- 2015年8月27日
- 日常風景
「読む・書く・考える」江南先生の百讀
8月24日から5日間、江南亜美子先生の夏期集中講義、
「百讀Ⅵ」が開講されています。
「書く」ためには「読む」ことが必要不可欠です。(もちろん逆も)
「百讀」の授業では「書く」ために本を読み、「読む」ために読んだ本の要約文を書きます。
江南先生の百讀の授業ではこの「読む」ことと、
「書く」ことが一体どういうことなのか深く掘り下げ、
読む技術と書く技術の双方を更に高めることを目指します。
昨日は樋口一葉の『たけくらべ』を題材に授業をしてくださいました。
私たちが現在読んだり、書いたりしている現代日本語以前の
日本語小説『たけくらべ』を現代語訳してみよう、という内容です。
まず『たけくらべ』ができる前後の文学の時代背景や
『たけくらべ』の物語背景を江南先生が解説してくださいました。
次に翻訳者の違う現代語訳された『たけくらべ』を読み比べて
更に『たけくらべ』の読みを深めます。
そして、最後に『たけくらべ』の現代語訳に挑戦です。
なかなか簡単にできるものではありませんし
難しいようではありましたが(笑)。
授業前よりも『たけくらべ』がどういった作品であり、
登場人物の心情や、言葉の意味など深めることができた様です。
江南先生の講義も残り二日間。
受講者のみんなには「読む」「書く」ということが
どういうことなのかしっかり考え、活かしてほしいと思います。
(スタッフ・鈴木真美)