- 2013年1月28日
- 日常風景
木村直巳先生特別講義
1月26日に、マンガ学科客員教授の木村直巳先生を迎えて
1回生の視覚言語論・マンガ概論合同合評が行われました。
前半は、学生が完成した原稿をプロジェクターに映して
作品のあらすじ、見どころ、こだわったところなどを話し、
志賀先生、木村先生の批評をお聞きしました。
1回生は、この1年でマンガの基礎を学び
着々と作品を描きあげられる力がついてきました。
皆の出来上がった作品を読んで
やっぱり描いた本人にどことなく雰囲気が似ていて
面白いなあと思いました。
きっとこれが“個性”になって行くのだと思うと
今後の作品の変化がとても楽しみです。
後半は、木村先生のマンガ家人生についてお話をお聞きしました。
木村先生は15歳でデビューされて
35年間、マンガ一筋の人生を送らてきたそうです。
マンガを描くことは、とても大変なことだけど
35年間続けられてきたのは、
死にそうになりながらも、描き上げたときの
幸せ!達成感!!、、、
やっぱりこれがあるからやめられない!!
そうおっしゃっていました。
そして、今マンガ界が変わってきているそうです。
それは、ネットの普及など情報化社会になったため
必ずしも出版社からマンガを出すだけが、マンガを発表する方法ではなくなってきているということ。
それから、雑誌やコミックの売れ行きも、今までの流れと違う現象が起こっており
出版社も変わってきているそうです。
「今後どんどん、マンガを発表する方法、マンガ家が生きていく方法も
変わってくると思います。様々な可能性が生まれてくると思います。
だから、君たちには『新しいマンガ界』をつくってほしい!」
そう、木村先生は熱く語っておられました。
わたしも、そんな熱いマンガ家が
この京都造形大のマンガ学科から出てくれることを願っています!