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2015年12月2日  授業風景

【歴史遺産コース】京都「歴史遺産Ⅱ-4 日本の歴史遺産」スクーリング

京都も初冬を迎えて、北山時雨の日も多くなりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。今回は歴史遺産コースの醍醐味であるスクーリングのご紹介です。

 

さる10月23日から25日まで2泊3日の日程で、比叡山延暦寺を訪れました。ご存知のように、京都には世界文化遺産として登録されている「古都京都の文化財」を構成する17の資産があり、比叡山はそのうちのひとつにあたります。

延暦寺が開かれたのは延暦7(788)年のこと。伝教大師最澄(766~822)が薬師如来を本尊とする一乗止観院(いちじょうしかんいん・現在の総本堂である根本中堂)を創建したことに始まります。

標高848mの大比叡と呼ばれる山を核として、その一帯を境内とする寺院であり、「三塔十六谷」と呼ばれる、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)などの区域に数多くの堂塔が現存しています。

 

 

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写真は「東塔」の大講堂へ向かう道。薄紅葉が美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回のスクーリングでは、「大講堂」で行われた「金剛界曼陀羅供(こんごうかいまんだらく)」の「聲明(しょうみょう)」を拝聴させて頂きました。

つぎの写真は「西塔」の「にない堂」。「常行三昧(じょうぎょうざんまい)」と呼ばれる九十日間不眠不休の修行がまさに満行間近の時期で、耳をそばだてるとお籠りの修行僧の読経の声が堂外にも漏れ聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして「横川」の根本如法塔。かつて慈覚大師円仁がこの地で法華経を法に従って書写したのが、「如法写経」の始まりとされます。その経典を埋納した遺跡に立つのが根本如法塔です。じつはこの「如法写経」にならった写経を延暦寺のご協力を得て今回のスクーリングで行いました。そのご紹介はのちほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次の写真は「横川」の「恵心堂」です。延暦寺中興の祖、元三大師良源(がんさんだいしりょうげん)に師事した恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)は、浄土信仰の発展に大きな影響を与えた『往生要集』をこの地で著わしたといわれています。横川の空気に、静謐な修行の地の在りし日を偲びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、これが学生のみなさんが分担して書き上げた「如法写経」です!精魂こめて、丁寧に写経されていました。みなで合力して法華経一巻を書写し、これを繋いで巻物に仕立てると壮観です。これは法華総持院東塔に納めていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この比叡山でのスクーリングでは、延暦寺が伝えてきた建造物や仏像といった「もの」の側面はもちろん、日本音楽の源といわれる「聲明」や「千日回峰行」をはじめとする様々な修行のあり方など、これまで延暦寺が守ってきた「こころ」の側面についても、現地でのフィールドワークや修行を経験した僧侶の方々のお話を通して体験的に学びます。
ここでは書ききれない比叡山ならではのオプションのイベントもいろいろあります!

日本の宗教文化の母山と言われ、世界遺産となっている比叡山延暦寺について、その多面的な姿や文化遺産の継承について、あらためて深く考えるきっかけになったようで、スクーリング後のレポートも力作ぞろいでした。
 
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