- 2016年5月18日
- 日常風景
5/17 創作の時間「緑画-植物で絵を描く-」1日目
今年度最初の創作の時間の先生はこども芸術学科の村山修二郎先生です。
今回は村山先生がご自身の作品でも行っている「緑画」に親子で取り組みました。
こども芸大を出発し芝生広場に着くと、村山先生が子どもたちを待ってくれていました。
「今日は葉っぱで絵を描いてみましょう」と言うと、
村山先生は八手の葉っぱを丸めて画用紙に向かいました。
描きだしてみると、きれいな緑色がしっかりと画用紙についていました。
さっそく子どもたちもまわりにある植物を使って描き出します。
「あっ!お花でも絵が描けたよ」
ツツジやハルジオンの花びらは花がそのまま絵の具になったような優しくきれいな色が出ました。
「こっちの柔らかいのは描けるけど、固い葉っぱは描けへんわぁ」
葉っぱの種類や硬さで色が違ったり、色の出ないものがあることも
描きながら子どもたちは発見していきます。
どの絵からも、新緑の瑞々しい今の季節の気配が感じられました。
きっと植物そのもので描いているからそう感じるのでしょうね。
お昼ごはんのあとは大きな1枚の紙にみんなで絵を描きました。
描き始めると、ほわっと植物のいい香りが教室内に広がりました。
年長の女の子二人は、隣同士で女の子の絵を描いていました。
さぁ、完成したらみんなの描いた絵を観てみよう。
描画に使用した植物は最後に全て瓜生山の土に還しました。
生きている命を少し分けていただき、感謝して絵を描くということも村山先生が大切にしていることです。
いつも瓜生山の中で遊んでいる子どもたちが、「植物で絵を描く」という新たな自然との関わり方と出会えた創作の時間でした。
(村井)