- 2016年5月24日
- 日常風景
5月23日(月) 創作の時間「緑画~植物で絵を描く~」2日目
朝日が木々の間から差し込み、ウッドデッキに木漏れ日模様ができます。
瓜生山の朝の新鮮で美味しい空気を胸にいっぱい吸い込むと、
木漏れ日模様を縫いながら補助輪が無い自転車を走らせる年中さんたち。
「先生、見て見て!」と言うと、大きくくるりと木の周りを一周して、
もう一度、私を見て『どうだ!すごいだろう』とばかりに満面の笑みを見せてくれました。
自信を積み重ねたその笑顔は、日に日に輝いていきます。
そして、そのすぐそばで、三輪車をしたり、どろんこでままごとを楽しむ年少さんや下の子ちゃんたち。
年齢ごとの子どもたちのそれぞれの成長の様子をお母さんたちとゆっくり見守れる環境がここにあります。
さて、本日は、
村山修二郎先生による創作の時間2日目です。
縦割りグループで瓜生山を探索しながら描いた一人ひとりの絵と、みんなで描いた巨大緑画を展示して会場をつくりました。
瓜生山の木漏れ日が差し込む会場で、村山先生が美しい緑画を描いてくれました。
そしていよいよ合評です。
縦割りグループ毎に行いました。
まずは、前回描いた緑画をしまっていた袋の香りを嗅いでみました。子どもたちは自分の感じた香りを発表します。
りんご・もも・すいか・新聞紙 様々な香りがでてきました。
次は、袋から取り出した絵を一人づつ発表します。何を描いたか。どの色が好きかなど。
そして、どこで描いたかをチームで発表しました。
そして、最後に、村山先生のお話を聞きました。
緑画は時間と共に色が変化するそうです。
秋のお山、紅葉と同じように。
緑色は徐々に赤に茶色へと変化していくそうです。
今回は、一週間の活動だったため、緑画に大きな色の変化は見られませんでしたが、
ゆっくりその変化をそれぞれに感じ楽しんでいけたらと願います。
緑画では植物の命をいただきます。今回使用した植物も感謝の気持ちをこめ、子どもたちと一緒に土に還しました。
植物で絵を描くという活動を通し、こども芸術大学の親子はまた一つ自然との接し方を知ったのではないでしょうか。
(千葉宏美)