リサーチ」をとても大切にしています。
イメージを形づくる際にとても重要になりますし、情報を発信することの責任にもつながりますね。
今回の体験授業では、「観察」「リサーチ」の時間をとることが出来ませんでしたが、身近なもののはずなのに、見えていないこと、知らないことが多い、という意見が出てきました。
「観察」「リサーチ」の大切さに気付いてもらえたのではないでしょうか。
入学後の授業では、できる限り現場・現物を見に足をはこぶ、行動することを重要視しています。スケッチをしたり、さわったり、資料をみたり、直接話を伺ったりしてみると、ネットから得られる情報の何倍もの情報や、気付きが得られます。

 


「淡路島」のピクトグラム(サエさん制作)
 TAMANEGI
「たいていの人が淡路島といえば玉ねぎとこたえてくれるし、自分も淡路島の玉ねぎが日本一だと思っているので、中身の白を生かしたデザインにしました。」と話されていました。淡路島の玉ねぎに、そして淡路島に対する愛も感じました。
玉ねぎを描くことは多くの人が試みると思いますが、玉ねぎの白さ美味しさを描こうとしたことが、「淡路島の玉ねぎ」を伝えることの成功につながったのではないでしょうか?
もう少し整理する必要はありますが、玉ねぎの根があるのも魅力的です。
この剥いた玉ねぎの皮玉ねぎの根そして伝えたいという思い は、「淡路島の玉ねぎ」を伝えるために削ってはいけない要素ですね。

 


「大阪府堺市」のピクトグラム(レイカさん制作)
 TAKOYAKI
大阪で「たこ焼き」をモチーフに選んでくれた人は多く、どれも魅力的でしたが
レイカさんのたこ焼きには、船皿に大きく書いた「¥100」が「安っ!!!!!」と目を引きました。
さすがにたこ焼き1個1個に爪楊枝はついてないやろ!? と突っ込みながら(私も大阪出身なので)、そのままトレースしました。
5個で100円たこ焼きを表現することで、たこ焼きが日常に浸透している様子や、庶民的な感じを受け、地元の魅力が伝わってきました。また、船皿が全体をまとめる役割を果たしていますね。

 

いかがでしたか?

伝えたいことを伝えるために、どんな情報を、どのように伝えるのか
その重要性が確認できたでしょうか?
入学後は、リサーチをしてはディスカッションをし、何が重要なのか、何を伝えるべきなのかを客観的に確認していく。
このデザインのプロセスを、時間をかけてくり返すことで、どんな状況においても対応できる基礎能力を、さまざまな授業を通じて養っていきます。
 
 
 
一日体験入学に参加してくれたみなさん
夏のコミュニケーション入学や入学後
ともに学ぶ日がくることを楽しみにしています!
 
一日体験入学 情報デザインコース授業担当者
中田泉

※ イラストレーションコースの作品はこちら→

※ 一日体験入学の授業風景はこちら→

 

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7月12日は一日体験入学の日!

情報デザインコース・イラストレーションコースの普段の授業の

雰囲気が体験できるこの機会に、是非参加してみよう!

詳しくは京都造形芸術大学 ホームページで。

 

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