情報デザイン学科

【3・4年生】グラフィック表現(シルクスクリーン)

 

今回は選択科目である、【グラフィック表現】の授業の様子をご紹介したいと思います。

 

担当の先生は 佐藤博一先生 と 岸雪絵先生 です。

 

今回の課題は受講生それぞれがシルクスクリーンを使った作品の制作を行い、

シルクスクリーンの技法や表現を学びます。

 

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シルクスクリーンとは

版画技法のひとつで、木や金属などの枠に絹などの織り目の細かいスクリーンを張り、

それを通して版の下に置いた素材にインクを直接刷る技法です。

簡単に言えば、スクリーンに穴を作り、その穴にだけインクが通ることで、印刷が出来あがります。印刷の仕組みを理解しやすい技法で、紙のほか、布やガラスなど色々な素材に刷ることができます。

 

 

Tシャツなどはこのシルクスクリーンを使って作られているものが多いんですよ。

一度版を作れば何度でも色を変えて同じ絵柄を印刷をすることができます。

 

 

 

グラフィック表現の制作場所となるのはこちら印刷工房。(版画専門の工房です。)

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工房

 

様々な版画専門の機械やインクが設置されていて、版画独特の匂いがします♩

この場所にいるだけで構想が広がりそうな素敵な空間です。

 

印刷工房のライセンスを取得すれば、授業時間以外でも工房で制作を行うことが出来ます。

 

 

 

 

 

そしてここからは制作風景です。

 

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デザインの下描きをしているところですね。

シルクスクリーンのデザインは手描きの絵を版にすることも、

写真など印刷物を版にすることも可能です。

 

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デザインが決まれば、次は版作りです。

感光剤と感光機という特殊な液体と機械を使って版を作ります。

(感光は真っ暗な部屋で行うため、残念ながら写真が撮れずお見せ出来ません。。)

 

 

 

版が完成したら、いよいよ今度は刷る作業に入ります。

 

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均一に色をのせることは、簡単そうでとても難しいそうです。

 

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一度刷って、はい完成!ではありません。

コピー機とは違い、色の乗り方や版同士の重なり合いなど版画では1枚1枚仕上がりが違います。

 

皆さん自分のイメージに合ったものが出来るまで、納得がいく1枚が刷りあがるまで、何度も刷り直します。

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こちらは合評の様子です。

紙だけではなく、鞄やTシャツなど色々な形態の作品が出揃いました。

 

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今回はシルクスクリーンを使った課題でしたが、

グラフィック表現では今後も写真やデジタルプリントなどグラフィック表現のための実験制作を重ねて、授業の最後は大学をとび出て展覧会を行う予定です!わくわくしますね!!

皆さん、1年を通してたくさんの技法を学び、自分の表現に生かしていって下さいね。

 

 

スタッフ 勝

 

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